報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“私立探偵 愛原学” 登場人物紹介

2020-01-26 19:41:15 | 私立探偵 愛原学シリーズ
 愛原学(あいはら・まなぶ):

 主人公。アラフォー。基本的に物語は彼の一人称で進む。
 出だしの自己紹介の通り、東京都内で小さな探偵事務所を経営している。
 当初は東京都北区王子に事務所兼住居を構えていたが、愛原が長期入院中に謎のテロ組織により爆破され、墨田区菊川に引っ越す。
 何故に探偵業を始めたのかは謎。
 当初は1人でやっていたが、とある殺人事件現場で殺人犯の濡れ衣を着せられそうになっていた高橋正義を助け出し、真犯人を暴いたことで、それに感銘した高橋に弟子入りを強く希望されてしまう。
 最初は断っていた愛原だが、高橋より部屋代(キャッシュで1千万円)を渡され、承諾してしまう。
 それ以来、高橋を弟子兼助手として仕事に付き合わせることとなる。
 某県霧生市にて大規模なバイオハザードに遭遇。
 郊外山中にある寺院、大山寺にて高野芽衣子と出会う。
 ゾンビやクリーチャーの攻撃を交わして進む中、バイオハザードの首謀者であるアンブレラコーポレーション・ジャパン(通称、日本アンブレラ製薬)の開発センターにてリサ・トレヴァーと遭遇。
 結果的に高橋、高野、リサと4人で町を脱出する。
 その後、高橋や高野と3人で事務所を切り盛りしていたが、世界探偵協会が主催した豪華クルーズ客船のツアーに参加した際に、再びバイオハザードに遭遇。
 その際、頭を強く打ったことで記憶障害に陥る。
 長期入院している間、夢遊病者のようになり、病院を抜け出して行方不明となる。
 江東区豊洲の寿司屋で腐っていた所、高橋に見つけてもらい、新事務所に連れ戻される。
 その後、リサと再会し、今では高橋やリサと同居している。
 未だに豪華客船内でのバイオハザード事件に関する記憶は戻っていない。
 高橋からは師匠の枠を超えて、とても慕われている。
 また、リサからも親代わりの枠を超えて、とても慕われている。
 何度もバイオハザードを潜り抜けているせいか、銃の扱いには慣れてしまった。

 高橋正義(たかはし・まさよし):

 年齢は20代前半。愛原より長身で且つイケメン。但し、自称ゲイで愛原のことを探偵の師匠としてだけでなく、性的な意味で慕っていると自認している。
 10代の頃は荒れた生活をしており、少年鑑別所は元より、少年院や少年刑務所での服役歴がある。
 ただカリスマ性はあるのか、今でも半グレ達に一目置かれている。
 その為、ケンカはとても強く、ゲーム画面では武器選択画面に『拳』があるほど。
 家族構成は不明で、実家がどこにあるのかも不明。
 但し、本籍地が新潟県であることだけは分かった(越後湯沢に愛原と向かった際、作中には出てこないがバレている)。
 ただ、金には困っていないばかりか、むしろ余っているようで、愛原に住み込み弟子を申し出た際、部屋代と称して1000万円を現金で渡している。
 愛原が常にスーツで行動しているのに対し、高橋はラフな格好をしている。
 これは探偵協会事務所や、クライアントの所へ向かう際にも変わらない。
 試しに一度スーツを着てみたが、まるでホストクラブのホストのようになってしまった。
 髪は短く切っているが金色に染め、両耳にピアスをしている。
 イメージ的には“バイオハザード6”のジェイク・ミューラー(ウェスカー)のようである。
 銃を使う時はハンドガンを両手に構えて打つ、いわゆる二丁撃ちを得意とする。
 愛原を「先生」と慕い、高野芽衣子を「アネゴ」と呼ぶ。
 愛原達が車で行動する際、運転役を務めるが、よく免停を食らう。
 リサからは「お兄ちゃん」と呼ばれている。
 ギャンブルは愛原より得意で、パチンコは愛原よりも勝つ。

 高野芽衣子(たかの・めいこ):

 年齢20代後半の女性。黒髪を肩の所で切っている。
 霧生市にあった地元新聞社で記者をしていたが、バイオハザードに巻き込まれ、その真相を突き止めようとして大山寺に単独取材を行ったところ、ゾンビ達に追われ、大恩坊の女子トイレに追い詰められたところで愛原と高橋に助け出される。
 それ以来、共に行動し、共に町を脱出している。
 それだけに終わらず、愛原の事務所に入所し、事務員を務めている。
 事務員なので、基本的には事務所の外に出て探偵の仕事はしない。
 銃はライフルなどの狙撃銃が得意。
 政府エージェントの善場からは、国際諜報組織のスパイと疑われている(“バイオハザード”シリーズに登場するエイダ・ウォンがこの組織に所属し、高野は彼女によく似ているらしい)。
 荒くれ者の高橋を軽くいなし、彼からは「アネゴ」と呼ばれている。
 リサからは「お姉ちゃん」と呼ばれ、慕われている。
 実際、『女の子の体の悩み』については彼女がほぼ専門的に受けている。
 愛原の事務所では事務員の為か電話が掛かってくると、彼女が真っ先に受ける。
 いい加減、ボスの「私だ」には辟易しているようで、よくボケた受け答えをしている。

