おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2014年版ものづくり白書の 172ージ「図133–17 M&Aで得られた経営資源・得られなかった経営資源」をみましたが、今日は172ージ「図133–19 自社業界に対する問題意識」をみます。
下図により、過去3年間に事業再編の実績がある企業とない企業について、自社業界の事業環境に対する問題意識を比較すると、「過当競争に陥っている」及び「過剰設備に陥っている」という問題意識について、実績がある企業とない企業の間にはほとんど差が無く、問題意識自体が必ずしも事業再編を大きく誘引するものではないことが分かります。
次に自社事業についての認識をみると、M&Aの実績がある企業のほうが全般的に自社事業に対して問題意識を抱いている傾向が強いことが分かります。
これについて白書は、自社事業の課題解決手法の一つとして、事業再編に取り組んでいる可能性がある。
また、ここでの事業再編実績は必ずしも海外企業に対する M&A であるとは限らないが、特に海外における販売・生産・サービス拠点や人材、製品ラインナップなど海外関連の事業拡大が必要だと認識されている、とあります。
M&Aと問題意識は深く結びついていると思いましたが、そう単純でもないということですね。
では、M&Aを実施する前と後ではどのような課題があるのでしょうか?明日、みていきます!
昨日は2014年版ものづくり白書の 172ージ「図133–17 M&Aで得られた経営資源・得られなかった経営資源」をみましたが、今日は172ージ「図133–19 自社業界に対する問題意識」をみます。
下図により、過去3年間に事業再編の実績がある企業とない企業について、自社業界の事業環境に対する問題意識を比較すると、「過当競争に陥っている」及び「過剰設備に陥っている」という問題意識について、実績がある企業とない企業の間にはほとんど差が無く、問題意識自体が必ずしも事業再編を大きく誘引するものではないことが分かります。
次に自社事業についての認識をみると、M&Aの実績がある企業のほうが全般的に自社事業に対して問題意識を抱いている傾向が強いことが分かります。
これについて白書は、自社事業の課題解決手法の一つとして、事業再編に取り組んでいる可能性がある。
また、ここでの事業再編実績は必ずしも海外企業に対する M&A であるとは限らないが、特に海外における販売・生産・サービス拠点や人材、製品ラインナップなど海外関連の事業拡大が必要だと認識されている、とあります。
M&Aと問題意識は深く結びついていると思いましたが、そう単純でもないということですね。
では、M&Aを実施する前と後ではどのような課題があるのでしょうか?明日、みていきます!