マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

近松心中物語

2018年01月16日 | 舞台・映画
今日は新国立劇場中劇場に宮沢りえさんと堤真一さんの近松心中物語を観に行ってきます。
久々のストレートプレイ。
近松はずっと前に蜷川さん演出の舞台を観て以来。
楽しみ(*^_^*)

泥棒役者

2017年11月20日 | 舞台・映画
都心に用事があって出かけたついでに日比谷シャンテシネで泥棒役者を見てきました。
予告が面白そうだったのと市村正親さんが出てるからというミーハーな理由。
それに東宝で使える優待券が今月末迄というのもあり。
予告で見た印象の通り爆笑と言うよりはクスッと笑えるハートフルなコメディーでした。
大人のお伽話的な感じですが、心がホッコリするようなお話で面白かったですよ。
あ、そうそう、エンドロールが流れ始めたらそそくさと帰るお客さんがいたけどNGですよ。まだまだ後日談があります。最後まで観ましょう。
思いがけないあの姉弟も登場‥‥小野寺姉弟だよね?!

帰りに宝塚劇場の前を通ったら上演中のポスターのところにまだ「神々の土地」のがあって、ちょっと複雑な気持ちに。
そういえば、キャトルレーブの宙組の所もまだまぁ君グッズが置いてありました。

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ

2017年11月13日 | 舞台・映画
世田谷パブリックシアターで観てきました。

今日のお席はF列上手。
実質的には2列目、場所によっては最前列という神席。
菅田将暉君と生田斗真君の膨大な量の台詞を一度も噛むこともなく、緩急つけて喋りまくるその姿に圧倒され、漫才のような会話に笑わされ‥‥ながらも行く手に待ち構える二人の定めを思うと哀れさがじわ〜っと。
とても面白い舞台でしたけど、所々演出が空回りしてるところも。

始まる前の舞台を片付けてお掃除を延々としてるところも何か意味があるんでしょうけど、その意図が観客には伝わってないんじゃないかな?
コインの賭けを延々とする所も退屈だったね〜と話してるお客さんけっこういました。
二幕からは物語が動き出すのであっという間でしたけどね。
兎に角、菅田将暉君は凄い!としか言いようがない!
生田斗真君は劇団☆新感線他で何度も観てるから上手いのは分かってたけど、やはり突き抜ける人は違うね。
三階まで立ち見客がぎっしりなのもわかるわ。

こまつ座~きらめく星座

2017年11月10日 | 舞台・映画
紀伊国屋サザンシアターにてこまつ座さんの「きらめく星座」を観劇。



昭和15年秋、戦争前夜の浅草のレコード屋「オデオン堂」が舞台。
暗い時代を照らすような明るく元気なオデオン堂の後妻ふじを演ずる秋山菜津子さん、最高!
いつかかなめさんにもこういう役をやってほしいな~と思いながら観てました。
元松竹歌劇団?かなんかにいて歌手デビューするも全然売れず、キャンペーン先のオデヲン堂の店先で倒れ(栄養失調だったらしい)そこのご主人に介抱されたのが縁で後妻に入ったというふじさん。
色々大変なことが起こってもその天真爛漫さに救われます。

出演者の皆さん、芸達者な方揃いでセリフも聞き取りやすくとても見ごたえのある舞台でした。


こまつ座さんの作品はストレートプレイとミュージカルの中間のような、音楽劇が多いけどこちらもそんな感じです。
だからそんなに重くならずクスッと笑えるところも沢山。
ミュージカルでお馴染みの田代万里生君も脱走兵役を好演。きれいなお顔をススで真っ黒けにして。コスプレ大会のように色んな姿に変身するのも面白かった。
出てくる人がみんな一癖も二癖もあるような一筋縄ではいかないような個性的な人達だけど、互いを思いやる心や人情があるところも素敵だな~と。

当時の流行歌とか宮沢賢治の星数えの歌とかきらめく星座とか・・・ふじさんが「青空」を歌いだして、だんだん皆の合唱になっていくところはジーンときた。どんどん盛り上がってゆき・・・そしていきなり幕。

