中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

M&Aを実施した後の課題には何がある??

2015年04月15日 05時26分49秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 173ージ「図133–21  M&A の実施前の課題」をみましたが、今日は173ージ「図133–22 M&A の実施後の課題」をみます。

下図により、M&A 実施後の段階における課題をみると、企業風土や従業員、人事体系、システム等の統合・融和に関する項目の多くが課題として認識されている一方、経営陣の融和はその回答比率が低いことが分かります。

これについて白書は、設備や人員の過剰・重複に関する項目の回答比率は、統合・融和に関する項目に比べて低くなっており、M&A 後の課題として相対的に負担が重いとは見なされていないことがうかがえる、とあります。

では、M&A に伴う従業員処遇はどうなっているのでしょうか?明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aの課題は二の足にあった!?

2015年04月14日 05時07分30秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 172ージ「図133–19 自社業界に対する問題意識」をみましたが、今日は173ージ「図133–21  M&A の実施前の課題」をみます。

下図により、M&A を実施する前の段階での課題や阻害要因を実績及び関心の有無に応じてみると、経営陣や既存株主、取引銀行、取引先(納入先、顧客)などステークホルダーの説得を課題とする割合は低く、また実績や関心の有無による差はほとんど無いことが分かります。

また、いずれもこれらステークホルダーに対する説得を課題と考える割合は約2割程度に留まっており、M&A を実施する上でステークホルダーの説得が制約となると考えている企業は多くはない。

一方、課題として認識されている割合が高いのは、「経営トップによる意思決定や経営判断」「M&A にかかるビジョンや戦略の策定」「M&A を推進するための人材・組織体制の不足」「M&A に必要な資金工面」といったハード面・ソフト面全般に係る項目であることが分かります。

これについて白書は、これら項目は実績の有無によって課題と認識している回答割合に約2割程度の差があり、実績が無い企業のほうが課題であるとの認識割合が高いことから、M&A に関心があっても実施に二の足を踏ませる一因となっているものと考えられる、としています。

では、M&Aの実施後の課題には何があるのでしょうか?明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aと問題意識の関係は??

2015年04月13日 05時12分29秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 172ージ「図133–17  M&Aで得られた経営資源・得られなかった経営資源」をみましたが、今日は172ージ「図133–19 自社業界に対する問題意識」をみます。

下図により、過去3年間に事業再編の実績がある企業とない企業について、自社業界の事業環境に対する問題意識を比較すると、「過当競争に陥っている」及び「過剰設備に陥っている」という問題意識について、実績がある企業とない企業の間にはほとんど差が無く、問題意識自体が必ずしも事業再編を大きく誘引するものではないことが分かります。

次に自社事業についての認識をみると、M&Aの実績がある企業のほうが全般的に自社事業に対して問題意識を抱いている傾向が強いことが分かります。

これについて白書は、自社事業の課題解決手法の一つとして、事業再編に取り組んでいる可能性がある。
また、ここでの事業再編実績は必ずしも海外企業に対する M&A であるとは限らないが、特に海外における販売・生産・サービス拠点や人材、製品ラインナップなど海外関連の事業拡大が必要だと認識されている、とあります。

M&Aと問題意識は深く結びついていると思いましたが、そう単純でもないということですね。
では、M&Aを実施する前と後ではどのような課題があるのでしょうか?明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

事業再編、過当競争、過剰設備・・・

2015年04月12日 05時53分57秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 172ージ「図133–17  M&Aで得られた経営資源・得られなかった経営資源」をみましたが、今日は172ージ「図133–17  M&Aで得られた経営資源・得られなかった経営資源」をみます。

下図により、事業再編を実施する自社業界の事業環境認識をみると、自社が属する業界が「過当競争に陥っている」及び「過剰設備に陥っている」という認識である企業の方が、業界再編が必要であるとの考えが強いことが分かります。

次に、過去3年間に事業再編の実績がある企業とない企業について、自社業界の事業環境に対する問題意識を比較すると、「過当競争に陥っている」及び「過剰設備に陥っている」という問題意識について、実績がある企業とない企業の間にはほとんど差が無く、問題意識自体が必ずしも事業再編を大きく誘引するものではないことがうかがえます。

事業再編は過当競争、過剰設備を整理するだけでなく、人員にも手を加えることになると考えると、このような結果となるのはやむを得ないことなのでしょうか。

これを踏まえ、自社事業に対する問題意識を明日みていきたいと思います!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aでも得られないコトとは??

