おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の282ページ「第 2-5-10 図 サイトギャップ等の推移」をみましたが、今日は285ページ「第 2-5-11 図 規模別に見た貸借対照表の推移」をみます。
下図について白書は、中小企業は、1993年から2005年にかけては25.4兆円減少(▲4.5%)し、2005年から2014年にかけては38.3兆円増加(+7.1%)している、とあります。
いろいろと説明があるのですが、白書が言いたいことは、大企業は必要運転資金が増加に転じているが、中小企業は必要運転資金が緩やかに減少し、足下でも伸び悩みが見られる、ということです。
白書は、まとめとして、大企業は、海外を中心とした関係会社への投資を積極的に進め、その投資金額が直接金融での調達額や内部留保増加分以上の金額であったため、金融機関からの借入れを増加させた。
これに対して中小企業は、資産規模を維持する中で、内部留保の範囲内で設備投資を実施し、大きく借入れは伸びなかったということです。
一言で言えば、大企業の貸借対照表は大きくなり、中小企業のそれは以前のままということです。そういう雰囲気が中小企業には蔓延していることも納得できますね!
昨日は中小企業白書(2016年版)の282ページ「第 2-5-10 図 サイトギャップ等の推移」をみましたが、今日は285ページ「第 2-5-11 図 規模別に見た貸借対照表の推移」をみます。
下図について白書は、中小企業は、1993年から2005年にかけては25.4兆円減少(▲4.5%)し、2005年から2014年にかけては38.3兆円増加(+7.1%)している、とあります。
いろいろと説明があるのですが、白書が言いたいことは、大企業は必要運転資金が増加に転じているが、中小企業は必要運転資金が緩やかに減少し、足下でも伸び悩みが見られる、ということです。
白書は、まとめとして、大企業は、海外を中心とした関係会社への投資を積極的に進め、その投資金額が直接金融での調達額や内部留保増加分以上の金額であったため、金融機関からの借入れを増加させた。
これに対して中小企業は、資産規模を維持する中で、内部留保の範囲内で設備投資を実施し、大きく借入れは伸びなかったということです。
一言で言えば、大企業の貸借対照表は大きくなり、中小企業のそれは以前のままということです。そういう雰囲気が中小企業には蔓延していることも納得できますね!