おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の244ページ「コラム2-4-4 BCPに基づく投資」をみましたが、今日は250ページ「第 2-4-28 図 中長期事業計画策定有無別に見た BCP の検証・訓練・見直しの状況」をみます。
下図から策定したBCPの検証、訓練、見直しの実践の状況を3年以上の中長期事業計画の策定の有無別に比較して見ると、全体では4割強が「事業継続計画の内容を定期的に再検討している」、「従業員教育や訓練を定期的に行っている」と回答している一方で、3割弱の企業が「特に検証等は行っていない」と回答していることが分かります。
また、中長期事業計画の策定の有無別に見ていくと、「中長期事業計画あり」の企業の方が、「中長期事業計画なし」の企業よりも取組をしている企業の割合が高く、計画的な経営を行っている企業の方が、BCMを積極的に実行している様子がうかがえます。
この結果について白書は、緊急時における事業の継続、復旧は従業員の協力なしにはできないため、策定したBCPの内容を従業員に共有した上で平常時に訓練を実施し、継続的に改善をしていくことが重要である、とあります。
定期的に見直している企業がここまで多いというのは非常に驚きですが、であると、経営資源の乏しい中小企業には維持していくのは難しいように感じてしまいますね。
昨日は中小企業白書(2016年版)の244ページ「コラム2-4-4 BCPに基づく投資」をみましたが、今日は250ページ「第 2-4-28 図 中長期事業計画策定有無別に見た BCP の検証・訓練・見直しの状況」をみます。
下図から策定したBCPの検証、訓練、見直しの実践の状況を3年以上の中長期事業計画の策定の有無別に比較して見ると、全体では4割強が「事業継続計画の内容を定期的に再検討している」、「従業員教育や訓練を定期的に行っている」と回答している一方で、3割弱の企業が「特に検証等は行っていない」と回答していることが分かります。
また、中長期事業計画の策定の有無別に見ていくと、「中長期事業計画あり」の企業の方が、「中長期事業計画なし」の企業よりも取組をしている企業の割合が高く、計画的な経営を行っている企業の方が、BCMを積極的に実行している様子がうかがえます。
この結果について白書は、緊急時における事業の継続、復旧は従業員の協力なしにはできないため、策定したBCPの内容を従業員に共有した上で平常時に訓練を実施し、継続的に改善をしていくことが重要である、とあります。
定期的に見直している企業がここまで多いというのは非常に驚きですが、であると、経営資源の乏しい中小企業には維持していくのは難しいように感じてしまいますね。