マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ヒューゴの不思議な発明

2018年04月06日 | 舞台・映画
とりためてたドラマや映画のビデオをやっと見た。
最近はつまらないものは途中から早送りして見ちゃう怠惰な私。
でもこれは最初から最後まで集中して観られた。
まず映像が美しい!特に時計の内部の複雑な歯車がグルグル回るところ。セピア色の駅の構内の様子。
そして機械人形。悲しげにも見えるその表情。
何をとっても素晴らしかったが、一番はメリエルの映画製作の場面。見てるだけでこちらもウキウキわくわく。
そんなメリエルが映画を捨てることになって…皆んな家族を失ったり大怪我をしたり…戦争って本当に嫌!絶対にダメよね!
そんなことも考えつつのスリルとサスペンスの冒険ファンタジー。
そして映画へのオマージュ。
子供向けかと思いきやさにあらず、深い映画でした。
予備知識ゼロで観てた私、見終わってから監督がマーティン・スコセッシと知ってまたまたビックリ!でした。
映画好きには超お勧めです。
それにしても昔の映画のアナログ感、大好きです。



シェイプ オブ ウォーター

2018年04月02日 | 舞台・映画
日比谷ミッドタウンのTOHOシネマズでアカデミー賞受賞作の「シェイプ オブ ウォーター」を観てきました。

ミッドタウンに着いた11時半頃はまだ館内は空いててレストランもガラガラでしたが、お昼を食べ終わって、さてとTOHOシネマズのある4階に行こうとかな~という頃にはどこもかしこも混み始めてて、映画を観終わって下に降りた頃は凄い混雑ぶりでした。
午前中に行って正解だったわ。

「シェイプ オブ ウォーター」は好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、私は好きでした。大人のおとぎ話だなぁ~と思いました。
主人公のイライザが半魚人(?)と心を通い合わせるシーンがとても良かった。きっと気持ち悪いという人もいるだろうけど、美しいと思いました。半魚人もカメレオンのようなお顔でお目目がキョロッとしてて意外にも可愛い!と思えたし、立ち上がると頭身バランスが良く手足がスラリと長いのにもビックリ。もちろん水かきはありますけどね。
 
イライザの妄想の中でラ・ラ・ランドのように二人で踊るシーンは「美女と野獣か!」と突っ込みたくなりましたが。

暴力的で残虐なシーンやセクシュアルな場面もありますが、全体的に感じたのは美しい映画だったということ。

マイノリティーや弱者の人たちがお互いに助けあい信頼し合っているところもとても美しいと感じたし、最後、こうなって欲しい・・・と思える終わり方だったのも清々しくて良かったです。

単なるラブストーリーではなくハラハラドキドキのスリルとサスペンスもあります。

お気に入りのシーンは半魚人さんが玉子を食べるところとイライザに向かって手話で会話するところ。とてもキュートです