とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「20世紀少年」~トリビュート・アルバム~ファイナル

2009-08-21 21:46:25 | 映画
今日はテレビで「20世紀少年」の第1章やっている。
そして、29日からはいよいよ最終章が公開される。コミックも読んでみた。ただ、最終的にともだちとケンヂの関係がよく理解できなかった。ナナメ読みしていたので、じっくり読まないと理解できなかったかもしれない。また、映画とコミックでは結末が違うらしい。映画を見たら、コミックをもう一度じっくり読んだほうがいいかもしれない。映画の公開が楽しみである。

それにしても、T・REXの「20センチュリー・ボーイ」はインパクトのある曲である。この映画を見て初めて知ったが、聞いているとゾクゾクする。激しく派手なメロディーでまさにロックだ。映画を見る前に、最終章の公開にあわせて19日に発売されたトリビュート・アルバムを聞きたくなってつい注文してしまった。数日中に入手できるはずだが、早く聞いてみたい。

収録曲 - 映画「20世紀少年」~トリビュート・アルバム~ファイナル

1.20センチュリー・ボーイ ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
2.ウォール・ストリート・シャッフル ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
3.17才の頃 ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
4.カット・ザ・ケイク ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
5.バッド・タイム ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
6.イヤー・オブ・ザ・キャット ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
7.愛の迷い ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
8.この人生に賭けて ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
9.ビート・ザ・クロック ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
10.オン・ザ・ビーチ ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
11.ロール・トゥ・ミー ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
12.カーニヴァル ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
13.ふたりのシーズン ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
14.ライク・ア・ローリング・ストーン ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より )
15.Bob Lennon ( 東宝配給映画「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」より ) 作詞:Kenji   作曲:Kenji

内田アナ、北アルプス大縦走完歩!

2009-08-20 21:44:57 | 山登り
8/4に日記に書いたが、NHKのアナウンサーの内田勝康さんが室堂から雄山、五色ヶ原、薬師岳、雲の平、双六岳、槍ヶ岳、北穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルムを3週間かけて歩くという計画が、先日無事終了したようだ。登山家の田部井淳子さんが同行し、中高年の登山愛好家にとっては、垂涎の企画であった。

14日のブログでジャンダルム登頂となっていたので、もう既に下山して下界に戻っていることだろう。内田アナは、ヒゲも伸びていてまさに一端の登山家といった風格が出ていた。去年の奥穂登山では、おっかなびっくり登っていたようだが、今回の後半の写真の様子ではかなり余裕が感じられる。まったくもって、羨ましいとしか言いようがない。

この様子は、東海北陸限定の放送「金とく」で9月4日(金)と11日(金)の2回に分けて午後8時から8時45分まで放送される。ただ、他の地域の視聴者からも放送の要望がたくさん寄せられたようで、9月23日(水)8:35~9:48において全国放送が決まったそうだ。山好きの皆さん、是非見てください。

詳細はこちらです。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/kintoku/index.html

南アルプス 赤石岳・聖岳縦走「4日目」

2009-08-19 21:43:35 | 山登り
聖平小屋は静岡県営の小屋である。建物はきれいで入口にはお茶とお菓子が置かれ登山者にふるまわれる。トイレは、宿泊棟から100mほど離れていて夜や雨のときはちょっと不便であるが、水洗トイレとなっており山小屋のトイレとしてはありがたい設備だ。ただ、寝具は寝袋と枕のみで固い床の上で寝ることになる。朝食を済ませ、出発する頃にはほとんどの登山者が出た後だった。

朝の5時40分頃小屋を出発した。空は青く、暑くなりそうな天気だった。


聖平小屋から椹島まで下りる予定だったが、小屋の人から聖岳登山口で「井川観光協会」のバスに乗れるという話を聞いて、椹島まで戻ることはやめた。聖岳登山口は椹島の手前であり、歩く時間が1時間ほど短縮できることと、バスの発車時間が12時であり、13時にでる椹島のバスに乗るよりかなり早く帰れることがわかったからだ。小屋に泊まった人は無料で乗れるということだった。小屋からは、沢沿いの緩やかな道を進む。