2015年04月11日 06時15分28秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 172ージ「図133–16  M&Aの主たる目的」をみましたが、今日は172ージ「図133–17  M&Aで得られた経営資源・得られなかった経営資源」をみます。

下図によりM&Aで得られた経営資源及び得られなかった経営資源をみると、「設備等の有形固定資産」や「販売網」といったハード面や、ソフト面でも「技術・ノウハウ」は得られたとの回答比率が高かったが、「ブランド力や知名度」「組織改変力」は得られなかったという回答比率が高かったことが分かります。

私は「ブランド力や知名度」を短期間で得ることができるのがM&Aだと思っていましたが、この認識は間違っていたようですね。

では、事業再編を実施する企業は、自社が属する業界及び自社の事業に対してどのような認識を抱いているのでしょうか。明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aを実施する目的は??

2015年04月10日 05時24分44秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 171ージ「図133–14 M&A に関する実績の有無及び関心の有無」をみましたが、今日は172ージ「図133–16  M&Aの主たる目的」をみます。

下図によりM&Aの実績がある企業におけるM&Aの目的をみると、「同一・類似事業の規模拡大」が61.4%と最も多く、その他にも「事業の取り込み」を目的としたM&Aの回答比率が多いことが分かります。

一方、「事業の切り離し」を目的とした回答比率は相対的に低く、これについて白書は、企業はM&Aにあたっては、同一事業であろうが異なる事業であろうが、事業の取り込みをその主たる目的としており、不採算事業や非中核事業であっても事業の切り離しに対する意識は乏しいことがうかがえる、としています。

では、M&Aでどのような経営資源を得たのでしょうか?明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aに関心がない中小企業、その理由は?

2015年04月09日 05時01分01秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 169ージ「図133–8 我が国におけるM&A実績の推移」をみましたが、今日は171ージ「図133–14 M&A に関する実績の有無及び関心の有無」をみます。

下図によりM&Aの実績の有無(過去3年間)をみると、大企業では「実績がある」との回答比率が 38.5%を占める一方、中小企業では 7.6%に留まっていることが分かります。

次に、M&Aの実績が無い理由をみると、「実績がない」企業の内、実績はなくとも関心がある企業の比率が高いのは大企業であり、中小企業では関心自体が無いことがわかります。

M&Aの実績が無い理由としては、「関心はあるが、実績がない」企業では、「M&Aの相手先となる魅力的な企業が見つからない」との回答比率が高く、特に大企業では73.0%に達しています。

一方、「実績がなく、関心もない」という企業では回答が分散しており、「M&Aの相手先となる魅力的な企業が見つからない」との回答の他、ノウハウや資金など経営資源の欠如が挙げられています。

中小企業は「自社単独で競争に勝てる」との回答比率が31.2%に上っているところが興味深いところですが、では、そもそもM&Aの目的はどのようなことでしょうか?明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aを行う経営者、受け入れる経営者

2015年04月08日 05時46分38秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 165ージ「図133–6  IT サービス(システムの設計・構築・運用)の支出状況」をみましたが、今日は169ージ「図133–8 我が国におけるM&A実績の推移」をみます。

下図により我が国「製造業」における M&A 実績の推移を見ると、90年代後半以降年々件数が増加してきたが、2008年のリーマンショックに伴い減少したものの、足下では再び増加基調に転じている。

