中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

「誰に」、「何を」、「どのように」に立ち返る!

2015年08月07日 05時06分39秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)175ページ「業種別に見た自社に価格決定力がない理由」をみましたが、今日は176ページ「販路開拓に向けた支援として期待するもの」をみます。

下図から中小企業・小規模事業者が販路の開拓に向けた支援として期待する項目をみると、「市場に関する情報提供」が最も多く、次いで「取引先候補の紹介」、「補助金・助成金等」となっていることが分かります。

この結果について白書は、40%超の中小企業・小規模事業者が市場把握のための情報を望んでいることが分かることから、市場の把握を行う意思はあるものの、自社だけでは市場の情報収集や市場の分析ができない状況にあるとしています。

また白書は、市場の把握を行うためには、まずは再度自社の商品・サービスのコンセプトに立ち返り、「誰に」、「何を」、「どのように」販売するのか、明確にしていくことが重要である、としています。

この「誰に」を明確にするためには、市場のニーズを把握する必要があり、市場のニーズが無ければいくら商品やサービスを提供しても売れることはない。

こうした市場のニーズに関する情報も含め、販路開拓の支援を(独)中小企業基盤整備機構が「販路開拓コーディネート事業」や「J-GoodTech(ジェグテック)を開設している、とあります。

経営戦略の中核はこの「誰に」、「何を」、「どのように」をそれぞれ具体的に検討していくことですが、このような支援事業を活用することで中小企業・小規模事業者が市場に関する情報の収集能力を高めることができ、市場のニーズを満たす商品・サービスを提供し販路開拓を推進していくことが可能になると考えられますね!


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