ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

「iPhone 販売シェア日本は7割」をガラパゴスというセンスの無さ

2014年03月08日 | モバイル・ウエアラブル
日本におけるiPhone販売シェアが他国に比べて高い事をさして「またもガラパゴス化」というような記事をよく見かける。
例えば*
http://japan.internet.com/wmnews/20140116/3.html

ガラパゴス化ってのは、その市場で独特の進化をしちゃって国際競争力がなくなってしまった商品をいう言葉。ガラケー以外では、例えば軽自動車。
この話をガラパゴスというのは全く的外れだろう。

世界中どこでもお金持ちはiPhoneを使ってる。中国でも沿岸部の金持ちはみんなiPhone。懸賞の賞品などに使われるのはサムソンじゃなくてアップル。
お金があればみんなiPhoneがほしい。

一方で日本のキャリアはインセンティブに年間1兆円も使って端末代を無料にしている。
どれ買ってもタダならiPhoneにするのは当たり前の話だ。
日本人はITリテラシーがないから使いやすいiPhoneのシェアが高い、というもっと的外れなことを言ってた評論家もいて笑ったけどね。
それが事実なら、中国内陸部の方が沿岸部よりITリテラシーが高いということになる。

それを通信料で回収するビジネスモデルの方が問題だと思う。