[7月25日21:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
リサ:「先生、お風呂上がったよー」
愛原:「おーう」
リサと絵恋さんが先に、一緒に風呂に入った。
だが、風呂から上がった2人の恰好は……。
愛原:「いや、だから、リサは好きで着てるだろうけど、絵恋さんにも強要するなっての」
リサと絵恋さん、共に体操服とブルマー。
リサ:「強要じゃないよ。ちゃんと選ばせてあげた」
愛原:「ホントかぁ?」
絵恋:「うう……」
絵恋さんは恥ずかしそうに、白い体操シャツの裾を下に引っ張っている。
リサ:「学校指定だった緑色と、汎用の紺色、臙脂色、どれがいいかって聞いたら、『リサさんと同じので』っていうから、わたしのと同じにしてあげた」
愛原:「選択肢は色だけかい!」
そのリサと絵恋さんは、汎用の紺色ブルマを穿いている。
緑色にしなかったのは……。
リサ:「夏休みだから」
高橋:「意味わかんねー!」
愛原:「え、絵恋さん、いいんだよ、ムリしなくて。リサには俺から言っておくから」
絵恋:「い、いいんです。これも、リサさんの命令は絶対なので……」
愛原:「ええ~……」
リサ:「先生、嬉しいくせに。先生のPCの中に、『女子校生にブルマ穿かせてヤッてみた』『全国のブルマJKを探せ!』『ブルマ美少女総集編』ってあったよ。これが最近更新されたヤツだよね?」
愛原:「何でオマエ、変えたはずのパスワードを知ってるんだよ!?」
リサ:「リサ・トレヴァーをナメちゃいけない」
リサは白い仮面を取り出して言った。
最近着けなくなったが、あれが何か関係しているのだろうか?
高橋:「先生、あいつ、学校じゃ、『魔王様』って呼ばれてるみたいですよ?」
愛原:「名実共にラスボスか……!」
リサ:「体操服にブルマ穿いた魔王様が登場するマンガもあるんだからいいと思う」
愛原:「そういう問題じゃない」
リサ:「サイトー……じゃなかった。エレン、こっちに来てゲームでもしよう」
絵恋:「う、うん……」
愛原:「明日、ディズニーランドに行くんだったら、早く寝た方がいいんじゃないのか?」
リサ:「それもそうだ。エレン、部屋に行こう」
絵恋:「そ、そうしましょ」
1人のラスボス魔王と、その子飼いになってしまった哀れな少女は、魔王の間へと入って行った。
愛原:「あいつ、毎晩、絵恋さんに体操服とブルマ穿かせる気かよ……」
高橋:「そのようですね」
リサが私の気を引く為に、自分だけが着るのならそれは好きにすればいいと思うが、それを他人に強要するのはどうかと思うな……。
愛原:「それにしても、俺が他の女性に気を引かれた時にはメチャクチャ怒る癖に、ああいうのはいいんだな?」
高橋:「そこが魔王様の恐ろしいところですよ。あのレズガキにブルマ穿かせるのも、結局は先生の気を引かせる為の肥やしなんですよ」
愛原:「そうなのか」
高橋:「ええ。だから逆に、あのレズガキがノリノリでブルマ穿いて先生の気を引こうものなら、リサはガチギレしたはずです」
愛原:「あいつ、そんな面倒臭い性格だったか!?」
高橋:「先生、今頃気づいたんスか?リサもそうですけど、女ってのは大なり小なり面倒臭い生き物なんです」
愛原:「トチロ~さんみたいなこと言って~……」
雲羽:「はい、OK!いい演技だったよ!それじゃあ、次のシーン行こうか!」
多摩:「おい、雲羽。オマエに電話だぞ」
雲羽:「電話?誰からです?」
多摩:「トチロ~さん」
雲羽:「ファッ!?」
トチロ~:「おい、雲羽!俺のセリフ、勝手に使うな!!」
雲羽:「い、いや、ネタとしてはOKって、和光市の飲み会で言ってたじゃないスか!?」
トチロ~:「そんなの知らん!勝手なことを言うな!」
