たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

川乗山(川苔山)に滝を求めて 思い出に残る山

2021年12月08日 | 心に残る思い出の山

川乗山(1364m)→標高差933m

コースタイム8時間43分(歩行6:43 休憩2:00)

御岳山神社を過ぎ雄さんは川合でハンドルを右に切った。九十九折れの坂道の幅員は狭い。此処に向かう入り口にもそして途中にも川乗山登山口の標識は確かに有ったのだが、どうやら大丹波川に沿って登るコースの登山口に向かっている様だったので引き返す事を口にした時から雄さんがイライラし始めた。車を国道に戻し日原方面に向かう。これでいいのだと胸を撫で下ろしたのも束の間、悪い事は重なるもので川乗橋に着くと崖崩れのため細倉橋への侵入が禁止されていたではないか。

この後表示された文字を勘違いして日原方面に行ったり来たり。下調べが悪いと責められるは責められるは( *´艸`)。 結局は川乗橋近くに車を停めて明朝、登山口の有る細倉橋まで歩こうと言う事にした。

  

一晩中 強い光を点滅させていた電灯、地盤の悪い崖の上の駐車、イライラの後遺症と揃いも揃った悪条件の中、当然目覚めは悪かった。闖入者に慌てたリスが斜面を駆け上って行く。工事車両が道のアチコチに散乱する石をどけ「この辺りは地盤が弱いのでなるべく谷側を歩く様」と指示して通り過ぎて行った。

50分もの長い林道歩きを終え細倉橋から漸く登山道に足を踏み入れる。川底を遥か下に細い登山道が続く。身も竦む様な高度感だが恐い物見たさで下を覗けば美しい渓谷の中に釣り人の姿が小さく見える。 私達の声など聞こえるはずもないだろうが声のトーンを落として通り過ぎた。

奥に行くにつれ渓谷は美しさを増したが流れを渡る度に出て来る橋は未だ新しく頑丈な造りなのだが川底は遥か下(そう見えた)。おまけに流れもきつい。

  

欄干も無く横木と横木の間が空けているので橋の上に立って流れを追っていると眩暈がする。「ここからの眺めはいいぞ」そう言う雄さんの言葉に耳を貸さず渡る私の姿に雄さんは大笑い。だがこれで終わった訳ではなく橋は9号橋まで有りその都度、緊張の歩みを強いられる事に。

トラバース道は右に左に谷を見下ろしながら奥へ奥へと続いていく。人影も無い静かな登山道、沢音だけがズッと追いかけて来る。今日は此処までにします、コメント欄はお休みしました)

コメント (1)
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