ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

自転車事故防止には自転車レーンが効果があるらしい。

2014年03月07日 | ITS
毎日新聞によれば、栃木県で自転車事故の死傷者が年々減少しているのは自転車レーンを整備したかららしい。
.....そんなこと新発見みたいに言うなよ。

むしろこの記事で気になったのは、他の都道府県で自転車レーン整備が進まない理由。
「駐停車ができないと沿道住民が反発したり、自転車の車道走行に危機感を抱いた警察が慎重になったりするケースもある。」
という部分。

警察が、「自転車の車道走行に危機感を抱く」?
警察は確か最近「歩道の走行禁止を徹底する」ということにしたんじゃないの?

歩道の走行を禁止できるのは専用レーンを整備した後だろう。
それもせずに、歩行者との衝突事故が増えたことに対応するために「歩道の走行禁止を徹底」。
歩道での事故発生に対する行政側のエクスキューズに過ぎない。実際に現場の警察は車道に出たら危ないと思っているのだ。

記事の最後にあるように、自転車レーンに対する対応が都道府県の判断に任されていて国としての方針が無いのもおかしな話だ。
車対自転車事故の防止は交通事故死者低減にかなり効果が高い。専用レーンが一番実効がある施策であることは間違いない。