続き
桜門を潜って拝殿へと足を進めます
物部氏が祖神・経津主神(ふつぬしのかみ)を祀った事に始まったとされていると言う事ですからおよそ1500年の歴史を持つと言う事になりますか。時を経て江戸時代、三代将軍家光により造営され鮮やかな極彩色の漆塗りは五代将軍綱吉が大掛かりな改修の際に施されたものだそうですが近くで観るほどに圧倒される美しさが有りました。
奥殿
奥殿に立ち入る事は出来ませんが御垣の隙間から素晴らしい彫刻を観る事が出来ました
本殿裏手に樹齢1200年の大杉が有ります。平将門の乱を平定した事や百足退治の伝説で知られる平安時代の武将、藤原秀郷(俵藤太)が戦勝祈願として36本の杉苗を奉納したと伝えられています。(説明板より)
本殿をぐるりと廻った西側に小さな神社が見られました。御祭神(経津神)の子供・抜鉾若御子が祀られているそうです。さすが朱塗りの御垣内には置かれておりませんでしたが本殿に寄り添う様に鎮座していると言う事は、ずっとそばに置いておきたいほど溺愛していた証しと思って間違いないでしょうか。