また、金額ベースの実績では、大型案件の影響を受けるため振れが大きくなっており、直近の2013年では8.3兆円と前年から約3割減少していることが分かります。

これについて白書は、我が国の製造業は、国内需要の減少や新興国の経済発展、国際競争の激化、技術革新といった事業環境の大きな変化に直面している。

従来、我が国の企業は経営資源を抱え込む傾向があり、また人材育成や研究開発、生産などの面で「自前主義」を重んじる考えが強いとされてきた。

しかしながら、急激な事業環境の変化に迅速かつ柔軟に対応するためには、外部の経営資源を活用して、人材や技術、製品、ブランド、更には事業ポートフォリオに至るまで機動的に組み替えることが求められている。

外部経営資源の活用方法の一つが事業再編である、とあります。

上図から確認できるように、M&Aの形態別の件数では「買収」が中心となっています。

恥ずかしながら、私はM&Aの経験がないので、どのような流れで「買収」まで、たどり着くことができるのか分かりませんが、自前主義から脱却し外部資源を活用しようとする経営者、そして「買収」を受け入れる経営者、両経営者の意思決定を非常に尊敬しますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ツギハギだらけのITの原因は??

2015年04月07日 05時25分57秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 165ージ「図133–5 IT関連技術の動向に対する理解」をみましたが、今日は165ージ「図133–6  IT サービス(システムの設計・構築・運用)の支出状況」をみます。

下左図をみると、米国企業は自社に多数のITエンジニアを抱えるが、日本企業は少数かつ分社化して切り離したり、アウトソーシングするケースも多く、外部に依存していることが分かります。

これについて白書は、IT投資のアウトソーシングは、多くがSIer(エス・アイアー、システムインテグレーターの通称)に依存するため、過度な手作り志向となり、古いシステムが残存したり、外部との連携性が低いシステム構成となり、結果的にITの戦略活用の阻害要因になっているとの指摘もある、とあります。

ツギハギだらけのITで業務が非効率となっている例は私にも経験があります。そもそもITはアウトソーシングすることが効率的であるという考えは米国から来たと思っていましたが、現状は異なるということですね。上右図の現状を踏まえても考え直さなくてはいけませんね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

日本はIT関連技術に対する理解度が低い!?

2015年04月06日 05時00分22秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 164ページ「図133–3 ITがこれまでもたらした効果の日米比較」をみましたが、今日は165ージ「図133–5 IT関連技術の動向に対する理解」をみます。

下図「聞いた事がない/あまりよく知らない」の割合は、IT関連技術の動向に対して「聞いた事がない/あまりよく知らない」と回答した割合を示したものです。

これをみると、「プライベートクラウド」「パブリッククラウド」については日米で理解度に大きな差があることが分かります。

NTTコミュニケーションのHPをみると、「パブリッククラウド」とは、クラウドプロバイダーなどが提供するクラウドコンピューティング環境を利用して提供されるサービスであるのに対して、「プライベートクラウド」とは、企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、企業内の部門やグループ会社などに対してサービスを提供する形態のことです。

白書は、この状況について、IT関連技術の動向に対する理解も米国と比較すると大きく劣後しているとありますが、日常的に利用しているサービスであることから、実質的な理解度の違いこの図ほど大きくないように感じます。

とはいえ、問題なのは理解度ではなく活用度であり、こういう先進的なサービスを貪欲に取り入れる姿勢が求められている、ということなのでしょうね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

守りの投資から攻めの投資への脱却を図れ!

2015年04月05日 05時54分30秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 163ページ「図133–1 IT投資に関する捉え方」をみましたが、今日は164ページ「図133–3 ITがこれまでもたらした効果の日米比較」をみます。

下図からITがこれまでもたらした効果の日米比較をみると、米国は「製品/サービス提供の迅速化/効率化」や「社外情報提供効率化/提供量増大」という攻めの投資が多い反面、日本は「社内業務効率化/労働時間減少」や「社内情報共有の容易化」という守りの投資が多いことが分かります。

白書はこの状況について、我が国ものづくり企業が更なる発展を目指す上で、「今ある業務の効率化」など「守りのIT投資」一辺倒から脱却し、市場環境変化への迅速な対応、新規顧客の獲得、新規製品の開発など「攻めのIT投資」へ転換することが求められる、としています。

この背景として、白書は日本はIT関連技術の動向に対する理解不足があるとしていますが、これはどのようなことなのでしょうか。明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

IT投資の目的に問題がある?!