 リサ・トレヴァー:

 アメリカのオリジナル版についてはウィキペディアを、そんな彼女の風体についてはピクシブ百科事典辺りを参照して頂きたい。
 日本アンブレラがアメリカのオリジナル版を元に再開発したBOW。
 BOWとは『Bio Organic Weapon』の略で、要は生物兵器のことである。
 アメリカのオリジナル版と同様、人間の少女に様々なウィルスを投与して造り上げたBOW。
 もちろん非人道的且つ違法である。
 日本では何人もの少女が浚われ(その殆どを北朝鮮のせいにしている。日本政府がいつまでも解決しないのを良いことに)、愛原家で面倒看られているリサもその1人。
 アメリカではやっと2017年に実用化されたコンセプト、『少女ならテロ対象地域に送り込んでも、誰も疑わない』というものを日本では早くから着目していたことによる。
 日本にいたリサ達は殆どが暴走クリーチャー化したり、死亡したりしたが、愛原家で面倒看られている個体はアメリカの特異菌兵器エブリンよりも完璧なものであった。
 その為、日本政府特務機関は将来のエージェント候補に指定し、成人するまで愛原家に成育を委託している。
 霧生市の開発センターにいたが、愛原達と共に脱出。
 その後、政府機関にて保護されていたが、紆余曲折を経て愛原家に住むことになった。
 最初愛原達の前に現れた時はセーラー服を着て、白い仮面を着けていた。
 年齢は13歳~14歳。
 愛原を父親のように慕っていたが、何故か途中から『抱かれてもいい』という気持ちになり、裸で愛原のベッドに侵入したり、風呂に一緒に入ろうとしたりする。
 外に出る時は第0形態という人間そっくりな姿に化けており、本来はこの姿であった。
 ところがウィルスの影響からか、正体が鬼娘のような姿になる。
 赤銅色の肌になり、額には一本の角が生え、両耳は長く尖り、両手の爪は鋭く尖る。
 口には牙が生える。
 無論、力も強くなる。
 これが第1形態とされ、家の中ではこの姿でいることが多い。
 第2形態は背中から何本もの触手が生え、両手も長く伸びて触手のようになる。
 第3形態以降はまだ披露していないが、更なる化け物の姿になると思われる。
 ただ、これらを全て自分の意志でできる為、完全体と言えるのである。
 現在は東京中央学園墨田中学校に通う(無論、学校にいる時は第0形態を維持)。
 “愛原リサの日常”というスピンオフでは、主人公を務める。
 当初は彼女の一人称だったが、後に三人称での進行に変更。
 カメラワークは彼女の後ろをカメラが追う方式である。
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“私立探偵 愛原学” 「斉藤親子」

2020-01-26 09:02:43 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[1月4日10:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原学探偵事務所]

 私の名前は愛原学。
 都内で小さな探偵事務所を経営している。
 今日から仕事始めだが、まずはお預かりしている斉藤絵恋さんを斉藤社長にお返ししなくてはならなかった。

 斉藤秀樹:「明けまして、おめでとうございます」
 愛原:「社長、明けましておめでとうございます。今年も変わらず、よろしくお願い致します」

 斉藤社長が直接迎えに来た。

 秀樹:「テレビで観ましたよ。大変でしたなぁ」
 愛原:「娘さんを巻き込んでしまって、申し訳ありませんでした」
 秀樹:「愛原さんが悪いわけではありません。それに、こうして娘を無事に守ってくれたんですから、やはりさすがというべきです」
 愛原:「娘さんを直接守ったのは、このリサですよ。リサが迫りくるハンター達から守ってくれたんですから」
 秀樹:「そうですか。いやいや、さすがは日本アンブレラが自慢したがった完全体BOWだ。本当に、ありがとう」

 秀樹はリサの両手をしっかり握った。

 リサ:(〃´∪`〃)ゞ

 リサが照れていると、私は早速本題に入った。

 愛原:「ですが社長、私達は不本意ながらバイオテロに慣れてしまったわけですが、お嬢さんは違います。いくらリサが守ってあげたとはいえ、精神的ショックは大きいです」
 秀樹:「分かっています。今日こうして迎えに参ったのも、それが目的です。冬休みが終わるまで、娘は集中治療させます」
 愛原:「その方がよろしいかと」
 斉藤絵恋:「お父さん……それって……リサさんに会えなくなるってこと?」
 秀樹:「毎日はそりゃ無理だろう。冬休みが終われば学校で会えるじゃないか」
 絵恋:「嫌だ、そんなの!リサさんがいないと私……怖くて……怖いの!」
 秀樹:「それはバイオテロに巻き込まれたからだ。病院で治療すれば、またいつものお前に戻れる。それまでの辛抱だ」
 絵恋:「嫌だ!嫌だ!」
 秀樹:「さあ、来るんだ。治療開始は早い方がいい」
 絵恋:「リサさん、助けてぇぇぇぇっ!!」
 秀樹:「連れて行け!」
 黒服SP1:「はっ!」
 黒服SP2:「かしこまりました」

