ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

仙台へ

2011年05月03日 | 雑記
東北の状況を自分の目で見ておきたくて、日帰りで仙台まで行ってきた。
6月には休日1000円終わっちゃうらしいし。東北方面は無料になるかもしれないが、高速道路料金にまつわる政府発表は今まで何一つ実現していないので信じることが出来ない。

「物見遊山」的な後ろめたさが大いにあったが、年を考えるとヘドロ掻き出しのボランティアも無理そうだったので、東北経済にお金を落とすという大義名分で自分を納得させて出かけた。

東北自動車道は2日の平日ということもあり、特に渋滞はなく仙台空港まで到着。自衛隊の災害復興車両がたくさん北上していて頼もしい。
東北道はアンダーパスの部分の継ぎ目に段差ができたようで、何百もの箇所で応急処置がなされている。応急と言っても短期間で開通まで持っていったNEXCO東日本の努力に敬服した。



未だに数えきれない車両や漁船が畑、道路に散乱している。(仙台空港近辺)



農地開拓を記念した石碑が倒壊している。この地でまた農業を復興するまでにどの程度かかるのか。(仙台空港周辺)



ほどんどなにも残っていない。こうした地域は重機と自衛隊で、ボランティアが何かを出来る状態ではない。しかしかなりの数のクレーンが入っており、まだ震災後2ヶ月立っていないことを考えると復興への力は頼もしいものがある。(仙台空港周辺)



塩釜の南、七ヶ浜町。平地の住宅は全て倒壊した。この地区で83名の方が犠牲になっている。



仙台市内、牛タンの有名店「伊達の牛タン」。昼時だったが空席があった。普通ならゴールデンウィークは入店待ちだろう。

結論から言えば、行ってよかった。自分の目で何が起きて、また今どうなっているのかを見ることが必要。
人々の関心は原発に向いているように思えるが、現地の状況は想像をはるかに越えていた。