済州市街 (50分)城邑民族村
3番乗り場から730番のバス 5600ウオン
今日は朝から良いお天気です
今日の目的は民族村~城山日出峰~もう一つの民族村です
バスを降りたち、さて どう回れば良いのか大きなトルハルバンの前で思案していますと
側に寄ってきたアジュンマに「日本人ですか?」と声を掛けられました
「そうですが」と言うとバトンタッチで別の女性(金さん)が現れたのです
「これから私が民族村について説明させていただきますね」
そう言う彼女は、かなり日本語が堪能でしかも冗談も交えての口上は飽きる事が有りませんでした
後で解った事ですが村の中には数軒、日本人相手に説明をしてくれる家が有る様です
彼女の説明は大したものでしたが最後のセールス嬢振りもお見事で
結局、私は余り怪我のない五味子(オミジャ)を購入する羽目になってしまった訳です
これが五味子の実
それを瓶で長年寝かせ熟成させた万能薬なのだそうです・・・(名セールス嬢に言うに)
瓶の上の女性お分かりですよね
「チャングムの誓い」のイ・ヨンエさん
金さんが仰るところに寄りますと
イ・ヨンエさんは私と同じ47歳なんですけどとにかく肌が綺麗でした
“いえいえ、金さんも47歳にはとてもみえない お肌もつやつやですよ”
先ずは金さんの説明振りを思い出しながら金さんの口上で書いてみようと思います
済州は三有島とも三無島とも呼ばれておりまして三有島とは本島には無くて済州に有るもの
それは“風と石と女性”なんです
済州で起こった4、3事件は本当に悲劇でした
島の男性の多くは虐殺され残された女性が
風の強いこの島で辛い水汲み、野良仕事、子育てを余儀なくされたのですから・・・
済州の女性の精神力の強さはそうした背景が有ったわけなのです
この話は意味合いは違いますが何処か群馬の“かかあ天下に空っ風”とだぶって聞こえる節も
済州にきてトルハルバン同様、水汲みの女性の像が目立ちましたが、こういう事だったんですね
この三有島に対して三無島とは本島に有って済州に無い物
それは泥棒、物乞い、門の3つなんです
島で鍵を掛ける住民はおりません
横棒が3本かかっていれば暫く留守、二本ならば数時間で戻る
一本ならば直ぐに戻る、全くかかっていなければ家におりますよという合図
すなわち、これが門の役目をしているんですね
これは婆ちゃんの部屋、そして赤ちゃんをアヤす揺りかごですよ
おしっこを漏らしてもお尻が濡れない作りは大したものだと思いませんか?
アッ、そうそう、ここをドンドンと足で踏み鳴らしてみて下さい
乾いた音がしませんか?
済州の地下は空洞なんですよ
ですから穀物は全く育ちません
水がみな浸透してしまうんですね
そして、この石臼、女性の力で動かすには無理があります
では、どうにして動かすかと言いますと、ここに牛を二頭繋ぐのです
でも牝牛だけ、牡牛だけでは動きませんね
前に牝牛、後ろに牡牛を繋ぐ事で牡牛は追いかける、牝牛は逃げる
上手い具合でしょう
島では何処の家も豚を飼育しています
この黒豚(トンテジ)が美味しい訳、何だと思いますか?
その旨さは人糞に有ったんですよね
飼育場所はお手洗い兼用でして隅に設けられたこの穴の開いた所に座り用をたすのです
すると下で待ち構えていた豚が落下物をキャッチ
ただし男性の場合は棒が必要です
何故かと言うと待ちきれなくなった豚が大事な所を噛むからなんです
そうならない為に側へ寄ってきたら棒で叩くんですよ
金さん、実演を交えて懸命に説明をして下さいました
ただこれは昔の事、ファジャンシルは庭の隅に設けられておりました(トイレ)
この後、私達は荷物を金さんの所に預かって貰いマウルを見学です
続く
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お待ちしていました!要望に応えてくださって(?)ありがとうございます。
無理強いにはなっていませんよね?(笑)
口上、良く伝わって面白かったです。
特に石臼を動かす牛二頭の配置の妙!
五味子、チェジュのものは生の実を瓶で熟成させる
ということで、私が知っているものとは違う作り方をする
ようですね。
今まで見たものは、収穫した赤い実を乾燥させたものです。
いわゆる韓方薬のひとつとして、お水に抽出して利用します。
そういえば実も黒と赤というように違いますね。
黒豚、チェジュの名物で美味しくいただいたことがありますが
餌を聞くと、今後はちょっと尻込みしそうです^^;(え、それは昔のこと?)
名ガイドの金さん、本当にお肌つるつるですね!
記憶をよびおこして文章になさったのでしょうか?
それとも・・・
ボイスレコーダーに録音?
(音楽をしていると必携なので<笑)
それとも・・・
メモなど残していらっしゃるのでしょうか?
興味深く読ませていただきました。
このブログで思い出したのですが、
私が唯一嵌まった韓国ドラマ、
”チャングム”です。
ある時、ふと面白さに気づき、再放送を録画し、夫と競うように必死で、最後まで見続けた日々を思い出しました。
あの耳に残る曲も(題名は忘れましたが)韓国好きな奥さまに楽譜をいただき、弾き歌いした覚えがあります<笑。
韓国、私には近くて遠い国です。
国内の山登り日記が終わりようやく韓国に戻れました。
これだけ空いてしまいますと記憶がかなり曖昧になってしまって
写真でその場の情景を浮かべながら書いていますが
こういうものは一気にやってしまわないと駄目なんですね。
オミジャはお水で薄めて飲んでおりますが
これがとても美味しいんです。
購入したお客様が
「そう度々来られないから、もっと大きな瓶にして欲しい」
という要望が有るんですと言う意味がわかりました。
(笑)トンテジ、この後、私 食べました。
今は人糞は与えてはいないそうですが食べてる途中で思い出してしまって・・・
金さんのお肌、ツルツルが写真でお分かりになりましたか?
これもオミジャの効果かもしれませんね。
金さんの口上は説明を思い起こし文章にしてみました。
勿論、宿に戻って説明して下さった事を直ぐに書き止めて置きましたが
かなり曖昧な部分は有ります。
もう少し特徴を捉えて書ければ良かったのですが、それも曖昧で・・・
チャングムの誓いは私も時代背景が面白くて飛びついたドラマです。
以来、韓国ドラマは無料動画で観ていますが
演技の上手さは素晴らしいですね。
津川雅彦さんもトーク番組で(これもパソコン)
日本と韓国では幼稚園と大学生の差が有ると言っておられましたが
納得できる言葉でした。