この宇宙に地球のような水惑星があること自体が奇跡なのです。水惑星だからといって、必ず生命が発生するとは限りません。しかし地球にある時小さな生命が誕生しました。これも奇跡です。その小さな生命が数限りない試練を経て、人間にまで至ったのも奇跡の連続です。そしてその人間の中にあなたが居るというのも奇跡です。こうして何億、何兆もの奇跡が積み重なった結果、あなたも私も今、ここにこうしているのです。私たちがいる、今生きているというだけで、もうそれは奇跡の中の奇跡なのです。こうして話をしたり、誰かと恋だのけんかだのをすること、それもその1つ1つが奇跡なのです。人間は奇跡そのもの。人間の一挙手一投足も奇跡そのもの。だから人間は生きなければなりません。

私たちの一人一人が、奇蹟的にこの世に誕生した命。大事にしなくてはネ。
多くの人に観て欲しい舞台です。

そうそう、沢山渡されたチラシの中にかなめちゃんの朗読劇のチラシもありました😊👍


朗読劇

2017年09月23日 | 舞台・映画
青山学院同窓祭でのチャリティーイベント。
青学ファミリーによる朗読劇に行って来ました。

ゴスペルクワイアの皆様の素晴らしいミニコンサートに続いて、
市村正親さん、高橋克典さん、井川遥さんによる朗読劇「クリスマス・キャロル」。
市村さんの一人芝居を朗読劇用にアレンジしたものでしたが、とても見応えのあるお芝居でした。

スクルージは高橋さん。精霊や女性や子供は井川さん。市村さんは語り手の他に色々な男性や男の子の役をコミカルに楽しそうに演じてらっしゃいました。
パイプオルガンとチェロの生伴奏付でとても贅沢な朗読劇でした。

最後は再びゴスペルクワイアの皆さんが登場、朗読劇の出演者の皆さんとともに讃美歌を歌ってチャリティーイベントは終わりました。

今回初めて参加したのですがとても楽しかったのでまた来年も参加したいな。

謎の変奏曲

2017年09月22日 | 舞台・映画
井上芳雄君と橋爪功さんの舞台を観に行って来ます。昨日の朝日夕刊ではとても美しい舞台だとの評が。
楽しみです(^ ^)



観てきました。
二人だけの緊迫感ある舞台。派手な動きも音楽や歌もなくセリフの応酬が延々と続くのみの心理サスペンス。
だから言葉の一つ一つがとても重要になるのだけど。
席が1階席の後ろだったせいか、ボソボソとした話し方をされると何を言ってるのか聞き取れないことが多々あり・・・集中してたつもりがいつの間にか舟をこいでいた。
二人のセリフの量は膨大で、それを聞いてるだけで二人が愛していた女性がそこにいるように思えるのは流石の演技力だと思いましたけどね。

ちょっと二人の関係が昨年観た「スルース」に似てるなぁ・・・なんて思いながら見てたら、やはりどんでん返しが。
でも途中でもしや?と気が付いちゃったからスルースほどの意外性はなかったな。

見終わって凄く疲れた舞台でした。二人だけの舞台なのにハコが大きすぎるような気がします。シアタートラムとか新国立の小劇場とか芸劇のプレイハウスとかでやったほうがもっとセリフも聞き取りやすくて緊張感があったんじゃないかなぁ。
二人だけのセリフ劇を二時間以上って演るほうも観るほうもエネルギーがいるよね。
体調がイマイチの今の私にはちょっと辛かったです。
帰りの電車の中でヨッシーファンと思われる奥様方が「今日のお芝居はなんだかよくわからなかったわねぇ。一回観ればいいわよネ。」なんて話してた。ファンクラブの方でもそうなのね、と妙な親近感が。

