報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

老後の夢!?

2013-01-05 20:18:53 | 日記
 ポテンヒット氏からコメントを頂戴した。氏は競馬もそうだが、競輪にも造詣が深そうである。因みに大宮競輪場への無料シャトルバスが運行されるのは無論、競輪が開催される時であるが、大宮駅東口、旧中山道とのスクランブル交差点を越えた所にあるバス停からである。因みにその隣のバス停からは、寿能先回りの導寿循環が発車する。顕正会本部会館への最寄バス停、大宮公園入口へ最も早く着ける路線である。恐らくシャトルバスは系統番号こそ違えど、この寿能先回りの路線を利用して運行されているものと思われる。バス会社は国際興業。乗車時にいちいち競輪の客かどうか確認はしないので、興味のある方はどうぞ。ただ、あいにくと客層についての保証は致しかねるので、悪しからず。

 先日見た顕正会の夢は、明らかに夢と分かるものだったが、昨日見たものは違った。ヤケに現実味のあるものだった。タイトルを付けるとするならば、『50年後の自分』だろうか。その通り、半世紀経って、82歳になった私は、相変わらずPCでネットに興じているようだ。今生での勧誡は無いかもと言っていたが、夢の中での未来の自分はそうではないらしく、部屋で仏壇を前にして朝の勤行を終えるところから始まる。どのタイミングで勧誡し、仏壇まで導入して信心を再開したか不明だ。しかも、床の上に“新・日本童貞連合”なる団体からのお知らせが同封された封筒が置かれている所をみると、非婚のまま生きてきたらしい。全国童貞連合なる団体は実在しているので、それの後釜の団体だろうか。勤行を終えると、どうやら私はマンション(orアパート)の1階に住んでいるらしい。同世代の老婆がやってきた。老婆とはお茶飲み友達らしく、未来の私はお茶を入れながら、「この前、登山してきた時に売店で買ってきたお土産」の饅頭を出していた。箱にしっかり大石寺と書いてあるのだから、分かりやすいお土産だ。そして年寄りの話らしく、昔話に華を咲かせている。やれ、ネット・サーファーになって早50年、ヲタク歴は【お察しください】みたいな話をするし(老人になっても、まーだヲタクやってんのか、オレ)、老婆もまたずっと未婚で来たらしく、若い頃は彼氏の1人もおらず、やはりジャニオタなんかやってきたという。どうも今の2ちゃんねらーから、やれスイーツ(笑)とか揶揄される女性だったらしい。いつの間にか部屋のテレビは点いていて、NHKのアナウンサーの下のテロップで、
「生涯未婚率80%越え、まもなく90%へ」とか、
「出生率0.05を下回る」
 とか報道していた。これを見た私は、
「0.05って、俺の裸眼視力より下じゃん」
 などと言って笑っていた。
「日本の人口が、ついに5000万人以下になるそうだよ」
 と、饅頭をつまみながら老婆は言う。歳取ってずっと1人でいると、失うものが無いから気楽なのかねぇ、私なんか、
「そろそろ日蓮大聖人御在世くらいの人口になったかな?そうなってくると、広宣流布もいよいよ近いだろうな。やっと大聖人による人口調整も終わりになってきたみたいだ」
 などと嘯く始末。
「新興宗教禁止法ができたのって、10年前だよね?」
「おう。今度の国会でイスラム教とキリスト教も禁教にされるみたいだから、それこそ正に広宣流布の幕開けだな。それじゃ……」
 ……というところで、目が覚めた。新興宗教禁止法、いい法律だ。となると、憲法の『信教の自由』が廃止になったか、改正されたかのどっちかだな。

 長生きできないと思っていた私だったが、少なくとも正夢だったら、80歳過ぎても尚、元気のようだ。法華経には長寿の術を授けるとあるそうで、正にそれだろう。問題は、人生のどのタイミングで勧誡したかだな。結婚はしていないようだから、それを気にというわけではないようだ。お茶飲み友達も、私の勤行が終わってすぐ訪問してきたところを見ると、信心しているわけではないようだ。これから半世紀、何かでっかいこともあっただろうから、その時か。何だかんだ言って普通のアパートで1人暮らしをして、ネットもできる環境にあり、ちゃんと友達もいることから、意外と勝ち組なのかもと思った夢だった。半世紀後、これが理想の老後なのかもしれない。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする