商品整理をしていると、若い男子の二人組に声をかけられた。
もちろんナンパではない。
「このタンクトップを重ね着で着たいんですけど、何色を合わせたらいいですか」
えっ。
わたし、若い男子の服の好みなんて分からないわ。
ズボンをずり下げて履くあなた達のセンスも理解できないし。
でも、せっかく聞いてくれたのに分からんとも言えないし。
ここは店員さんらしくアドバイスしなければ。
「え~と、同系色をもってきてもすっきりしますし、反対色でもはっきりしていいですね」
いい加減だ。
「白をもってくれば涼しげですし、まあ無難は黒でしょうか」
ますます。
「じゃ、無難に黒にします」
笑顔で決断する若い男子。
「ありがとうございます~」
ほっとしつつ、心なしトーンの高いわたしでした。
もちろんナンパではない。
「このタンクトップを重ね着で着たいんですけど、何色を合わせたらいいですか」
えっ。
わたし、若い男子の服の好みなんて分からないわ。
ズボンをずり下げて履くあなた達のセンスも理解できないし。
でも、せっかく聞いてくれたのに分からんとも言えないし。
ここは店員さんらしくアドバイスしなければ。
「え~と、同系色をもってきてもすっきりしますし、反対色でもはっきりしていいですね」
いい加減だ。
「白をもってくれば涼しげですし、まあ無難は黒でしょうか」
ますます。
「じゃ、無難に黒にします」
笑顔で決断する若い男子。
「ありがとうございます~」
ほっとしつつ、心なしトーンの高いわたしでした。