[6月11日08時00分 天候:晴 東京都墨田区菊川2丁目 愛原家4階・愛原の部屋→洗面所]
私はいつもよりゆっくり目に起きた。
枕元に置いたスマホのアラームを止め、ベッドから起き上がる。
カーテンの隙間からは朝日が差し込んでおり、昨日の曇天から打って変わって今日は晴れるようである。
部屋を出て、洗面所に向かう。
4階には後付けされた水回りがあって、それを使っている。
この建物が建った当初、4階には何の水回りも無かったそうだが、その後に洗面所が設置され、トイレが設置され、そして私の代でシャワールームを設置した。
元々は6畳間があったそうだが、それを潰して水回りとしている。
なので4階の部屋はリサと私の部屋、そして納戸のみとなった。
居住スペースたる3階と4階は部屋が限られているが、実は事務所フロアの2階には部屋が1つ余っている。
コンクリート剥き出しの6帖から7帖くらいの広さで、図面には『倉庫』と書かれている。
ところが倉庫自体は1階のガレージ、エレベーターの横にもあり、倉庫としてはそこだけで事足りるのである。
3階や4階も、収納スペースは充実しているし、屋上にはプレハブの物置まであったりする。
当初はそこを仮眠室として活用することも考えたが、あまり有用性を感じなかったので、結局は空き室のままとなっている。
愛原「ん?」
そんなことを考えながら洗面所に行くと、その隣のシャワーブースからシャワーの音が聞こえた。
どうやらリサが使っているらしい。
後付けで設置したシャワールームの為、独立した脱衣所が存在しない。
洗面所の前に脱衣カゴを置いて、そこを仮の脱衣所としていた。
脱衣カゴを見ると、これから使用するであろうバスタオルしか入っていなかった。
つまりリサのヤツ、部屋からここまで全裸で来たということだ。
鬼形態になると羞恥心が弱くなるというが、家の中だからと言って全裸はちょっとな……。
とにかく時間をズラす為、私は先にトイレに入った。
ちょうど便意もあったからだ。
もちろん4階のトイレも洋式。
当初から設置されていた2階や3階のトイレはタンク付きだが、こちらのトイレはタンクレスである。
その分、新しいということだ。
壁に取り付けられたボタンを押すと水が流れ、僅かな水を流して、あとは一気に排水口に吸い込まれるタイプのトイレである。
家庭用でも節水タイプや簡易水洗トイレなどで、このタイプは見られる。
用を足していると、僅かに聞こえていたシャワーの音が消えた。
そろそろ使い終わったかな?
こんな朝にリサがシャワーを使う理由は、ただ1つ。
『夜中や朝に汗をかいたから』である。
表向きには変な夢を見て寝汗をかいたというものだが、他にも裏の理由として、オ○ニーして汗をかいたからというのもある。
特にリサ、性欲が強い時には体臭が強くなる傾向がある。
それを洗い流しているのかもしれない。
私がトイレから出ると、リサはバスタオルを1枚だけ巻いてシャワールームから出て来た。
リサ「あ、先生、おはよう」
愛原「おはよう。着替えもついでに持って来ればいいのに……」
リサ「どうせ、わたしの部屋、すぐそこだし」
愛原「いや、まあ、そりゃそうだけどさ。今まで来てた服は?」
リサ「汗かいたから着がえる。だいぶ臭いも付いちゃったからね。……使う?」( ̄ー ̄)
愛原「い、いや、いいよ!ちゃんと洗濯しろよ!」
リサ「そう?」
リサは残念そうな顔をすると、タタタッと自分の部屋に走って行った。
リサ「いえー!」
そして部屋に入る直前、バスタオルを取って全裸の後ろ姿を私に披露したのだった。
あれ……私だけにしてくれてるんだよな?
