たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

ワタスゲ咲く四十八池 (1880m)

2013年07月13日 | 登山
硯川・前山スキー場(9:25)渋池(10:00)四十八池(11:00~12:40)硯川・前山スキー場(14:00)


連日のうだる様な暑さに熱中症で病院に搬送される人が絶えない今年の猛暑

比較的、涼しい風が入る我が家でも2時を過ぎれば陽が沈むまで暑さとの戦いです

こうなったら山に逃げるしか道は無いでしょう

と言う訳で今日は志賀高原に涼を求める事にしました


駐車場左手にリフトが運行していましたが楽して登ろうなんて、気持ちは揺れても足が許さない三人

みっちゃん→パス・・きみちゃん→パス・・勿論 私も→パス

そのご褒美がこれです

ニッコウキスゲに名前が定かでない黄色の袋状の花・オニアザミ(?)・ニガナやオトギリソウ等々

沢山の花々が斜面を飾っています

それだけでは有りません

数えきれないほど沢山のシジミチョウが私達を楽園の世界へといざなってくれています

シジミチョウは羽を広げても2センチ弱、ヒラヒラヒラヒラ落ち着きなく飛び回るので暫くは根競べ

何とか仕留めて気がつけば二人との距離に開きが・・・慌てて 












ほぼリフト終点の高度に達した時、右手の小湿原はワタスゲに埋まっていました

早くも三人ハイテンション

この分だと四十八池のワタスゲも期待して良さそうです

歩き始めて一時間強、渋池に到着

説明板によると高山に見られるハイマツが氷河期の遺物として今も生育しているのは珍しいと有りました

悠久の時を厳しい環境に耐えながら生きてきた生命力の脅威とでも言いましょうか

そんな事を踏まえてボンヤリ眺めていると何処かロマンを感じさせる雰囲気漂う渋池でした

浮島がホンノリ紅く見えるのは食虫植物のモウセンゴケです

これもまた不思議な植物で虫かどうかを瞬時に見分ける能力があると言いますから恐れ入ってしまいますよね




渋池からコメツガやオオシラビソの原生林の中を歩く事、1時間(途中休憩入れて)前方に四十八池が見えてきました

以前、志賀山から裏志賀山を縦走しこの池に下りたのは池に木々の紅葉と草紅葉を映す秋でした

今、目の前に広がる四十八池は多種の花々が競い合う天上の花園です

奥に見えるのが裏志賀山


カラマツソウ


ヒメシャクナゲ


コバイケイソウとミヤマホタルイ


外にトキソウ、ウラジロヨウラク、キンコウカ、ツルコケモモ、ツマトリソウ、オオヤマフスマ、名残の水芭蕉、イワショウブ等も有りましたが

小さすぎたり遠すぎたりで撮影に失敗してしまったのは残念です

そこへ通りかかった年配の男性に話しかけられ暫く歓談

この方は東京から避暑がてら志賀のホテルに滞在しもう一週間になるとの事

老後、こんな楽しい余裕が持てる人生、私もそう有りたい・・・な


裏志賀山へのルート手前、以前にも休んだ事のある広いベンチで食事タイム

何と言ってもこの時間は山で最高の一時です

まぁそれにしてもゆで卵、ニンニクの効いた鶏のから揚げ、塩胡椒焼と  のオンパレード

マイミクの誰かさんやケイコさんが居合わせたら逃げ出していた事でしょう


最後はコーヒーで〆て再び花を楽しみながら木道をユックリユックリと


ワタスゲ




ヒオウギアヤメ


そうして涼と花に満足した私達は再び花ロードを経て無事、駐車場に戻ったのでした

お疲れ様 




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