道が大きく曲がる岩頭滝見台からは大きな聖岳と落差の大きい2本の滝が見えた。


これからは、ずっと広葉樹林の林の中を下っていく。展望もあまりなく同じような景色が続く。

ここにも「熊出没」の注意書きがあり緊張を強いられた。

聖沢の音を聞きながら下っていくと聖沢吊橋に出る。

この下山道は、いくつもの沢を渡り水には事欠かない。冷たい水で顔を洗うとすっきりする。吊橋の下でコーヒーを沸かし、しばらく休憩した。

吊橋から更に進むと樹林帯の中をぐんぐん下る。一気に高度が下がっていく。木の間から、緑色の湖面が見え出してくると、やがて聖岳登山口に着いた。

小屋を出発して約5時間で着いた。バスの時間までは、まだ1時間ほどあり木陰でバスが来るのを待った。バスに乗ったのは、数人でほぼ貸切状態であった。車を停めた駐車場まで乗せて行ってくれるのだが、歩いていくと3~4時間くらいかかるのでありがたい。途中には、全長182mで幅が40cmという畑薙大吊橋がある。

この吊橋からは茶臼岳や上河内岳への登山口に通じる。寸又峡の夢の吊橋でさえ全長は90mしかなく、この畑薙大吊橋は相当長く渡るには度胸がいる。バスの停車時間に少し吊橋を渡ってみたが、高さと揺れに恐怖感を感じた。茶臼岳に上るには、まずこの吊橋を渡らなければならないことがわかった。いつか、また来るかもしれないと思ってバスに再び乗った。

無事、駐車場に着き下山届けを提出して今回の山行は終わった。帰りは、百間洞山の家で一緒だった京都の単独行の人と仲良くなり、浜松駅まで一緒に帰ることになった。まずは、最近新築されたばかりの赤石温泉「白樺荘」によって汗を流した。

帰り道は、東名高速の牧の原周辺での崩落事故による交通渋滞の情報もあり、来た時と同様山の中を経由して浜松に戻った。

南アルプス 赤石岳・聖岳縦走「3日目」

2009-08-18 23:21:53 | 山登り
4時半の朝食を終えた頃、前日頼んでおいた「ソーダブレッド」が焼きあがった。焼き立てで美味しそうだ。途中の行動食にするつもりで楽しみにして荷物の中に入れ百間洞山の家を出発した。

空は快晴というほどではないが晴れそうな雰囲気であった。百間洞山の家の周りもお花畑だ。あたり一面トリカブトやマルバダケブキが咲き乱れていた。


緩やかな斜面を登っていくと、前方には円錐状の中盛丸山が見えてきた。なかなか形のいい山である。まずはこの山を目指すことになる。

そして、東に目を転じるとV字状になった山間の向こうには広い雲海が広がっていた。

中盛丸山(2807m)の頂上からは見事な景色が広がっていた。北アルプス、中央アルプス、御嶽山など見覚えのある山々が広がっており、しばし山岳同定に目を凝らしていた。

(中央上部にぽっこり雲の上に飛び出ているのが御嶽山。手前の尾根の左側にはシラビソ高原のロッジが見える)

(手前右が大沢岳。遥か彼方には槍ヶ岳や穂高連峰が見える)

(中央アルプスの山並みもよく見える)

中盛丸山から先は足場の悪い斜面となり、ゆっくり下る。しばらくするとまた登りとなり次のピークは小兎岳(2738m)だ。このピークを乗り越え、次のピークは兎岳(2799m)となる。振り返ると、大沢岳、中盛丸山、小兎岳といくつものピークが連なっているのがよくわかる。

大沢岳は登らなかったが、兎岳で3番目のピークとなった。

よくもまあ、ここまで来たなと我ながら感心した。兎岳直下にも避難小屋がありその周辺にも珍しい花が幾つか咲いていた。

(タカネバラ)

(サクラソウの一種だと思うが名前がよくわからない)

兎岳を過ぎると、いよいよ聖岳である。ここから約2時間の行程だ。2800m近くまで登ったのに300m近く下らなければならない。しばらくダケカンバの中を下り最低鞍部まで行くとハイマツ帯の急坂となった。登りながら振り返ると、前日霧の中だった赤石岳や百間平が見えていた。

