昔の唱歌や童謡の歌詞を勘違いしていた、という話はよく聞く。
橘、香る→立花薫(人名)
こは、いかに→怖い蟹
野中の薔薇→夜中の薔薇
勘違いもあり、聞き違いもあり。
でもそれは子供の頃で、大人になるといつしか勘違いに気付くものだ。
先日、ぼーっとテレビを見ていたら、何かの番組で「東村山温度」を口ずさんだ人がいた。
テロップに歌詞が出た。
♪東村山~、庭先ゃ 多摩湖
え、替え歌?
と思った瞬間に気付いた。
違う、こっちが正しいんだ!
わたし、そのときまで、大人になってもずっと何十年も
♪東村山~、庭咲きゃ たばこ
だと思っていたのだ。
意味が分からないでしょう。
でも子供の頃のわたしの頭の中には
東村山という所では、たばこの葉っぱの栽培が盛んで
庭先にも、その花が咲いている・・・という情景がはっきりと浮かんでいたのだ。
ちょっと茶摘みの歌とイメージがかぶっているかも。
でも、なんか変だとどこかで思っていたから
正しい歌詞を見た瞬間に、長年の間違いに気付いたんでしょうね。
なんか怖いような面白いような。
人生の今頃になってずっと間違えてたことに気付くって。
こういうの他にもあるとしたら・・・