ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

アエラとポスト

2011年03月20日 | 雑記
「放射能がくる」という表紙の今週号のアエラがボコボコになっている。
同誌のWEBページはアクセス集中でサーバーダウンなのか、意図的に封鎖しているのか、繋がらない。
目次からして「原発が爆発した」「放射能が東京にくる」「最悪ならチェルノブイリ」
私は、こうして煽ることで売上を得ようとしているというよりも原発アレルギーな人が編集に関わっているように感じる。
アエラに「東京が危ない」という何らかの確信があって都民を避難させたいのならわかるが、そうでないのならここまで不安を煽る必要はないだろう。

一方で、週刊ポストへは賞賛が集まっている。
かなりナショナリズムを刺激するようなビジュアルだけど、少なくとも今私たちは敵国と戦っているわけではない。
こうして信じてやっていくしかないし、これが非常事態の際のマスコミの役割だろう。

ただ、それにしてもソーシャルメディアの反応が圧倒的にアエラ批判、ポスト賞賛というのはちょっと気持ち悪いし、一日であっという間にボコボコに叩かれて、アエラが公式ツイートで謝罪するという流れもなんだかちょいと怖い。

災害とツイッター

2011年03月20日 | モバイル・ウエアラブル
計画停電以降、TVを消してる事が多い。
東京の節電は被災地には関係の無い東京だけのことらしいが、それでも関東が混乱したら被災地救助に多大の影響があることは間違いない。
実際にはピーク時以外は問題はないというが、一旦TVを消してしまうとそんなモンなくてもスマートフォンがあれば情報ははいる、ということがよくわかる。

この一週間、ほとんど貴重な情報はツイッターから入手した。
しかし、これにも様々な問題があることがわかった。

「XX町YY小学校では食料・毛布がなく危機的な状況です」というようなツイートが延々と「拡散希望」などのコメント付きで非公式RTされていた。
さすがにここ数日はないが。
その後すぐに「こうした情報は、RTするのではなくすぐ警察に通報するべきだ」、という意見が出された。これはまっとうな意見なのだが、それで何が起きるかは明らかだ。何百という同じ内容の電話が警察に入り、警察の業務と電話回線に対するとんでもない阻害になる。
 Togetterツイッターをみて警察に電話しました
しかし、だからやめてしまうと最悪誰も連絡をしないという事態も考えられる。

電話が通じない状況で助けを求める場合は知人にメールをするのが正しいのだろう。
ツイッターを使う場合は、電話がかけれそうなフォロワーにDMを出す。ツイートで発信する場合は日時を入れる。受け取ったフォロワーで電話をかけることができる人はRTせず、(非公式RTはさらにだめ)警察に電話をし、連絡完了/もしくは自分が責任持って連絡する、という内容のツイートを返す。それを受けて発信した人はツイートを削除する。
多分、こんな流れが正しいように思うが、公式RTと非公式RTの区別を正確に理解している人は殆どいないと思う。
公式RTは発信源で削除をすれば消えるが、非公式RTは「別のツイート」なので、どこまでも拡散してしまう。