たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

麻芋の滝の後のアクシデント 安中市の鳥「おしどり」を求めて

2018年02月09日 | アウトドア
麻芋の滝を後にオシドリの飛翔地で知られる碓氷湖へ向かいました(滝から車で10分位)

運が良ければクマタカを観る事も出来るかもしれません


着いた途端に「これは無理だ」・・・と

湖は見事に結氷していたのです




毎年、60羽近くが此処で越冬する様です

攻めて影だけでも見られないかと目を凝らしますが動くものなど何も無く

湖面を陽光に反射させながら静まり返るばかりでした


3月か11月にもう一度、来るしかなさそうと思いながら空を仰げば見事な積乱雲

今日は風も無く非常に暖かな日でした

もう一つの妙義湖はどうだろう

状況に変わりはないでしょうが確かめずにはいられなく・・・


荒々しい妙義の北面を眺めながら下ればそこは宿場で栄えた坂本の町

ここは30代~40代に掛けて河合楽器の依頼で琴の出稽古に通った勝手知ったる町です


出稽古に来ていた時には気が付きませんでしたが

当時を偲ばせる建物が幾つか目につきました

写真の建物は「かぎや」さん、丁度通りがかった80歳位の男性の説明によりますと

370年前、高崎藩納戸役鍵番をしていた武井家の先祖が坂本に移住し

旅籠を営むにあたり役職に因んで屋号を「かぎや」と名付けたという事でした


佐藤本陣跡(上の本陣)


金井本陣跡(下の本陣)

坂本宿に二軒の本陣が必要だったのは碓氷峠を控えた場所の為

多くの諸大名は此処を一息つぐ為の宿としていた様です

仁徳天皇の第八皇女・和宮様が宿泊された宿が金井本陣

宿泊された折に読まれた「都出て幾日きにけん東路や思えば長き旅の行くすえ」

この句は今も松井田の教育委員会に残されています


坂本を過ぎ、さて妙義湖に向かう途中、坂道に差し掛かった所でアイスバーンにはまり

道路幅も狭くどうにもこうにも身動きできない状態になってしまいました

スタットレスタイやは空回りするばかり

ポツンと建っていた家でシャベルを借りましたが硬い氷は歯が立たずでした

それでも一時間ばかり格闘し何とか無事に脱出

タイヤチェーンが有っても駄目だったかもしれません




と言う事で妙義湖は諦め峠の釜めしを購入し家路へと向かいました

何よりも車が無傷で良かった!

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
車も人も無傷で良かった! (越後美人)
2018-02-09 20:10:17
金井本陣で詠まれた和宮様の歌には、心細さが溢れていますね。
幾日進んでも、なかなか着かない江戸の町、どんな所か想像もつかずに
胸が痛くなるような旅だったと思います。

雪道で車が動かなくなると困りますね。
なんとか無事に脱出出来て良かったですね。
お二人も車も無傷で良かった!良かった!

釜飯、美味しそう~(^_-)-☆
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Unknown (イケリン)
2018-02-09 20:29:47
昨日昭和の森を歩く会に参加しましたが、ここにある池もほとんどが凍っていて、
今までいた水鳥が一羽もいませんでした。
碓氷湖も同じような状態だったようですね。凍っていては餌取りができませんものね。

坂本宿に今も残る旅籠や本陣も、往時をしのばせる貴重な建物ですね。

雪道で難儀されたみたいですね。
得てしてこういう雪道では、アクセルをふかしすぎて車が予期せぬ動きを
することがありがちですが、無傷で無事脱出できて何よりでした。

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あらららら、こんなに雪! (niceshotpete)
2018-02-09 21:55:45
連休は、雪の新潟を脱出して妙義・裏妙義詣で、の、つもりでしたが。こんなに雪があるんですねぇ。
丁須の頭でスリップして滑落しそう。
どうしようかな~。
下調べ不足、また、やってしまう所でした。
クマタカにも、ビビッと来ましたが、結氷してるんですね。
峠の釜めしの写真なんか見せられると、この山域も捨てがたいし。
赤城の霧氷も魅力的。
浅間隠は天気悪そう?
たかさ~ん、どこがいいでしょう?