多摩:「読者の皆様、上記の高橋のセリフ、改変するかもです。雲羽に代わって言っておきます」
[7月26日08:00.天候:晴 愛原のマンション1F裏口]
どうも昨夜、リサと絵恋さんはベッドの中でイチャラブしたらしいな。
まあ、想像はしていたが。
朝食後はさすがに体操服から、普通の私服に着替えた2人。
絵恋さんは相変わらず御嬢様のような出で立ちだったが、リサはラフな格好。
この落差が凄い。
具体的には、リサはデニムのショートパンツに黒いTシャツ、頭にはピンク色のキャップを被っている。
これで、第1形態の角を隠そうというのだろうか。
まあ、あの広いTDLの中を歩き回ることを考えれば、実はリサの方が実用的ではある。
小島:「おはよう、魔王様!」
リサ:「おー!コジマ!」
淀橋:「おはよう!絵恋、久しぶり~!」
絵恋:「懐かしい!代替修学旅行以来ね!皆でお出かけするの!」
愛原:「皆、早いね。出発は8時20分の予定なのに」
小島:「皆でディズニーに行けるなんて嬉しくて、もう早く家出ちゃいました!」
愛原:「ははは、そうかそうか」
しばらくすると、高橋運転のセレナがマンションの前に止まる。
近くのレンタカーショップで借りて来たものだ。
いつもの商用バンでは6人乗れないので、今回は奮発した次第。
リサの監視の為なら、こういう経費もデイライトさんから出るからな。
愛原:「はい、じゃあ乗ってー」
助手席後ろのスライドドアを開けると、4人の少女達は車に乗り込んだ。
愛原:「それじゃ、ディズニーランドに向かってくれ」
高橋:「分かりました。首都高乗っていいっスよね?」
愛原:「もちろんだよ」
高橋:「了解っス!」
高橋は、まず森下の清澄通りへ車を進めた。
首都高の出入口は片方向であることが多い為、ちゃんと目的地へ向かえる方面に入る為には、それまで一般道を遠回りしなくてはならないところが面倒である。
まあ、首都高に限らず、他の都市高速もそういうきらいがあるようだが。
パク・ヨンヒ:「行ったわ。追って」(韓国語)
BSAA隊員:「了解」(韓国語)
……愛原達の車を追うように、黒塗りのセダン(現代自動車・グレンジャー)も走り出した。
リサ:「先生、お風呂上がったよー」
愛原:「おーう」
リサと絵恋さんが先に、一緒に風呂に入った。
だが、風呂から上がった2人の恰好は……。
愛原:「いや、だから、リサは好きで着てるだろうけど、絵恋さんにも強要するなっての」
リサと絵恋さん、共に体操服とブルマー。
リサ:「強要じゃないよ。ちゃんと選ばせてあげた」
愛原:「ホントかぁ?」
絵恋:「うう……」
絵恋さんは恥ずかしそうに、白い体操シャツの裾を下に引っ張っている。
リサ:「学校指定だった緑色と、汎用の紺色、臙脂色、どれがいいかって聞いたら、『リサさんと同じので』っていうから、わたしのと同じにしてあげた」
愛原:「選択肢は色だけかい!」
そのリサと絵恋さんは、汎用の紺色ブルマを穿いている。
緑色にしなかったのは……。
リサ:「夏休みだから」
高橋:「意味わかんねー!」
愛原:「え、絵恋さん、いいんだよ、ムリしなくて。リサには俺から言っておくから」
絵恋:「い、いいんです。これも、リサさんの命令は絶対なので……」
愛原:「ええ~……」
リサ:「先生、嬉しいくせに。先生のPCの中に、『女子校生にブルマ穿かせてヤッてみた』『全国のブルマJKを探せ!』『ブルマ美少女総集編』ってあったよ。これが最近更新されたヤツだよね?」
愛原:「何でオマエ、変えたはずのパスワードを知ってるんだよ!?」
リサ:「リサ・トレヴァーをナメちゃいけない」
リサは白い仮面を取り出して言った。
最近着けなくなったが、あれが何か関係しているのだろうか?
