ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

燃費グッズのビジネスモデル

2008年07月12日 | インチキ・疑似科学
ガソリン価格がここまで上がってくると、燃費グッズが話題になってくる。

私の知っているある販売チャンネルが、どう考えても非科学的な燃費グッズ(マイナスイオンで冷却水を活性化、って系)を販売したところ、数千セット販売しても苦情はほとんどなかった、という。

前にも言ったとおり、これは一種のプラシーボ効果。
高い値段を払って燃費グッズをつけると、アクセル開度が控えめになる。これがポイントなのだ。省燃費運転と燃費を意識しない運転では10%程度の燃費差がでて当たり前。

しかし、これを利用(悪用)したビジネスは後を絶たない。
あえてリンクは張らないが、たとえば以下のような商品がある。
この世界では結構メジャーな商品らしい。

・価格は19950円。
・バッテリ端子につなぐ。
・燃費が向上する科学的原理は一切かかれていない。
・唯一、「車の電気系のノイズをとる」という表現がある。
・多分コンデンサーが入っていると思われる。
・効果がなければ完全返金保障。

自信があるから返金保障する、といっているが、コンデンサーを19950円で売るなら、半分が返品になっても儲かる。
しかも、先に書いたとおり燃費グッズは過半数の人に「効いてしまう」のだ。

数百円のコンデンサーで燃費がよくなるなら、30年前に標準装備になっている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