 さしもの空手有段者の絵恋さんであっても、そこは女子中学生。
 更に屈強な大の大人のSP2人には抵抗できなかった。

 秀樹:「これ以上、そちらに御迷惑はお掛けできませんのでね。あとはこちらで何とかします」
 愛原:「お嬢さんは入院ですか?」
 秀樹:「知り合いの医師に診せる予定ですが、彼の診察次第ですね」
 愛原:「冬休みが終わるまで、まだ10日ほどあります。お見舞いくらいは行ってあげた方がいいかもと思いますが」
 秀樹:「それも主治医次第ですな。彼がどのような判断を下すかによります。……報酬の方ですが、お約束通りの額をお支払い致します。その他の経費につきましては、別途請求して頂ければお支払いしますので」
 愛原:「ありがとうございます」
 秀樹:「あと、これはお年玉だよー」

 何と斉藤社長、リサにお年玉をあげた。

 リサ:「オトシダマ……?」

 しまった!このシステムについて、まだ話していなかった!

 愛原:「お正月に家族やら親戚やら、周りの人が子供にくれる特別なお小遣いのこと!」

 私は急いでリサに耳打ちした。

 リサ:「おー、お小遣い!ありがとうございます」
 愛原:「今、開けちゃいかん!」
 リサ:「そうなの」
 秀樹:「絵恋を助けてくれた御礼だよ。これからも仲良くしてあげてね」
 リサ:「はーい」

 バァン!(事務所入口のドアが乱暴に開けられた音)

 絵恋:「リサざぁぁぁん!絶対ヤダ!私、離れだぐないぃぃぃぃぃ!!」

 絵恋さんが飛び込んで来て、リサの胸に飛び込んだ。
 顔中クシャクシャだ。

 リサ:「サイトー!?どうして!?」

 と、そこへ斉藤社長のケータイが鳴った。

 秀樹:「ああ、私だ。……なに!?」
 黒服SP1:「も、申し訳ありません……!御嬢様……想定外の……強さ……です……ガクッ」Ω\ζ°)チーン
 秀樹:「キミ達が弱いだけだ!だったら、車だけでも回して来たまえ!」
 黒服SP2:「そ、それが、お車の方も御嬢様が暴れられた際にエンジンやら電装やら何か色々壊れまして……」
 秀樹:「こ、この脳筋どもが!だったら、さっさと代わりのタクシーでも拾って来たまえ!」
 リサ:「サイトー、分かった分かった。必ずお見舞いに行ってあげるから、お父さんの言う事聞いてあげて」
 絵恋:「リサさぁん……ううう……」
 リサ:「サイトー、心配無い。私は必ず約束を守る。だから……」

 リサが絵恋さんの背中に手を回した時だった。
 パチッと火花が飛んだ。

 リサ:「熱っ!」
 愛原:「大丈夫か?空気が乾燥してるからな、静電気が起きやすいんだ。ましてや絵恋さん、セーター着てるし」
 リサ:「静電気……?」
 秀樹:「加湿器は置いてないんですか?」
 愛原:「いやあ、他に色々と物入りで買う暇が無くてですねぇ……」
 秀樹:「加湿機能付き空気清浄機なら、いい値段で買えますよ?」
 愛原:「いや、まあねぇ……」
 秀樹:「もし何でしたら、うちの総務で保管してる新古品があるはずなんで、それを融通しますよ?」
 愛原:「いやホント、何から何まで社長には……」
 リサ:(今の静電気?それにしては、随分強い電気だったような……?)

 リサはもう1度絵恋さんの背中に手を回してみたが、今度は何も起きない。

 リサ:(気のせい……?)

 と、そこへ絵恋さんにズタボロにされた黒服SPが入って来た。

 黒服SP2:「社長、やっとタクシーを拾いました!今、外で待たせてますので……」
 秀樹:「ああ、分かった。ほら、絵恋、行くぞ」
 リサ:「サイトー、言う事聞いてあげて」
 絵恋:「うん……。必ずお見舞いに来てね」
 リサ:「分かってる。必ず行くから」

 私とリサは事務所の外まで見送った。
 同じくズタボロにされた黒服SP1が何とか車を修理しようとしている。

 秀樹:「本当に派手に壊してくれたなぁ……。キミ、それはもういいから、修理業者を手配して持って行かせるんだ」
 黒服SP1:「は、はっ!」

 1000万円以上はするベンツが【お察しください】。
 その半額以下のタクシーに乗り込む斉藤親子。
 今度は順調に出発した。

 愛原:「『火事場の馬鹿力』とはいうが、絵恋さんもリサ愛の為にそこまでするかねぇ……」
 高橋:「人間の下半身というのは、往々にして無敵です」( ー`дー´)キリッ
 愛原:「それは男の事だろう?……何だか眠くなってきた。さっさと戻って、一寝入りでもするか」
 高橋:「お供します!」
 愛原:「……せんでいい」
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