高橋:「先生、あいつ、学校じゃ、『魔王様』って呼ばれてるみたいですよ?」
愛原:「名実共にラスボスか……!」
リサ:「体操服にブルマ穿いた魔王様が登場するマンガもあるんだからいいと思う」
愛原:「そういう問題じゃない」
リサ:「サイトー……じゃなかった。エレン、こっちに来てゲームでもしよう」
絵恋:「う、うん……」
愛原:「明日、ディズニーランドに行くんだったら、早く寝た方がいいんじゃないのか?」
リサ:「それもそうだ。エレン、部屋に行こう」
絵恋:「そ、そうしましょ」
1人のラスボス魔王と、その子飼いになってしまった哀れな少女は、魔王の間へと入って行った。
愛原:「あいつ、毎晩、絵恋さんに体操服とブルマ穿かせる気かよ……」
高橋:「そのようですね」
リサが私の気を引く為に、自分だけが着るのならそれは好きにすればいいと思うが、それを他人に強要するのはどうかと思うな……。
愛原:「それにしても、俺が他の女性に気を引かれた時にはメチャクチャ怒る癖に、ああいうのはいいんだな?」
高橋:「そこが魔王様の恐ろしいところですよ。あのレズガキにブルマ穿かせるのも、結局は先生の気を引かせる為の肥やしなんですよ」
愛原:「そうなのか」
高橋:「ええ。だから逆に、あのレズガキがノリノリでブルマ穿いて先生の気を引こうものなら、リサはガチギレしたはずです」
愛原:「あいつ、そんな面倒臭い性格だったか!?」
高橋:「先生、今頃気づいたんスか?リサもそうですけど、女ってのは大なり小なり面倒臭い生き物なんです」
愛原:「トチロ~さんみたいなこと言って~……」
雲羽:「はい、OK!いい演技だったよ!それじゃあ、次のシーン行こうか!」
多摩:「おい、雲羽。オマエに電話だぞ」
雲羽:「電話?誰からです?」
多摩:「トチロ~さん」
雲羽:「ファッ!?」
トチロ~:「おい、雲羽!俺のセリフ、勝手に使うな!!」
雲羽:「い、いや、ネタとしてはOKって、和光市の飲み会で言ってたじゃないスか!?」
トチロ~:「そんなの知らん!勝手なことを言うな!」
多摩:「読者の皆様、上記の高橋のセリフ、改変するかもです。雲羽に代わって言っておきます」
[7月26日08:00.天候:晴 愛原のマンション1F裏口]
どうも昨夜、リサと絵恋さんはベッドの中でイチャラブしたらしいな。
まあ、想像はしていたが。
朝食後はさすがに体操服から、普通の私服に着替えた2人。
絵恋さんは相変わらず御嬢様のような出で立ちだったが、リサはラフな格好。
この落差が凄い。
具体的には、リサはデニムのショートパンツに黒いTシャツ、頭にはピンク色のキャップを被っている。
これで、第1形態の角を隠そうというのだろうか。
まあ、あの広いTDLの中を歩き回ることを考えれば、実はリサの方が実用的ではある。
小島:「おはよう、魔王様!」
リサ:「おー!コジマ!」
淀橋:「おはよう!絵恋、久しぶり~!」
絵恋:「懐かしい!代替修学旅行以来ね!皆でお出かけするの!」
愛原:「皆、早いね。出発は8時20分の予定なのに」
小島:「皆でディズニーに行けるなんて嬉しくて、もう早く家出ちゃいました!」
愛原:「ははは、そうかそうか」
しばらくすると、高橋運転のセレナがマンションの前に止まる。
近くのレンタカーショップで借りて来たものだ。
いつもの商用バンでは6人乗れないので、今回は奮発した次第。
リサの監視の為なら、こういう経費もデイライトさんから出るからな。
愛原:「はい、じゃあ乗ってー」
助手席後ろのスライドドアを開けると、4人の少女達は車に乗り込んだ。
愛原:「それじゃ、ディズニーランドに向かってくれ」
高橋:「分かりました。首都高乗っていいっスよね?」
愛原:「もちろんだよ」
高橋:「了解っス!」
高橋は、まず森下の清澄通りへ車を進めた。
首都高の出入口は片方向であることが多い為、ちゃんと目的地へ向かえる方面に入る為には、それまで一般道を遠回りしなくてはならないところが面倒である。
まあ、首都高に限らず、他の都市高速もそういうきらいがあるようだが。
パク・ヨンヒ:「行ったわ。追って」(韓国語)
BSAA隊員:「了解」(韓国語)
……愛原達の車を追うように、黒塗りのセダン(現代自動車・グレンジャー)も走り出した。