緩くうねる肱川の向こうの小高い丘の上
大洲城が城下を睥睨しています
肱川に霧が湧いたら景色も違ったものになっていた事でしょう
今は想像するしか有りません
堂々と立派なものですね
大洲城天守は明治21年(1888)に取り壊されてしまったそうですが
(解体を免れた台所櫓と高欄櫓は国の重要文化財です)
平成14年、基礎から木材の選択、工法、木組み、壁、瓦、内部に至るまで忠実に復元され
それから2年後の平成16年、大洲城は見事に往年の姿で蘇った訳ですね
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この二つの甲冑は大きさがかなり違っておりましたので女性用(下)なのだろうかと思っておりましたが
どうやら子供の甲冑だった様です
齢の頃で言えば今の中学一年生くらいでしょうか
忠実に再現し建て直された城と言う事で真新しい感は免れませんが
逆に築城当時にタイムスリップ出来たと思えば貴重な体験と言えるかもしれないですね
大洲城が如何に立派な城郭であったかが伺えます
天守からの肱川の眺め
丁度、電車が走り抜けて行きました、長閑な眺めです
さりげなく置かれた昭和の遺物
今でも使われているのかなぁ
そろそろ昼食の時間です
城下をブラブラしながら「まちの駅」に向かう途中、見つけた小さな喫茶店に立ち寄りました
メニューが有りませんでしたので「何か出来ますか?」と尋ねますと食事は予約制と言う事でした
出ようかどうしようか・・でも喉も乾いているのでコーヒーだけでもと注文をする事に
隣りの席では女性3人が賑やかに歓談中です
そこへ、もう一人加わり増々楽しそうな笑い声
暫く聞くともなく女性の話に耳を傾けておりますと「簡単な物で良ければお作りしましょうか?」とオーナーさん
「是非、宜しくお願いします」
そして作って下さったのが、このおにぎりセットでした
味の良く沁みた筍の煮物の美味しかった事! 筍と言えば四国へ来て驚いたのが筍の安さでした
私の住む所では小さいのでも7~800円はしますが
こちらは、かなりの太さで250円、300円と言う安さなのです
ではそろそろと思って会計をお願いしますと一人300円・・・嘘でしょう!
「余り物で作ったのですからいいんですよ」
申し訳ない気持ちで支払いを済ませ席を立った時
「ダンケシェーン!」 そう言った女性は右から2番目の90歳の方でした
オオオ???思わず「ビッテシェーン」と雄さん、返します
この4人姉妹(一番左はここのオーナーさん)、2ヶ月に一度、、ここで食事会をしているのだそうです
一端、帰りかけた私達、話の輪に引き込まれてしまいました
「この写真、ブログに挙げても宜しいですか?」と言いましたら 「」・・・ハイカラな先輩たちでした