他所でやったらマズいぞ……。
[同日08時30分 天候:晴 愛原3階ダイニング]
着替えて来たリサは、今度はエンジのブルマを穿いていた。
愛原「今日、友達来るのに、その恰好で?」
リサ「うん。皆、もう知ってるから」
愛原「そ、そうか」
今朝の朝食は、ハムエッグ。
それにパンとサラダと、コーンスープが出て来た。
だいたい、週末の朝は洋食になることが多い。
平日はだいたい御飯食で。
愛原「友達は何時ごろに来るんだ?」
リサ「10時。レイチェルも来る」
愛原「レイチェルもか」
私は邪魔にならないよう、どこか出かけてようかな……。
どうせ日曜日だし……。
[同日12時00分 天候:晴 東京都江東区森下 パチンコ三栄ホール]
私は菊川駅から地下鉄で1駅隣の駅前にあるパチンコ店に来ていた。
〔リーチ!〕
愛原「よっし!」
〔スーパーラッキー!〕
愛原「よっしゃー!」
〔輝く~♪マリンブルー♪やーっと出会えたサマーターイム♪ミラクルーマリンパワー♪せーので飛び込もう♪ゴー♪ゴー♪レッツゴー♪シーストォリィ~♪……〕
久しぶりにやると当たるなぁ……。
もっとも、高橋はこれだけでなく、他の台やスロットでも荒稼ぎするのだが。
と、そこへ私のスマホが鳴る。
リサからのLINEで、『そろそろお昼だけど、どうするの?』ということだ。
愛原「パチンコで当たったし、ハンバーガー御馳走するよ。皆の分もな」
と、返信すると、『すぐに菊川駅に向かう!』とのことだった。
愛原「ちゃんと体操服から私服に着替えろよ」
リサ「分かってるよー」
とのこと。
ちょうど当たりの波も弱くなってきたので、この辺りが潮時だろう。
2時間ほどパチンコ屋で過ごしてしまった。
私は持ち玉を精算し、カウンターに向かった。
愛原「全部交換で」
店員「はい、ありがとうございます」
愛原「ところで、景品交換所はどこにあるの?」
店員「申し訳ありません。私は存知ないのですが、お客様方、皆様あちらの方に行かれてるようでございます」
愛原「ははっ、そうか。ありがとう」
三店方式だ。
本来なら違法スレスレのシステムだから、店員は知らないことになっている。
だが、そこは公然の秘密ってヤツだ。
私は言われた通りの方向に向かった。
まあ、大抵は裏路地にあったりするんだがな。
地方の広い駐車場を持つパチンコ店だと、景品交換所だけ別の建物になっていることが多いので、見た目には、全く違う経営母体が運営しているように見えるわけだ。
愛原「よしよし、黒字黒字」
私は現金に交換すると、そそくさとそれを財布にしまった。
いくら大食らいのリサや、育ち盛りのJK達が何人かいると言っても、まだ手元には残る計算だ。
私はいつもよりゆっくり目に起きた。
枕元に置いたスマホのアラームを止め、ベッドから起き上がる。
カーテンの隙間からは朝日が差し込んでおり、昨日の曇天から打って変わって今日は晴れるようである。
部屋を出て、洗面所に向かう。
4階には後付けされた水回りがあって、それを使っている。
この建物が建った当初、4階には何の水回りも無かったそうだが、その後に洗面所が設置され、トイレが設置され、そして私の代でシャワールームを設置した。
元々は6畳間があったそうだが、それを潰して水回りとしている。
なので4階の部屋はリサと私の部屋、そして納戸のみとなった。
居住スペースたる3階と4階は部屋が限られているが、実は事務所フロアの2階には部屋が1つ余っている。
コンクリート剥き出しの6帖から7帖くらいの広さで、図面には『倉庫』と書かれている。
ところが倉庫自体は1階のガレージ、エレベーターの横にもあり、倉庫としてはそこだけで事足りるのである。
3階や4階も、収納スペースは充実しているし、屋上にはプレハブの物置まであったりする。
当初はそこを仮眠室として活用することも考えたが、あまり有用性を感じなかったので、結局は空き室のままとなっている。
愛原「ん?」
そんなことを考えながら洗面所に行くと、その隣のシャワーブースからシャワーの音が聞こえた。
どうやらリサが使っているらしい。
後付けで設置したシャワールームの為、独立した脱衣所が存在しない。
洗面所の前に脱衣カゴを置いて、そこを仮の脱衣所としていた。
脱衣カゴを見ると、これから使用するであろうバスタオルしか入っていなかった。
つまりリサのヤツ、部屋からここまで全裸で来たということだ。
鬼形態になると羞恥心が弱くなるというが、家の中だからと言って全裸はちょっとな……。
とにかく時間をズラす為、私は先にトイレに入った。
ちょうど便意もあったからだ。
もちろん4階のトイレも洋式。
当初から設置されていた2階や3階のトイレはタンク付きだが、こちらのトイレはタンクレスである。
その分、新しいということだ。
壁に取り付けられたボタンを押すと水が流れ、僅かな水を流して、あとは一気に排水口に吸い込まれるタイプのトイレである。
家庭用でも節水タイプや簡易水洗トイレなどで、このタイプは見られる。
用を足していると、僅かに聞こえていたシャワーの音が消えた。
そろそろ使い終わったかな?