改めて見渡すと遥か彼方だ。よくあそこから歩いてきたなと思うくらいの遠さだ。頑張って岩稜帯を登っていくと、先を歩く登山者たちのシルエットが稜線沿いに見えた。

山頂まではあと僅かであった。そして、ほぼコースタイムどおり兎岳から約2時間で聖岳(3013m)の山頂に到着した。58番目の百名山だ。

3000mの高峰から見る景色は最高である。今までの苦労を忘れさせてくれる展望だ。山小屋で作ってくれたおにぎりも景色を見ながら食べると美味しい。記念写真を撮ってから、先にある奥聖岳(2982m)にも行くことにした。こちらは、下山ルートから外れるので荷物を置いて空身で往復することにした。往復40分ほどだが、荷物がないので軽やかに行けた。

奥聖岳の山頂はケルンと三角点しかないがこの日5番目のピークとなった。

聖岳の下りは岩だらけの急坂だ。つづら折の登山道は遥か下まで続いており登山者が豆粒のように見えた。

6番目のピークの小聖岳(2662m)を過ぎると、またしても素晴らしいお花畑に出会う。ここもトリカブトやマルバダケブキが咲き乱れ見事であった。

聖平までこんなお花畑が続き、最後の宿泊地である聖平小屋に着いたのは午後2時くらいだった。この日の歩行時間は約8時間。今回では一番長く歩いたわけだ。聖平小屋はテント場も広く、たくさんのテントが張られていた。小屋の宿泊者も結構多いようだった。今までの小屋では余裕があってよかったのだが、この日はすぐ隣に寝たオジサンのいびきが大きくなかなか寝付けなかった。

続きは「4日目」に。


南アルプス 赤石岳・聖岳縦走「2日目」

2009-08-17 22:39:42 | 山登り
前日の夜は、きれいな星空も見えたがこの日は厚い雲が立ち込めていた。それでも雲の切れ間からは日が差しており、しばらくは大丈夫そうな天気だった。週間天気では、雨が降りそうな予想だったので、雨具を着るのも仕方ないと覚悟していた。それでも、早く行動したほうが安心なので、5時の朝食を終えると急いで小屋を出た。

今日目指すのは、標高3120mの赤石岳である。日本百名山としては57番目の山となる。だが目指す赤石岳は雲のなかに隠れ、まったく山の姿が見えてこない。雲の切れ間からは光の帯が差しこみ、まわりの低い山並みはまだ見えていた。

まだしばらくは雨は降りそうになかった。シラビソの林の中を緩やかに登っていった。途中にはパイプと板で組み立てられた木道もあり危険な場所はしっかり整備されていた。


ナナカマドとハイマツの中を進んでいき、振り返ると今朝出発した赤石小屋が遥か下に見えていた。

更に進むと絶好の展望地のはずの富士見平に着いた。晴れていれば富士山をはじめ、赤石岳、荒川三山、聖岳など見えるはずだったが、この日はまったく展望がなかった。

休憩も程々で更に先に進んだ。小さい沢を幾つか通り過ぎ、つづら折に登っていくと次第にたくさんの花に出合うようになってきた。以前登った北岳の登山道に似た雰囲気のある道だった。あたり一面には、たくさんの種類の高山植物が咲き乱れていた。曇っていても花を見ると気分が明るくなる。写真を何枚も撮りながら登っていくと登りの苦しさも忘れてしまう。

(お花畑)

(ウサギの耳のような葉を持つウサギギク)

(高山植物の定番 チングルマ)

(エーデルワイスの仲間のミネウスユキソウ)

(茎に4枚ずつ葉が輪生するヨツバシオガマ)

さらに足場の悪い岩稜帯を上りきると3120mの赤石岳に到着した。南アルプス南部の盟主といわれる赤石岳だが、生憎の天気で展望はまったくない。

とりあえず山頂写真を撮って下山することにした。山頂のすぐ下には赤石避難小屋がある。避難小屋といっても管理人が常駐しており食事、宿泊もできる。

小屋前で少し休憩をして先に進んだ。赤石岳という名前がついているだけあって赤っぽい岩場をぐんぐん下った。荒涼とした岩場は、樹林帯の中とはまったく違う雰囲気だ。森林限界を超えると岩山の世界である。


