マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

謎の変奏曲

2017年09月22日 | 舞台・映画
井上芳雄君と橋爪功さんの舞台を観に行って来ます。昨日の朝日夕刊ではとても美しい舞台だとの評が。
楽しみです(^ ^)



観てきました。
二人だけの緊迫感ある舞台。派手な動きも音楽や歌もなくセリフの応酬が延々と続くのみの心理サスペンス。
だから言葉の一つ一つがとても重要になるのだけど。
席が1階席の後ろだったせいか、ボソボソとした話し方をされると何を言ってるのか聞き取れないことが多々あり・・・集中してたつもりがいつの間にか舟をこいでいた。
二人のセリフの量は膨大で、それを聞いてるだけで二人が愛していた女性がそこにいるように思えるのは流石の演技力だと思いましたけどね。

ちょっと二人の関係が昨年観た「スルース」に似てるなぁ・・・なんて思いながら見てたら、やはりどんでん返しが。
でも途中でもしや?と気が付いちゃったからスルースほどの意外性はなかったな。

見終わって凄く疲れた舞台でした。二人だけの舞台なのにハコが大きすぎるような気がします。シアタートラムとか新国立の小劇場とか芸劇のプレイハウスとかでやったほうがもっとセリフも聞き取りやすくて緊張感があったんじゃないかなぁ。
二人だけのセリフ劇を二時間以上って演るほうも観るほうもエネルギーがいるよね。
体調がイマイチの今の私にはちょっと辛かったです。
帰りの電車の中でヨッシーファンと思われる奥様方が「今日のお芝居はなんだかよくわからなかったわねぇ。一回観ればいいわよネ。」なんて話してた。ファンクラブの方でもそうなのね、と妙な親近感が。

でも二人の演技は良かったですよ。念のため。
もっとヨッシーの弾き語りも聴きたかったな。