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お早うございます (延岡の山歩人K)
2018-02-10 07:31:16
和宮様の句
初めて知りました さっそくメモ Memo

凍結した路面
やはり事故が怖いですね
自分も 冬季の登山に向かう途中
事故車に 一日に何台も遭遇します
場合によっては 「もらい事故」の心配もありますね
たかさん達
不運な出来事でしたが
怪我や 車の損傷がなく 不幸中の幸いでした
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越後美人さん、こんにちわ (たか)
2018-02-10 15:38:32
和宮様はあの時、15歳でしたものね。あの峨々とした妙義山塊を眺めながら、どんなにか心細い想いをされていた事でしょう。
今の様に車でサッと来られる場所では有りませんものね。
雪道でのスタックは慌てます。
スタットレスタイヤを履いているから大丈夫は本当の雪道を知らない人間、タイヤチェーンも冬季は常備して置くべきでした(シャベルや砂、バスタオル等も)
良い勉強になりました。
昔「釜めし夫婦」というドラマが有りましたが、あれから峠の釜めしも全国的に知れ渡り
創業から133年、荻野やさんは今でも客の足が途絶えず人気を不動のものにしています。
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イケリンさん、こんにちわ (たか)
2018-02-10 15:54:48
3月に入り湖面の氷が解け始めると探鳥会が催されますが今年の様な予測できない天気ですと、むしろ11月下旬まで待った方が懸命な様ですね。
坂本も道路を挟んだ家並みは殆ど建て替えられてしまいましたがビルなどの近代的な物は有りませんので何処となく当時の姿が想像出来る雰囲気は有ります。
時間が有れば屋内も見学したいところでした。
雪道ではお恥ずかしいシーンを、お見せてしまいました。
此処へ来るまでも凍結した場所はかなり有りましたが坂道では有りませんでしたのでスンナリ来られた事に少しの不安も覚えなかった事がいけなかった様です。
もっと慎重になるべきでした。
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niceshotpeteさん、こんにちわ (たか)
2018-02-10 16:07:25
丁須の頭は裏妙義に属していますので鎖場などは手袋が鎖に張り付いてしまう恐れがあります。
手袋を外して素手でなんて余程、手の皮が厚く無ければ(笑)鎖に掴まったまま私の車ではありませんがスタックですよね。
前年の日記を見ましたら孫を連れて2月に表妙義を登っておりましたが昨年は降雪も少なかった事も有り全く雪が無かったのです。
どうしてもと仰るのでしたら3月下旬か4月の妙義桜の時期がお薦めです。何と言いましても相手は岩ですから。
そうですね、赤城の方が、どちらかと言いますと無難かもしれません。
でも明日あたり又、山間部は雪になりそうな気配ですよね。
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延岡の山歩人Kさん、こんにちわ (たか)
2018-02-10 16:18:42
当時(今もですが)、皇族はそれなりの教養を身に付けて育っているのでしょうが15歳にして、あの句は素晴らしいですよね。
キッチリ、メモされましたか! そうしたKさんの心構え、見習わなくては・・・
凍結した路面、あの後、2台の車が同じ目的でやって来ましたが、この先も凍結した斜面が続いているのを確認すると
これは無理だと引き返して行きました。
幸い天気が良く暖かかったので冷静に対処方法を考える余裕が出来たという事が良かった様です。
これで雪でも降っていたなら最悪でした。
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Unknown (どんぐり)
2018-02-10 22:12:41
たかさん、こんばんわ。
氷結した湖面が陽差しを受けキラキラ輝いて見えます。
この時期だけの美しい光景ですね。
2枚目の画像は、まるで白鳥の群れが
岸辺に並んでいるようにも見えます。

>「都出て幾日きにけん東路や思えば長き旅の行くすえ」

15歳の皇女様と言えど、高貴な身分ゆえ、
自由の利かないお立場だったのでしょうね。
我が身の想いの全てを短い歌に綴られたのでしょう。
凛とした美しさが見てとれますね。

わたくし事ですが、近いうちに又、
再入院する事になりました。
ブログで報告する前に、たかさんと、
一部の方にだけ先にご報告させて頂きます。
必ず元気な姿になって戻ってきますね!(^^)!

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どんぐりさん、こんばんわ (たか)
2018-02-11 00:19:23
湖は四季折々で美しい姿を見せてくれますね。
気が付きませんでしたが2枚目、仰る様にお行儀よく整列した白鳥に見えますね。納得です。
あの時、何れ雪が消え湖の氷が解けた頃、一周(1.2k)してみたいなと思いながら眺めていたんですよ。
和宮様、15歳と言えば中学生ですね。京都御所を輿に揺られ難所の碓氷峠を越えて22日目に坂本入りした訳です。
もしも和宮様が現代っ子だとしたらしたら碓氷峠の標高差800mを超える時
「やだ~、まるで山登りじゃん、石はカラカラ落ちて来るし・・・ちょっとやばくねっ
大体において私には、いいなずけがいたのよ、江戸になんて何で行かなくちゃならないのよ、こんなの有り?」・・・なんて愚痴っていたかもしれませんね。

どんぐりさん、再入院されるのですか?一度に出来なかった手術を様子を見ながら数回に分けて行う二度目の手術なのでしょうか?
でも大丈夫ね!最初の手術を持ち前の明るさで乗り切った、どんぐりさんですから。
手術が無事に済み早く退院出来る事を祈っております。ファイト!!
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