でも二人の演技は良かったですよ。念のため。
もっとヨッシーの弾き語りも聴きたかったな。

「子供の事情」観て来ました^_^

2017年07月18日 | 舞台・映画
新国立劇場中劇場で観てきました。

とっても面白かったですよ〜^_^
三谷さんのキャスト一人一人に対する愛情を強く感じた舞台でした。
役者さん全員が素晴らしかったのですが、特に大泉洋さんと伊藤蘭さんが魅せてくれます。
天海祐希さんや小池栄子さんは予想通りの安定した演技でしたが、先の二人は予想を遥かに超えてました。
ミュージカルかと思う場面もあり、客席も一体となって手拍子で盛り上がるシーンもありますよ。みなさん、是非参加して下さいね。
スイカ売りの少女の伊藤蘭さんの熱演は見ものです。それを見て爆笑している大泉さんは素なのか演技なのかわかりません。
横切る恐竜が、本当に可笑しかった。できることならフルバージョン見たかったです。
笑ってちょっとほろ苦さを感じて、最後は郷愁を感じつつも、あ〜面白かったぁ・・・と爽やかな気分で劇場を後にできる、そんな舞台でした。
カテコの追い出しソングも笑えます😊
いつまでいるんだ、早く帰れ〜〜♪って(^o^)
上演時間は一幕1時間15分、休憩15分、二幕1時間5分でした。
プログラムは1000円でしたが、皆さんの10歳の頃の写真や一人一人の紹介や座談会もあり読み応えあります。



子供の事情

2017年07月18日 | 舞台・映画
東京はここ数日物凄い暑さです。
京都に行かれる皆様、くれぐれもお体にお気をつけくださいませ、。
私もチカラを振り絞ってこれから天海祐希様の舞台を観に行って参ります。
この暑さで頭がボーッとしてるので集中できるかなぁ…
レポは後ほど

黒塚家の娘

2017年05月29日 | 舞台・映画
シアタートラムで観てきました。今日の席はB列。

B列が最前列だったので眠くなったら困るなぁと思ってたんだけど、怖くて面白くて眠くなる暇なんてありませんでした。
能の黒塚をモチーフにしたファンタジーホラー、北村想作、寺十吾演出。
出演は、渡辺えり、高橋克実、風間俊介、趣里。
華南役の趣里さんが凄かった!渡辺えりさんはやる事なす事面白かったし風間君は飄々と、高橋克実さんは意外と真面目にきっちり舞台をしめていました。

「黒塚」は市村正親さんがオペラ座の怪人のファントムを演じることになった時に参考にしたという話を聞いたことがあります。そんな訳で「黒塚家の娘」を観てみたかったのです。生き肝を食らって生き続けている哀しい鬼女・・・市村さんがファントムと共通すると思われたのはそんなイメージだったのでしょうか?

劇場で瀬戸康史君にまたまた遭遇。そういえば「陥没」では趣里さんと共演してましたものね。
可愛かったです。
Eテレの「グレーテルのかまど」も毎週見ています。先日の鳴門親方のゼブラケーキはちょっとホロリとさせられました。
かまど役のキムラ緑子さんとの掛け合いも楽しいし、いろんなお菓子の歴史やエピソードも面白くて大好きな番組です。

これからの観劇予定

2017年04月09日 | 舞台・映画
宙組「王妃の館」
赤坂歌舞伎
紳士のための愛と殺人の手引き
髑髏城の七人~花
王家の紋章
グレイト・ギャッツビー
星組「スカーレットピンパーネル」
月組「瑠璃色の刻」
黒塚家の娘
シャンソン~黄金の時代
宙組「A Motion」
雪組「幕末太陽傳」
子供の事情
月組「All for One」
花組「邪馬台国の風」
髑髏城の七人~鳥

これからも日比谷通いが続きそうです

有望な新人?!

2017年03月14日 | 舞台・映画
先日観てきた「わたしはだれでしょう」で記憶をなくした謎の復員兵の「ヤマダタロウ?」を演じていた平埜生成さん。

とてもお上手で気になった俳優さん。

自分が何者なのかわからないんだけれど、英語も喋ればタップも武道も何でもこなすというミステリアスでいながらコミカルな役を好演してて。

何者?と調べてみたら、ミュージカル「テニスの王子様」や「オトナ女子」などのドラマにも出演してた方らしいです。若い頃は(といってもまだ24歳なんだけど)ジャニーズにいたこともあったとか・・・

先日の舞台を観た時、10年前に観たジョン・ケアード演出の「夏の夜の夢」で神田沙也加さんと成河さんを初めて見た時と同じような衝撃を受けました。

これからの活躍が楽しみです(*^_^*)

