続き
耕三寺と道を挟んで村上氏が蒐集した美術品を中心に常設展示している金剛館が有ります
昭和の画壇に名を連ねる日本画家がずらり
全てを載せるには数が多すぎますので4枚に絞りました
「ほたる」 鏑木清方
「山路の春」 川合玉堂
「鮮魚」 竹内栖鳳
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重要文化財、重要美術品に指定された仏像がズラリと並んでおりましたが
こちらも全てを載せるには数が多すぎました
宝冠阿弥陀如来坐像 鎌倉時代 「快慶」
阿弥陀如来立像 鎌倉時代 釈迦如来立像 平安時代初期
増長天立像 室町時代
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耕三寺に度肝を抜かれ金剛館の作品群に感激し
その興奮が冷めやらぬまま次の島、因島に向かいます
因島のお楽しみは はっさく大福
この情報は前夜、越後美人さんから戴きました
雄さんが立ち尽くしています
その目の先には
ガーン 何と言う事でしょう 時刻は未だ11時45分だと言うのに
こんな所にお店が在るの?と言うほど山の中
諦めきれずに店内に入りましたが完売してしまったのですから有るはずが有りませんよねぇ
仕方なく姪の連れ合いが好きなイチジクのジャムを購入し車に戻りましたが足取りは重く・・・
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ところがです
私達と入れ代わりに四国旅行に出かけた姪家族の持って来てくれた土産の中に
何と はっさく大福が
金曜日、数限定で売っているお店が高崎に有る事を聞き付け予約して置いたとの事
甘酸っぱい八朔と白あんの絶妙なコンビネーション 有り難く味わいました
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此の島にも村上水軍の歴史が残されておりました
上の説明は俄かに信じがたい部分も有りますが
戦国時代末期、織田と毛利の戦いに参加した村上水軍は大きな変化を強いられました
子孫を残すための師清の策略か兄弟同士の争いなのか解りませんが
村上家はここで三家に分裂し因島(顕長)、能島(義顕)は毛利方へ
来島(顕忠)は織田、豊臣方へと別れたのです
注意して見ますと三家はみな「上」を掲げておりますが
上と言う字に違いが有る事に気付かされます
(残念ながら此処は休館日でしたので館内の資料を観る事は出来ませんでした)
資料館から眼下に見下ろす寺は村上水軍(顕長)の菩提寺金蓮寺で
屋根の脇の木が茂っている辺りに墓がある様です
疲れが溜まって来ると、人間 横着になりますね
「まっ、いっか」と言いながら私達は尾道へと向かいました