ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

DSRC普及促進検討会、機器の仕様を固定

2005年11月30日 | ITS
前回の出張から2週間もおかず、今度はタイにいってきて、一昨日帰ってきた。外出が多ければ仕事もたまるわけで、残念ながらブログの更新は完全にストップ状態となってしまっている。12月からキチンと再開したいとはおもっているのですが....

28日付けの日刊自動車によれば、DSRC普及促進検討会は07年のサービス開始をふまえ、車載器、路側設備の仕様を固定したそうだ。
来年1月に正式に決定し、機器認証制度などを整備して07年から官民でサービスをはじめるという。

新聞記事独特の懸念表現として
「今後は魅力あるサービスの創出や車載器の低価格化などに関係者の連携がもとめられよう」と締めくくっている。

通常のETC車載器よりも割高になることは間違いなく、利用者を増やすためには価格に見合う利便がなければならない。

その利便を向上するためには、駐車場などへの機器設置が進まなければならない。

機器設置を進めるためには、その投資に見合う数の利用者が存在しなければならない。

つまりは、どこかにブレイクスルーがない限り、普及はありえないということになる。
「魅力あるサービスの創出」=「ブレイクスルー」だ。この一番重要なファクターが今もってしても課題になっているようでは、どうしようもない。