岩場を抜けると、馬の背というハイマツのなだらかな稜線を下る。途中にはハイマツが枯れて白い骨のようになっている不思議な光景にもでくわした。何かの原因で、ハイマツが枯れてしまったようである。

さらに下りていくと、可愛い鳥(残念ながら名前がわからない)や

ライチョウに出くわした。ライチョウに出会うということは天気が悪くなる前兆だ。1匹だけの単独行動だったのでオスのライチョウのようだった。

案の定、しばらくすると雨がポツポツ降り始め雨具を着ることになった。

ライチョウに出会ってから更に進むと、百間平という2700mの高地にあるなだらかな台地に着く。

北アルプスの雲の平に匹敵する場所といってもいいだろう。広く平らな平原は、晴れていれば最高の楽園であっただろう。湿地帯として、こちらもお花畑が広がっていた。だが、霧の中で視界も利かず雨も降り出していたので先に進んだ。

百間平からさらに急斜面を下り、百間洞の源流部に到着した。この辺りはテント場になっており、更に下に下りていくと今日の宿泊地である、百間洞山の家についた。近くには沢が流れ、水には事欠かないオアシスのような場所にある山小屋である。赤石小屋を出て5時間半ほどで着き、この日の行程は終わりとなった。

百間洞山の家でも、宿泊者は少なくゆったりとくつろぐ事ができた。この山小屋の名物は、夕食時のアツアツのトンカツと蕎麦である。揚げたてのトンカツを食べてもらうため食事は8人ずつ時間差でするようにしているそうだ。こだわって作っているようでトンカツは柔らかく美味しかった。また、特注で「ソーダブレッド」というパンを頼んだ。限定品で、朝食終了時に焼きあがるということで、翌日の行動食用になりそうである。この日も、午後は余裕があったので、ストーブの周りで他の登山者達と山談義で盛り上がった。そして、夕方の天気予報では、明日の天気は晴れだったので安心して眠りについた。

続きは「3日目」に。


南アルプス 赤石岳・聖岳縦走「1日目」

2009-08-16 20:01:01 | 山登り
8月9日の夜家を出る予定でいたが、折からの台風接近で出発を延期していた。結局、二日延ばして11日の夜出ることにした。しかも11日の早朝には、駿河湾を震源地とする震度6弱の地震であわてて飛び起きた。幸い自分の地域では震度4だったので大きな被害はなく安心した。山中で地震にあったら、もっと怖かったかもしれないし、家の事が心配で堪らなかったことだろう。ニュースなどで道路情報などを確かめ、登山口までは問題なくいけそうだとわかり決行することにした。

ただ、東名高速道路が地震の被害で通行止めとなっていたので、春野町経由で千頭、井川へ向かった。ほとんど山の中で、道路も狭く落石やがけ崩れが起きやすい道路ばかりなので気にはなったが、幸いなことに問題なく通過でき、大井川鉄道アプトラインの井川駅近くの公園まで着いた。登山口へ向かうバス乗り場までの道路は深夜通行止めとなっているので、とりあえず公園で車中泊とした。翌朝道路の開通を待って畑薙ダムの駐車場に向かった。駐車場についたのは朝の7時過ぎであったが、かなりの車が止まっていた。

予定では8時にバスが出るはずだたが、臨時バスが7時半に出るというので急いで支度をしてバスに飛び乗った。

登山口の椹島へは、東海フォレストや静鉄などのバスや許可車両しか入ることはできない。マイカー規制が行われているのだ。舗装のない悪路をバスに揺られ、1時間ほどで登山基地となる椹島に着いた。

椹島はお洒落なログハウスの売店や宿泊施設があり、キャンプなどして一日過ごすのも悪くない場所だ。

ただ、今回は登山口としての通過点に過ぎない。林の間を抜け上にあがっていくと東俣林道の鉄の階段が赤石岳の登山口となる。

この日は、ほぼ5時間カラマツやサワラの樹林の中の急登が続く。


途中、景色がいい場所などがあったり、花が咲いてたりすると疲れを忘れるのだが、ひたすら樹林の中の登りだった。珍しいものは、スーパーマリオブラザーズのゲームに出てくるような色鮮やかなキノコを見かけたことくらい。南アルプスには、結構珍しいキノコが生えているようだ。

