ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

中国人向け激安ツアーで済州島にいった話

2015年04月15日 | 上海生活
ちょっと古い話だけど、去年の秋に上海発の中国人向け韓国済州島激安ツアーに行った。

会社の社員旅行、今年は利益も結構上がったので一発海外に行くか、でもハワイとはいけないので一番安い済州島、それも激安ツアーで申し込んだ。
旅行会社から、なんと中国人と日本人は値段を変えるという回答。なぜなら日本人はお土産買わないからだという。

確かに中国人は海外に行くとガンガンかうから、土産物屋からのコミッションが違うんだなというのはわかるけど、日本人は5000円ほど高い。中国人が平均して数万円お土産買うとしても、コミッションが5000円ということはどれだけ暴利な土産物屋か、ということになる。

ツアーは三泊四日で二日目、三日目はバスでの観光なんだけど、二日目の観光は観光というよりは土産物屋めぐり。
おなじみ高麗人参、何とかいう木の実で作った肝臓保健薬、化粧品、キムチ、テディベア。これら土産物屋は「博物館」という名前になっていて、入店すると簡単にその薬の歴史やら作り方の展示があり、その後グループごとに個室に監禁される。
まあ話のタネに小さいのでも買うか、とおもって値段を聞くと、一番安いセットでも1万5千円とかいうことになっていて、日本人的には全く興味がわかない。(ちなみに、その名前の木の実が入ったペットボトル飲料が他の場所で100円程度で売られてたのには苦笑)
うちの会社の中国人スタッフも日本に留学していたようなどちらかというと日本人的な連中なのでそんなものに興味ないらしく、全然売れなかった。

ここからがすごい。
バスに戻ると、ガイド(30歳くらいの女性)が、誰も買わなかったのでノルマを達成できないから、一人2000円のオプショナルツアーに全員強制参加しろという。冗談じゃないと拒否すると、狂ったように怒り出し最後には泣きながら業務を放棄。途中で降りてしまった。
これ、いわゆる韓国人のファビョって奴なのかな?これにはうちの中国人スタッフもびっくり。

今、中国人が行く海外旅行先はのトップはダントツで韓国。安くて近いからだろうが、でももう一度行きたいかというアンケートをとると最下位レベルになってしまうそうだ。

それがよ~くわかった。
こんな商売してたら長くは続かないよ。