中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

毎年一定数の起業家が一貫して誕生している!

2018年02月26日 04時46分58秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」94ページ「雇用関係によらない働き方について」をみましたが、今日は97ページ「第 2-1-1 図 起業の担い手の推移」をみます。

下図から我が国の起業を担っている起業希望者数、起業準備者数、起業家数の経年推移を見ると、起業希望者数、起業準備者数は1997年以降減少傾向にあり、その結果起業家数も2002年38.3万人、2007年34.6万人、2012年30.6万人と徐々にではあるが減少していることが分かります。

白書は、他方で、起業準備者数と起業家数の減少ペースについては、起業希望者数の減少ペースに比べて緩やかであり、起業希望者に対する起業家の割合については、1997年から2012年にかけて、13.1%、18.6%、19.9%、20.2%と増加しており、その結果、起業希望者数が大きく減少している一方で、毎年一定数の起業家が一貫して誕生していることが分かる。

また、兼業・副業として起業を検討している起業希望者、起業準備者(以下、それぞれ「兼業・副業としての起業希望者」、「兼業・副業としての起業準備者」という。)及び、兼業・副業として起業した起業家(以下、「兼業・副業としての起業家」という。)について見てみると、全体の起業希望者、起業準備者に占める、兼業・副業としての起業希望者、起業準備者の割合は2002年以降それぞれ増加傾向にある(起業希望者全体に占める兼業・副業としての起業希望者の割合は、2002 年:31.7%、2007 年:41.6%、2012 年:44.7%となっている。また、起業準備者全体に占める兼業・副業としての起業準備者の割合は2002 年:30.8%、2007 年:38.0%、2012 年:43.8%となっている)。

他方で、全体の起業家に占める兼業・副業としての起業家の割合も、2002年以降増加傾向にある(2002年:2.9%、2007年:4.0%、2012年:4.2%)が、起業希望者や起業準備者に比べ、割合が低いことからも、兼業・副業としての起業が新しい働き方の一つとして注目されてきているものの、実際に起業に至ることは少ないことが分かる、とあります。

毎年一定数の起業家が一貫して誕生している、ということに、都市部にいる方は納得できると思いますが、少子高齢化の町村部に行くと、創業者に出会えることはまずありません。そういう中で、白書は起業・創業をどのように考えているのか、読み進んでいきます!!

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