7月11日と12日。 厳しい霊山縦走・25kmの二日間でした。
その初日・11日。 金剛山⇒ 葛城山 まで。 全長10㎞。
8時半。
一つ目の山・金剛山を目指して・・・
『金剛山 登山口』
標高510m。
下界は既に29度だったが・・・ここですでに24度。
険しい坂道も、涼しさゆえに、順調に進む。
神聖な、新鮮な・・・ 『湧水』
その冷たさに、いやされる。
黙々と・・・ 『千早道』
昔から交通、軍事の要衝であった『千早街道』
延々と続く階段に悲鳴をあげそうになる。
まだまだ始まりで…体が慣れていない。
途中。
左に・・・ 『楠木正儀 墓』
ひっそりと。 右に折れると…『千早城』
『千早街道 と 千早城』
『千早街道』を上り詰めた『金剛山』より西に築かれた山城が『千早城』で、楠木氏の詰め城であった。
後醍醐天皇を奉じて鎌倉幕府打倒に貢献し、
『建武の新政』の立役者として、天皇を助けた『楠木正成』が奇策を用いた攻城戦の舞台となった城です。
『楠木正成像』 狩野山楽作品
楠木正成は、金剛山一帯に点々と要塞を築き、その総指揮所として『千早城』 を活用し、
下赤坂城、上赤坂城、千早城の3城で鎌倉幕府軍と対峙した。
あれこれと、昔のロマンにタイムスリップしていると・・・
到着。
10時半。
『金剛山 転法輪寺』
頂上で大急ぎで昼食を済ませて・・・
先に進む。
2時間で到着目標の『水越峠』を目指す。
400mの高低差・・・一気に下り坂。
視界が開き・・・・それはそれは美しい景色が広がる所がある。
神の被造物である・・・ 『すばらしい自然』
私の立つ足下から、幻想的な連山が水色と化し、空まで続く。
その道のりは・・・
終わりなく続く 『厳しい道中』
終わりなく続く階段。
根をあげそうになる。
私は道中に何度も考えた。
”この厳しさで、神は何を教えて下さっているのだろう?” と。
私は、『パウロの言葉』 を思い出していました。
『神は、思い上がることのないようにと、わたしの身に一つのとげが与えられました。
このとげについて、離れ去らせてくださるように、わたしは三度主に願いました。
すると
主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」 と言われました。』
コリントの信徒への手紙Ⅱ 12章7-9節
納得! このつらさは、私が謙遜になるための、『試練』なのだわ! と考え、納得しました。
とうとう。
今日・初日の目的地が、遠方に見えた。
『葛城山』
頂上に、3人が立つのが見える。
私も、あの頂上に立つまでに・・・あと幾つの峠を越えるのやら?
緑一色の山々。
自然の緑に、これだけの緑色の種類があるのだと、感動する。
続く連山。
私もその連山の一つの中にもぐり込み、自然と一体になっているのだと・・・
感動する。 自然の大きさの前に脱帽する。
朝8時半のスタートから・・・
10㎞。 7時間。 27208歩。
午後3時半。
到着。 『葛城山 頂上』
今日の道程は、厳しい山道でした。
高山を登り終えた達成感とはちょっと違って・・・
頂上からの景色。 『四方 山々』
頂上達成の儀式。
美しい眺めに酔いながら・・・ 『ワインで乾杯!』
つらい道のりだったからこそ…達成感は大きい。感謝!感謝!
お疲れ様で・・・ 『鴨鍋』
縦走は、上って下りて、又上ってと、いくつかの山を制覇していくのです。
今回も、低山のために暑さが残り大変でしたが、計画通りにこなせてたのは感謝でした。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
山と海とどちらがお好きですか? お元気で!