続き
ここは金毘羅街道四国遍路道、町家や豪商の屋敷が約600mに渡って軒を連ねております
町家資料館
昨日アップしました木蠟の上芳賀邸の外観です
内部も凄いものでしたが外観もどっしりとした構えです
が、威圧感が無いのは温かみが感じられる浅黄色の土壁のせいでしょうか
芳賀邸本家
漆喰を塗る鏝で意匠を凝らし描かれた装飾 ここまで来ますと工芸品ですね
弁柄で塗られた出格子もなかなか味が有ります
内部見学は出来ませんでしたが落ち着いた佇まいの家屋は庭から伺う事が出来ました
因みに前々回、載せ忘れたこちらは本通り「商いと暮らし博物館」の数軒先にありました下芳賀邸です
昔は本家から別れ酒屋を営んでいた様ですが現在は蕎麦屋さん
ここにも屋根の妻を飾る懸魚と呼ばれる装飾が施されていました
単なる飾りでは無く風雨から軒を護る役目をはたしている様です
約200年続いている老舗「和ろうそく」の大森屋さん
木蠟を繰り返し芯に塗って仕上げる伝統の技法を護り今、6代目、7代目が受け継いでいるのだそうです
蠟が垂れず大きく揺らぐ炎に何とも言えない柔らかさが有るんですって
最後に私達が足をとめたのが竹工芸の「武工房さん」
展示販売しておりますが今、購入できるのは茶卓等の小物類のみです
私は床の間に置く花器が気に入りましたので声を掛けますと
「受注生産なのでお届けが3年先になるか5年先になるか解りませんがそれで宜しければ・・・」と
見せて下さった受注名簿を見れば、なるほど注文をされた方の名前がズラリ
まぁ気長に待つ事に致しましょうと言う事で注文書に名前と住所を記入して参りましたが
「商品が届いた時にお気に召さなかったなら送り返して下さって構いません」という商売っ気の無さです
此れだけ丁寧なお仕事をしていて年数の問題で未だ工芸師としての認定がされていないのだとか
このご夫婦(親子かな?)、私達の質問にも嫌な顔をせず腰の低い穏やかな口調で話される方でした
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内子を後にR56を次の目的地、今治に向かっている途中、屋根付きの珍しい橋を見ました
車が前後にいまして停める事も出来ず大急ぎでカメラを構え車内から写しましたが
チラッと見た感じ、屋根は杉皮葺きで、、かなり年代物の様に見受けられました
一体、この橋?