登山道では、毒々しいほどの色鮮やかなキノコをたくさん見かけた。

さんざん登ったかと思う頃、シラビソの林を抜けると赤石小屋についた。赤い屋根の木造の小屋はなかなかきれいだった。

この日の宿泊者は16名ほどということで、定員50名の小屋としてはガラガラといってもいい状態だった。台風の接近や地震の影響などで登山客が激減したのではないかという話だった。数日前は100人以上の客があったそうだが、みんなあわてて下山してしまったようで小屋番はあてが外れたようだ。でも宿泊側としては、ゆったり食事ができるし寝床も広いのでありがたかった。

明日登頂を予定している赤石岳は雲がかかり山の形は良く見えなかったが、

小屋の真正面には大きな聖岳が見えた。夕焼けに染まる空の下、聖岳の大きさと遠さがわかり、道のりは厳しそうな予感を感じながら赤石小屋で眠りについた。


続きは「2日目」に。


1000円高速の経済損失は5億円

2009-08-15 21:34:25 | ニュース
毎日新聞のHPに1000円高速の経済損失についての記事が載っていた。大学教授らの試算によると今春の大型連休(4月25日~5月6日)において東京-名古屋間では最大で5億円近い社会的損失が生じたという。渋滞による移動効率悪化や東海道新幹線の利用者減が主な要因で、二酸化炭素排出量も昨年同期に比べ5割以上増えた。

プラス効果では、利用者だけが計25億4200万円の得をしているという。高速をよく利用する自分にとってはありがたいのだが、やはりいいことばかりではない。世界が二酸化炭素の排出量を削減する方向に向かっているのに、日本だけ逆行する施策には疑問も感じる。フェリー会社が倒産してしまうとか鉄道利用者が激減してしまうという負の側面も多い。しかもトラック等の貨物車への割引はなく国民全体への利益還元となっていない。

民主党政権になった場合には、高速無料化も検討しているようだが、はたして手を上げて喜んでいいものかはいえない。地球温暖化と経済対策の両面で検証をして広くコンセンサスを得られる施策を期待したい。あまり安すぎるものは、後が怖い。適正な費用は国民としても負担すべきものではないだろうか。

詳細はこちらから
http://mainichi.jp/select/today/news/20090808k0000m040138000c.html?link_id=RTH03

2012年地球滅亡説!?

2009-08-14 21:39:16 | サイエンス
ネットで2012年と検索すると、2012年に地球が滅亡するという話題がたくさん出てくるのを知った。1999年のノストラダムスの予言時には、かなり不安感を煽ったが、またこんな話が信憑性高く報じられているらしい。

一つは、古代文明のマヤの暦が2012年12月22日で終わっていることだ。その理由はその日に「フォトンベルト」という高エネルギー光子の集合体の中に地球が覆われ、地球が3個の星に分裂してしまうということからきている。なんだかとんでもない与太話だと思うし、そんなに気にすることもないが、ネットで検索してみると面白いように出てくる。しかも、このネタを元に映画も作られているのだ。ローランド・エメリッヒ監督作品『2012』が2009年11月21日(土)全国ロードショーで公開される。内容はよくわからないが、マヤ文明の予言の一端がわかるかもしれない
公式サイトhttp://www.sonypictures.jp/movies/2012/

ただ、2012年の予言にはもう一つ信憑性がありそうな話があるのだ。それはNASAの研究チームが発表した報告書による。太陽活動が極大化する時期が2012年頃[2010年頃から2012年頃]と予想されていて、このとき地球の地磁気シールドに、通常になく大きな穴が開くため、太陽フレアに対する地球の防御体制は弱まるというのだ。太陽フレアが放出するエネルギーが地球の磁場を混乱させ、強力な電流によって高圧変圧器が故障し、電力網が停止してしまうというものだ。今の人類にとって電力網の停止は死活問題に係わる。米国での被害額は「最初の1年間で1兆〜2兆ドル」にのぼり、「完全復旧には4年〜10年」を要すると報告書は予測しているそうである。もちろんそれ以外でも、太陽エネルギーによる人体への影響もかなりあるのかもしれない。

