8月2日、九州からはるばる友人が訪ねて下さった
彼女とはH7年、白山で知り合ってからのお付き合いなので彼是17年になる
何度か行き来している内に私には気を使わなくても良いお姉様的存在になっていた
その日は三ツ寺公園の脇にある創作料理のお店「覚栄」で歓迎の意味を含めて食事
ちょうど陽が西に沈むころ
夕焼け空は友の来県を祝ってか この上ない紅さを空いっぱいに広げていた
「上手くすればコマクサに出会えるかも知れない」
「是非、連れて行って下さい」
そんな、やりとりで決まった草津白根山を先ず初日の登山に選んだ
我家から1時間半、相変わらず駐車場付近は観光客でごった返していたが山に登る者はこの内の数割
思っていた通り林道に入ればあの喧騒はすっかり消えていた
9時入山
涼やかな風が通り抜けるヤナギランの咲く草原は季節を問わず気持ちが良い
(クリックで拡大になります)
オトギリソウ ヒメシャジン タデ ハハコグサ ゴゼンタチバナ(間違っていたらお許しを)
ここは登山口の標高が高いので小一時間も歩けばツガの森を抜け稜線に飛び出す
登山道の殆どが木道なので花を楽しみながら鼻歌で歩けるのも暫く登山から遠ざかっていた私には有難い
前方に旧火口原が見えてくれば待望のコマクサと1年振りの対面だ
見頃は7月中旬と有ったがマダマダ瑞々しい
展望峰は帰りの楽しみとして先ずは本白根山頂に向かった
コキンレイカと浅間山
しかし何という空の碧さだろう
流れる雲が既に秋を感じさせる
ふと一昨年登った日の涼太の「雲を掴みたい」と言った言葉が思い出された
山頂を目前にした瓦礫の斜面で再びコマクサの群落が広がった
昨年来た時に見つけた白花のコマクサは健在だろうか
脇道にそれて下って行くと、もう最盛期は過ぎたものの同じ場所に一株その名残を見せていた
無事、山頂到着
北アルプスこそ見えなかったが真っ白な白根山や横手山、岩菅山という懐かしい山を間近に見る事は出来る
さあ、昼食休憩が済んだら展望峰から鏡池を廻る一周コースに向かおう
展望峰に立てばここも又、コマクサが咲き乱れる一角
前回 展望峰に寄らないピストンだったので、これは思ってもみない儲けものだった
ちょうど学生の団体が休んでいたので記念の写真を写し早々に鏡池に向かったが
結局 途中で学生一向に追いつかれやむなく端に除けてやり過ごす事に
?アザミ ソバナ マルバタケブキ キバナニガナ シロバナニガナ
一昨年の秋に来た時には水たまりの様な池だった印象が有ったが今年は先ず先ずの水量だ
池に向かって下って行くと先ほどの学生たちが思い思いに岸部に座り昼食休憩をとっているところだった
若いってそれだけで絵になるよな
説明版によると、この池は昔の火口湖に水が溜まって出来たもので池の中の亀甲状の模様は
冬の厳しい気候下、地下水の働きなどにより大きな石と細かい砂が分離されて・・・とあったが
何処を見てもそれらしきを見つける事は出来なかった
再び山道に引き換えし鬱蒼と茂る林に吸い込まれる様に下って行くと
まぁ、アッチにもコッチにもイチヤクソウ
背丈15センチほどの茎に1センチにも満たない花が付いているだけだが存在感は十分持ち合わせている
途中、鉄の梯子が有った。大した事は無いが終盤のこんなチョットした変化は登山者にとっては有難い
林を抜けヤナギランが咲く原に戻ってきた
急な明るさが目に痛い
林道の脇に咲く花々を愛でながら駐車場を目指すと、これもお馴染み名残のワタスゲが揺れる弓池が左下に見えてくる
折角なので友人を案内する事にした
アレッオヤ~、}赤ちゃんが
この池には何度も来ているが親子というのは初めて
池の周りはそんな光景に目を見張る子供達でイッパイ
見せたかったな、香、涼太、武尊にも
駐車場に帰り着いたのが2時半
土産物店の一角に有るコーヒーショップで喉を潤す傍らにはウツボグサが群落を造っていた
温泉に行く道すがら滝が目に留まった
世立(よだて)八滝の一つ大仙の滝だ
県道から見えるのはこの滝のみ、遊歩道が有るので何時か歩いて滝を堪能する事にしよう
入った温泉はお気に入りの六合村にある応徳温泉
施設は素朴だが残り香が何とも言えない100%源泉を使った正真正銘の温泉だ(400円)
人気ブログランキングへ