こんな朝にリサがシャワーを使う理由は、ただ1つ。
『夜中や朝に汗をかいたから』である。
表向きには変な夢を見て寝汗をかいたというものだが、他にも裏の理由として、オ○ニーして汗をかいたからというのもある。
特にリサ、性欲が強い時には体臭が強くなる傾向がある。
それを洗い流しているのかもしれない。
私がトイレから出ると、リサはバスタオルを1枚だけ巻いてシャワールームから出て来た。
リサ「あ、先生、おはよう」
愛原「おはよう。着替えもついでに持って来ればいいのに……」
リサ「どうせ、わたしの部屋、すぐそこだし」
愛原「いや、まあ、そりゃそうだけどさ。今まで来てた服は?」
リサ「汗かいたから着がえる。だいぶ臭いも付いちゃったからね。……使う?」( ̄ー ̄)
愛原「い、いや、いいよ!ちゃんと洗濯しろよ!」
リサ「そう?」
リサは残念そうな顔をすると、タタタッと自分の部屋に走って行った。
リサ「いえー!」
そして部屋に入る直前、バスタオルを取って全裸の後ろ姿を私に披露したのだった。
あれ……私だけにしてくれてるんだよな?
他所でやったらマズいぞ……。
[同日08時30分 天候:晴 愛原3階ダイニング]
着替えて来たリサは、今度はエンジのブルマを穿いていた。
愛原「今日、友達来るのに、その恰好で?」
リサ「うん。皆、もう知ってるから」
愛原「そ、そうか」
今朝の朝食は、ハムエッグ。
それにパンとサラダと、コーンスープが出て来た。
だいたい、週末の朝は洋食になることが多い。
平日はだいたい御飯食で。
愛原「友達は何時ごろに来るんだ?」
リサ「10時。レイチェルも来る」
愛原「レイチェルもか」
私は邪魔にならないよう、どこか出かけてようかな……。
どうせ日曜日だし……。
[同日12時00分 天候:晴 東京都江東区森下 パチンコ三栄ホール]
私は菊川駅から地下鉄で1駅隣の駅前にあるパチンコ店に来ていた。
〔リーチ!〕
愛原「よっし!」
〔スーパーラッキー!〕
愛原「よっしゃー!」
〔輝く~♪マリンブルー♪やーっと出会えたサマーターイム♪ミラクルーマリンパワー♪せーので飛び込もう♪ゴー♪ゴー♪レッツゴー♪シーストォリィ~♪……〕
久しぶりにやると当たるなぁ……。
もっとも、高橋はこれだけでなく、他の台やスロットでも荒稼ぎするのだが。
と、そこへ私のスマホが鳴る。
リサからのLINEで、『そろそろお昼だけど、どうするの?』ということだ。
愛原「パチンコで当たったし、ハンバーガー御馳走するよ。皆の分もな」
と、返信すると、『すぐに菊川駅に向かう!』とのことだった。
愛原「ちゃんと体操服から私服に着替えろよ」
リサ「分かってるよー」
とのこと。
ちょうど当たりの波も弱くなってきたので、この辺りが潮時だろう。
2時間ほどパチンコ屋で過ごしてしまった。
私は持ち玉を精算し、カウンターに向かった。
愛原「全部交換で」
店員「はい、ありがとうございます」
愛原「ところで、景品交換所はどこにあるの?」
店員「申し訳ありません。私は存知ないのですが、お客様方、皆様あちらの方に行かれてるようでございます」
愛原「ははっ、そうか。ありがとう」
三店方式だ。
本来なら違法スレスレのシステムだから、店員は知らないことになっている。
だが、そこは公然の秘密ってヤツだ。
私は言われた通りの方向に向かった。
まあ、大抵は裏路地にあったりするんだがな。
地方の広い駐車場を持つパチンコ店だと、景品交換所だけ別の建物になっていることが多いので、見た目には、全く違う経営母体が運営しているように見えるわけだ。
愛原「よしよし、黒字黒字」
私は現金に交換すると、そそくさとそれを財布にしまった。
いくら大食らいのリサや、育ち盛りのJK達が何人かいると言っても、まだ手元には残る計算だ。