マヤの予言しかり、NASAの報告書も外れることを願うばかりだ。

冥王星が惑星から格下げになった訳

2009-08-13 21:37:45 | サイエンス
先日、ブログで紹介したがルーシー&スティーブン・ホーキンス親子著作の「宇宙への秘密の鍵」という本を読んだ。図書館に予約しておいたら、結構早く借りることができた。小学生の頃、科学物が好きで「宇宙の謎」といった本をよく読んでいたので、いい歳になった今でもこういった本にも興味がある。この本は、児童向けになっているので、子供が読んでわかりやすいように、冒険ミステリー調のお話になっているが、宇宙の謎を判りやすく解説してくれているので、けっこう参考になる。

太陽、惑星、彗星、小惑星、月、ブラックホールといった宇宙用語がいろいろ出てくるが忘れていたことを一杯思い出させてくれる。その中でも、「冥王星が惑星から格下げになった訳」が特に参考になった。

昔は、太陽系の惑星といえば、「水金地火木土天海冥」と何度も呪文のように覚えたものだ。それが2006年の国際的な天文学の学会で、惑星から外されるという事態になった。何で外してしまうのか気に入らない思いをしたものだった。「水金地火木土天海」では、何か物足らない。そんな思いをしながら新聞での解説を読んでいたので、気持ち的に納得してなく、訳をしっかり理解してなかった。

今回、この本でそこらへんの理由がしっかり解説されていた。
まず、惑星の定義は以下の3つの条件が必要とされたようなのだ。
①太陽の周囲の軌道を回っていること。
②球形を保つだけの大きさと重力を持つこと。
③太陽の周囲を回る時、近くにあるものを寄せ集めるので、軌道上に他の天体が存在しないこと。

つまり、冥王星の軌道にはたくさんの小天体が存在しており③の定義に外れてしまうということなのだ。これによって惑星から準惑星に格下げになったそうである。今は太陽系の惑星は8つなのである。くれぐれも「水金地火木土天海冥」と唱えてはいけないのだ。気をつけるようにしよう。


地球温暖化説は本当か

2009-08-12 21:36:26 | サイエンス
地球の平均気温が上昇し、雨の降り方や気象変化の状況が変化して異常気象の頻度が増えることは、世界が直面している深刻な地球環境問題と言われている。一般的には「暑くて氷が溶けて海面が上昇する」といった情報で人間の住む陸地がなくなってしまうのではないかということが不安感を煽っている。

温暖化の人為的な原因は、化石燃料を使った発電による二酸化炭素の排出、車からの二酸化炭素の排出、工業生産に伴う二酸化炭素の排出等いずれも二酸化炭素排出量の増加が悪玉に上がっている。つまり、人間の活動に伴って二酸化炭素の排出が増え、温暖化を進めているというわけだ。二酸化炭素の層は、温室の幕のように大気圏を覆い地表の熱を蓄えてしまうので地表の気温が上がってしまうというのが温暖化の根拠である。

ただ、地球が温暖化している原因が人間の活動によるものかどうかは、議論が分かれているそうだ。あくまでも、地球が氷河期の終わりから続く温暖化の時期にあたる自然現象とか、太陽の黒点の増加等によるものだとも言われている。ちなみに、温暖化ガスとされる二酸化炭素は割合的に量が少なく、地球の気候に与える影響はとても薄いとの見方もあり、二酸化炭素の増加が地球温暖化と結びつくという説も決定的な証拠がないため、信憑性が疑われているとも聞く。また、北極の氷は近年増加する傾向にあり、温暖化による予想とは逆の事が起こっている。

最近読んだ、小松左京・谷甲州の『日本沈没 第二部』では、第一部で日本が沈没した際、大量に発生した火山灰のため地球全体が寒冷化し、氷河期に向かうという設定だった。寒冷化により地球規模の食糧不足となり、そのような状況下、世界各地に散らばった日本民族の行く末が重要なテーマとなっていた。

温暖化か寒冷化の何れにせよこのまま進行したら、今までどおりの生活が続けられることはできなくなるわけである。地球温暖化説によって環境について考える機運が高まっていることは、とてもいいことであり、今までの生活スタイルを見直すことは必要だと思った。