たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

チャツボミゴケ 5/30

2013年06月02日 | 登山

Y さんご夫妻がはるばる茨城からお見えになり2泊していかれた

ご主人が榛東自衛隊司令部に赴任して以来なので彼此30年以上のお付き合いになる

その夜は彼女と私は牛久のワイン、ご主人と主人は日本酒を酌み交わし寝たのはもう2時近かった


翌日は生憎の雨となってしまったが(本日、梅雨入りの発表)弱い雨だったので六合村の「チャツボミゴケ」を見に行く事にした

六合村(くにむら)→文字通り6つの村落の集合体で

“六合→くに”と読ませるのは古事記の“天地四方を以って六合となす”からきている

草津温泉街を北上、途中、品木ダムへ寄り更に奥へ奥へと「チャツボミゴケ」の看板を追う事2時間弱

入園料は300円「ゲートの鎖を外して最奥の駐車場へ」と言う指示通り車を走らせると右手に二段になって落ちる滝を見た

幾分、煙って見えるのは飛沫でもガスでもなく温泉の湯気が立ち上っている為で川に手を入れると僅かに暖かさが感じられた

小雨の中では有るがチャツボミゴケを見る人達の姿がチラホラ

考えてみれば苔はこんな日の方が断然美しいし周りの緑も瑞々しく輝き

その上、岸辺を彩るレンゲツツジも見頃という lucky-day でも有った















この“チャツボミゴケ”

マリゴケとも呼ばれ酸性の強い湯が湧く此処でしか見られないと言う極めて希少な物なのだとか




写真はチャツボミゴケが生息する最終地で PH2,8 の強酸性の鉱泉を湧出している穴地獄

その名は、かつて底が見えないほど深い穴が有りその穴に落ちると二度と出られないという事からきているのだそうだ

鉄鉱石の採掘により穴も採掘の面影も遠い過去のものとなり今はただ荒涼と化す景色が広がるばかりだった


時刻は13時を回ってしまったので草津の温泉街で“わがまま定食”なるものを

量は少ないが色々な味が楽しめるというのが堪らない正に我儘料理

嬉しかったのは今年の初物コシアブラの天麩羅が食べられた事である


楽しい時間は過ぎるのが早い

明日はもうお別れである

Y ご夫妻は満足してくれただろうか



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コメント (2)
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