三谷幸喜「不信」

2017年03月09日 | 舞台・映画
東京芸術劇場シアターイーストにて「不信」。


初めての劇場です。真ん中が舞台になっていて、それを挟むように両側に客席があります。


小さな劇場(350人ぐらい?)なので、後ろから三列目の席でしたけど傾斜もあるので良く見えて無問題。

久しぶりの三谷さんの舞台でしたが、流石~面白かった!殆ど笑いっぱなしでしたが、最後にはゾクッと。

要所要所に伏線が張り巡らされているので、お聞き逃しなく。

優香さん、自然体で上手いですね。
段田さん、録音のところが絶妙でした。
戸田さん、狂気が怖かったです。
栗原さん、ミステリアスな雰囲気が怖かった。

俳優さん4人だけのお芝居ですが、見応えありました。


陥没

2017年02月26日 | 舞台・映画
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの「陥没」千秋楽をシアターコクーンで。

【出演者】
井上芳雄、小池栄子、瀬戸康史、松岡茉優、山西惇、犬山イヌコ、山内圭哉、近藤公園、趣里、緒川たまき、山崎一、高橋惠子、生瀬勝久

豪華なキャスト陣で面白そうだとは思いつつも「陥没」という題名が暗く重い感じで不安でしたが。

見事裏切られました。

ずっと笑いっぱなし・・・と言うくらい面白可笑しくて、ちょっとほろ苦さもあり、最後はほっこり心が温まるようなお芝居でした。

これから大阪公演もあるので詳しいレポは避けますが、オススメの作品です。

舞台となるのは、東京オリンピック(1964年の)を数年後に控えた昭和の日本。

開業間近のホテルのロビーで繰り広げられる人間模様。

小池栄子さんが素晴らしいです。緒川たまきさんとのコンビがとても良かった。二人のシーンが大好きでした。

瀬戸康史くんも躍進目覚ましいって感じを受けました。緩急自在の演技がとても面白かったです。

松岡茉優さんと趣里さんもフレッシュなだけじゃなくて場をさらうような確かな演技力で感心しました。

他のベテラン勢はもう言うことなし。こういう方々が脇をしっかり固めてくださるからこそ、若手が元気ハツラツ伸び伸びとできるのだろうなぁ。

緒川たまきさんと瀬戸康史君の何とも言えない間の良さとほんわかした雰囲気がとても温かくて、舞台全体を優しく包んでいるように感じました。。

井上君のストレートプレイを観たのは昨年春の「アルカディア」以来でしたが、その時も趣里さんと共演でしたね。

2週間前は浦井健治君の「ビッグフィッシュ」、先日はテレビ番組「アナザースカイ」で山崎育三郎君(イクティーって素晴らしいね)、そして今日井上芳雄君とSTARSの皆さんがそれぞれ活躍している姿を見られて本当に嬉しいです。これからも頑張ってね~(^_-)-☆~









足跡姫

2017年02月16日 | 舞台・映画
昨日は、池袋の東京芸術劇場プレイハウスでNODA MAP「足跡姫」を観てきました。




野田秀樹さんが中村勘三郎さんへ捧げたオマージュ。

勘三郎ファンの私は、感動して涙、涙

ラストの宮沢りえさんと妻夫木聡さんが勘三郎さんと野田さんに重なって見え、妻夫木さんの涙を流しながらの「どんなに生きたかっただろう、舞台に立ちたかっただろう」というセリフが野田さんの慟哭に聞こえた。

中村扇雀さん、古田新太さん、池谷のぶえさん、佐藤隆太さん・・・皆さん大熱演でとても面白く哀しい舞台でした。

1階最前列の花道横という凄い席だったので、目の前の俳優さん達の息遣いや汗だけでなくその思いがビンビン心に響いてきました。

歌舞伎座のように花道もありスッポンもあります。音楽も邦楽だけでなくラストはオペラの曲を使うところなどは蜷川さんへのオマージュも感じられました。

「足跡姫」超お薦めの舞台です。特に中村屋さんファンは必見



後で知ったのですが、花總まり様も昨日ご観劇だったとか。同じ空間で同じ感動を味わっていたことに・・・感動