2015年04月04日 05時00分00秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 159ページ「図132–6 高度人材の確保」をみましたが、今日は163ページ「図133–1 IT投資に関する捉え方」をみます。

白書は、グローバル競争が激化する中で、我が国の経済社会全体における経営資源の有効活用を通じ、我が国産業における生産性の向上を高めることが必要である。

グローバル環境の変化に機動的に取り組むことを促す上では、バリューチェーンの変化の可視化、限られた経営資源の機動的な組換えを可能とするインフラの整備が必須。

ITは企業の経営資源を効率化するだけでなく最大化するものでもある、としています。

これを踏まえ、下図により、IT投資に関する捉え方をみると、我が国ものづくり企業の中でも、IT投資を単なる設備投資ではなく、将来の自社の成長に資する戦略的投資と捉えているものの、その目的はコスト削減や効率化が中心となっていることが分かります。


この状況について白書は、付加価値の高い製品提供などに活用するなどの意識は相対的に低い状況にあることが分かる、とあります。

では、ITがもたらす効果には日米でどのような違いがあるのでしょうか?明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

企画・提案できる人材が不足している?!

2015年04月03日 05時00分00秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 158ページ「図132–4 M&Aを行う際の課題」をみましたが、今日は159ページ「図132–6 高度人材の確保」をみます。

下図をみると、多くの企業において、付加価値の高いビジネスモデルの考案や製造から販売まで一貫して企画・提案できる人材が不足している実態が読み取れます。

この状況について白書は、企業戦略の多様化・グローバル化(M&A、海外展開等)が進展していく中で、高度な経営判断や管理能力を有したマネジメント人材が求められている、とあります。

特に中小企業の経営者が求めるのがマネジメント人材ですので、この白書の方向性については賛成です。

しかしながら、こういう高い能力を持つ人材とどのようにしたら出会えるのか、そして、どのように雇用すれば互いに成長していけるのか、経営者には人心掌握能力を有しない経営は前に進まないのでしょうね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

M&Aは資金より人材!

2015年04月02日 05時00分00秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 158ページ「図132–3 企業における人材育成の実態調査」をみましたが、今日は158ページ「図132–4 M&Aを行う際の課題」をみます。

M&Aを行う際の課題をみると、「M&Aを推進するための人材・組織体制の不足」など資金面より人材や戦略策定面を課題とする声が強いことが分かります。

続けて、海外進出する際の課題をみると、「海外で活躍できる人材の拡充」が多いことが分かります。

この状況について白書は、拠点などのハード面よりも人材面を課題とする声が強い、とあります。

まず経営者がM&Aの方向性を明確に打ち出すことにより必要な人材と資金が確保できるのであり、人材面や資金の確保が最初ではないということですが、では、この人材面の確保における状況はどうなっているのでしょうか。明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

管理職に魅力を感じない?!

2015年04月01日 05時00分00秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書の 158ページ「図132–2 若手人材の育成が困難な理由」をみましたが、今日は158ページ「図132–3 企業における人材育成の実態調査」をみます。

白書は、事業環境の変化に対応した人材像として3類型を挙げており、その三つ目が「企業価値向上につなげていくマネジメント人材(高
度人材)」です。

下図から人材育成の課題をみると、「管理職層のマネジメント能力の向上」や「将来の管理職を担う中堅社員のレベルアップ」など、中堅社員のレベルアップをあげる企業が多いことが分かります。

この結果は、管理職そのものに魅力を感じていないことが背景にあるように感じますが、白書は企業価値向上につなげていくには企業戦略の多様化・グローバル化が必要であるとしています。

しかし、そこにも課題があるようです。明日、みていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