依然として普及が進まないETC2.0 だが、普及を進めたい国交省の意向を受けて道路会社等が様々な値引き対策を行っている。複数のキャンペーンがあり複雑でわかりにくいので整理してみた。主に4種類のキャンペーンが行われている。
1.ETCコーポレートカード向けキャンペーン
各高速道路会社が共同で実施しているキャンペーン。
ETCコーポレートカードというのは、法人向けの大口割引カードであり、自家用車ユーザーには無縁のもの。法人登録の車で申請すれば発行される。
ETCコーポレートカード利用者を限定し、45万台を上限に10000円の補助が行われている。昨年末からやっており、一回期間延長となり現在の締め切りは17年3月末。
2.一般ユーザー向けキャンペーン
当初ETC2.0の助成はコーポレートカードユーザー向け限定であった。そもそも大型を中心として商業車の首都圏迂回による渋滞対策という大義名分があってコーポレートカード限定にしたのだろうが、一般ユーザーにも拡大し追加で16年7月から発動された。
5万台を上限とし10000円補助。期間はやはり17年3月末。
以上の1.2.の助成は以下のページを参照ください。
現在の申し込み進捗状況については記載無く不明だが、コーポレートカードのキャンペーンが一度延長され、追加で一般ユーザー向けを発動したことからあまり芳しくないのではと思われる。
NEXCO ETC2.0車載器購入助成キャンペーン 高速道路各社
http://www.driveplaza.com/traffic/tolls_etc/etc2.0josei/
3.首都圏ETCキャンペーン
首都高、NEXCO中日本、東日本が実施している首都圏のキャンペーン。
内容的には2.項と同様で、50000名に10000円補助。
補助対象はETC2.0対応車載器であるが、これの特徴は初めてETCをつける「新規ユーザー」に限定ということ。買い替えは対象外。首都高のETC利用率アップを狙っているように思われる。
しかし、そもそもETCをつけてない人はそんなに使わないからつけてないわけで、それに対して10000円の補助をつけたからといって一足飛びに高い2.0をつけるか、大いに疑問。そのせいか、一度キャンペーン期間が延長され、今年の9月末まで実施している。
首都圏のお店で購入することが条件で、首都圏在住者限定ではないようだ。
http://www.shutoken-etccp2016.jp/etc.html
4.ETC2.0 再セットアップキャンペーン
ITS-TEA(旧ORSE、ITSサービス高度化機構)が実施している、すでにETC2.0にはメカ的に対応している「ITS車載器」と呼ばれていたナビ、ETCをETC2.0対応にアップデート登録するときの費用を負担するキャンペーン。昨年に続き継続。それ以外のナビ、ETC装着車は対象外なので要注意。
これは進捗がでているが、50000台へ2700円(セットアップ代)補助だが、2/3の期間が過ぎてまだ1万台強と進捗は悪い。すでに使える機器があって、それをただで使えるようにするというキャンペーンなのに進捗しないということは、如何にいらない機能であるかを物語っている。
https://www.go-etc.jp/etc_cp/setup.html
ちなみに、通常のETCは5000円強から手に入るが、ETC2.0 は15000円~30000円。
10000円の補助があっても通常のETCより高い。
一方のメリットだが、今のところ首都圏を迂回して圏央道を通過した場合のみ、ETC2.0 の割引(2割)がある。厚木から東北道へ抜けるようなケースとなるが、普通車の場合往復で1500円程度のコストセーブ。補助金もらってETC2.0にしても、機種によるが4-5回は通行しないと元は取れない。神奈川西部・東海方面から北関東・東北方面へ行く機会の多い人以外はあまりメリットはなさそうだ。
コーポレートカード車含め、合計50万台x10000円。再セットアップと合わせれば(全部目標数に達したとして)53億円もの費用が掛かる。またETC2.0専用設備投資におそらく4-500億円は使っているだろう。これはすべて利用料金から充当されているということをお忘れなく。
1.ETCコーポレートカード向けキャンペーン
各高速道路会社が共同で実施しているキャンペーン。
