追記
2016年10月に日本も法規を制定しDRLが認められました。
ただしヘッドライトやフォグランプ点灯時には自動的に消灯する必要があり用品として後付は難しい。リレーを入れれば可能ですが最近の車はCANなのでうっかり回路をいじると他に問題が発生することが有ります。
ここまで
ここ中国ではデイタイムランニングライト(以下,DRL)はとても人気が高い装備になっている。
それは決して安全性ということではなく,AUDIやベンツ等の高級欧州車にかっこいいLEDのDRLが付いているから,というだけのことで,それは日本でも同じだと思う。
しかし,日本の車に付いているLEDのDRLは,実は法規的にはDRLではない,ということは案外知られていない。
欧州で義務装備となっているDRLは光度の下限(400cd)があるが,逆に日本であたかもDRLのように昼間点灯している灯火は「その他灯火」と呼ばれるもので,300cd以下でなくてはならない。
欧州車はDRL機能を削除するか,もしくは日本向にわざわざ光度を落としている。
欧州では400cd以上の灯火を日中点灯しないと違反,日本では300cd以上を点灯させると違反。
何故こうしたおかしなことになっているのだろうか?
実際には国交省は日本へのDRL法規の導入を検討している。下の文章は2009年の資料でまだ結論は得られていないと思うが,長い検討は日本人の得意技なので仕方がない。
「日本においては、日没前後の薄暮時間帯の四輪自動車の昼間点灯による二輪自動車の被視認性の低下の可能性等が懸念されることもあり、義務化を含めたその必要性について検討を進めていくこととする。」(安全基準検討会資料)
日本では既に薄暮れ時に二輪車の点灯が義務つけられているため,四輪車が点灯すると二輪車が目立たなくなる(被視認性の低下)ことが懸念される,ということだ。
しかし,朝晩の薄暮れ時にはライトを点灯しよう,ということが警察からは言われていたような気がする。
推奨される行為が,義務化されると二輪車への危害になるとはとても思えない。
また,「日本に於いては」と前置きがあるが,一体その他の国とどう違うのか?
2016年10月に日本も法規を制定しDRLが認められました。
ただしヘッドライトやフォグランプ点灯時には自動的に消灯する必要があり用品として後付は難しい。リレーを入れれば可能ですが最近の車はCANなのでうっかり回路をいじると他に問題が発生することが有ります。
ここまで
ここ中国ではデイタイムランニングライト(以下,DRL)はとても人気が高い装備になっている。
それは決して安全性ということではなく,AUDIやベンツ等の高級欧州車にかっこいいLEDのDRLが付いているから,というだけのことで,それは日本でも同じだと思う。
しかし,日本の車に付いているLEDのDRLは,実は法規的にはDRLではない,ということは案外知られていない。
欧州で義務装備となっているDRLは光度の下限(400cd)があるが,逆に日本であたかもDRLのように昼間点灯している灯火は「その他灯火」と呼ばれるもので,300cd以下でなくてはならない。
欧州車はDRL機能を削除するか,もしくは日本向にわざわざ光度を落としている。
欧州では400cd以上の灯火を日中点灯しないと違反,日本では300cd以上を点灯させると違反。
何故こうしたおかしなことになっているのだろうか?
実際には国交省は日本へのDRL法規の導入を検討している。下の文章は2009年の資料でまだ結論は得られていないと思うが,長い検討は日本人の得意技なので仕方がない。
「日本においては、日没前後の薄暮時間帯の四輪自動車の昼間点灯による二輪自動車の被視認性の低下の可能性等が懸念されることもあり、義務化を含めたその必要性について検討を進めていくこととする。」(安全基準検討会資料)
日本では既に薄暮れ時に二輪車の点灯が義務つけられているため,四輪車が点灯すると二輪車が目立たなくなる(被視認性の低下)ことが懸念される,ということだ。
しかし,朝晩の薄暮れ時にはライトを点灯しよう,ということが警察からは言われていたような気がする。
推奨される行為が,義務化されると二輪車への危害になるとはとても思えない。
また,「日本に於いては」と前置きがあるが,一体その他の国とどう違うのか?