ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

帰ってきました

2005年11月07日 | ITS
世界一周の出張から帰ってきた。
PCを落としてしまい、インターネット接続が不調になったため、まったく旅先でのアップができなかった。

ロスではFasTrak、ミラノではTelepassと、それぞれのETCを体験した。体験といっても、telepassは空港バスにのって通過しただけのことだが。

FasTrakはWEBサイトから申し込めばすぐに使えるようになる。イタリア語でわからないが、おそらくもTelepassも、そうだろう。
FasTrakは未装着車が通過してもゲートを閉めるわけではなく、カメラでライセンスプレートを撮影し、請求書が届くそうだ。すぐ払えば20ドル、その後一週間ごとに倍になっていくらしい。
高速の路肩に「今申し込めばお得」というような看板がたくさん見られた。

TelepassはTVコマーシャルをしていた。なぜか湖につりをする人たちが行列して自分の順番を待っている。そこに、一人の男がやってきて、いきなり釣りを始めて魚を釣り上げるという内容だ。

どちらのケースも、普及宣伝にお金をかけている。

一方のわが国のETCはというと、さまざまな優遇政策に相当お金をかけているが、まったく宣伝をしていないため、殆どの国民がそのことを知らない。

割引制度にしてもそうだ。
たとえば、先日裾野インターから東京まで帰ってきたが、行きと帰りで金額が違った。いまだに理由がわからない。こんなのが普及策なのだろうか。

どうにも釈然としないものがある。