ETCコーポレートカードというのは、法人向けの大口割引カードであり、自家用車ユーザーには無縁のもの。法人登録の車で申請すれば発行される。
ETCコーポレートカード利用者を限定し、45万台を上限に10000円の補助が行われている。昨年末からやっており、一回期間延長となり現在の締め切りは17年3月末。
2.一般ユーザー向けキャンペーン
当初ETC2.0の助成はコーポレートカードユーザー向け限定であった。そもそも大型を中心として商業車の首都圏迂回による渋滞対策という大義名分があってコーポレートカード限定にしたのだろうが、一般ユーザーにも拡大し追加で16年7月から発動された。
5万台を上限とし10000円補助。期間はやはり17年3月末。
以上の1.2.の助成は以下のページを参照ください。
現在の申し込み進捗状況については記載無く不明だが、コーポレートカードのキャンペーンが一度延長され、追加で一般ユーザー向けを発動したことからあまり芳しくないのではと思われる。
NEXCO ETC2.0車載器購入助成キャンペーン 高速道路各社
http://www.driveplaza.com/traffic/tolls_etc/etc2.0josei/
3.首都圏ETCキャンペーン
首都高、NEXCO中日本、東日本が実施している首都圏のキャンペーン。
内容的には2.項と同様で、50000名に10000円補助。
補助対象はETC2.0対応車載器であるが、これの特徴は初めてETCをつける「新規ユーザー」に限定ということ。買い替えは対象外。首都高のETC利用率アップを狙っているように思われる。
しかし、そもそもETCをつけてない人はそんなに使わないからつけてないわけで、それに対して10000円の補助をつけたからといって一足飛びに高い2.0をつけるか、大いに疑問。そのせいか、一度キャンペーン期間が延長され、今年の9月末まで実施している。
首都圏のお店で購入することが条件で、首都圏在住者限定ではないようだ。
http://www.shutoken-etccp2016.jp/etc.html
4.ETC2.0 再セットアップキャンペーン
ITS-TEA(旧ORSE、ITSサービス高度化機構)が実施している、すでにETC2.0にはメカ的に対応している「ITS車載器」と呼ばれていたナビ、ETCをETC2.0対応にアップデート登録するときの費用を負担するキャンペーン。昨年に続き継続。それ以外のナビ、ETC装着車は対象外なので要注意。
これは進捗がでているが、50000台へ2700円(セットアップ代)補助だが、2/3の期間が過ぎてまだ1万台強と進捗は悪い。すでに使える機器があって、それをただで使えるようにするというキャンペーンなのに進捗しないということは、如何にいらない機能であるかを物語っている。
https://www.go-etc.jp/etc_cp/setup.html
ちなみに、通常のETCは5000円強から手に入るが、ETC2.0 は15000円~30000円。
10000円の補助があっても通常のETCより高い。
一方のメリットだが、今のところ首都圏を迂回して圏央道を通過した場合のみ、ETC2.0 の割引(2割)がある。厚木から東北道へ抜けるようなケースとなるが、普通車の場合往復で1500円程度のコストセーブ。補助金もらってETC2.0にしても、機種によるが4-5回は通行しないと元は取れない。神奈川西部・東海方面から北関東・東北方面へ行く機会の多い人以外はあまりメリットはなさそうだ。
コーポレートカード車含め、合計50万台x10000円。再セットアップと合わせれば(全部目標数に達したとして)53億円もの費用が掛かる。またETC2.0専用設備投資におそらく4-500億円は使っているだろう。これはすべて利用料金から充当されているということをお忘れなく。
昨年比
FM多重放送局+2
電波ビーコン5.8G+11
電波ビーコン2.4G-47
光ビーコン+34
次世代光ビーコン割合及び台数は不明。
一般道で情報収集だけしてる電波ビーコンは数に入っていないと思も割れるなど、相変わらず杓子定規な表ですが。
情報収集と提供はビーコン全部廃止でFM-WIDE+各社民間プローブ提携、ETCは決済に特化…とは自前インフラで全てをやろうと言う考え方で動いている今の各団体には無理な方向性なのでしょうね。