まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

イライラするぅ!

2020年10月15日 19時11分16秒 | 日々雑感

いとうあさこじゃないけれど、わたしは今「いらいらするぅ!」という感じなのだ。

テレビも新聞も「つらいときは早めに相談して」と言うけれど

一体、誰に相談しろというのだろう。

ネットで知り合った人に相談して事件に巻き込まれた人のことを

「なんで知らない人になんか相談するのか」と首をひねる人は

周りに相談する人がいくらでもいるか、そもそも悩んでいないかのどちらかだ。

多くの人は「こんなこと、大したことじゃない」とか

「相談するほどのことでもない」と、我慢して毎日をやり過ごしてる。

そのまま、いつの間にか悩みもイライラも消え去ってしまうこともあるけれど

いつの間にか積もり積もってしまうということもあるのだ。

そして、積もり積もったときにはもう、自覚がなかったりする。

だから大したことじゃなくてもイライラや悩みを吐き出す場が必要なのだが

じゃあ誰にそのことを聞いてもらえばいいのだ。

職場にいる嫌な上司のことなら、みんなで共通の敵にしてやり玉に挙げられるだろう。

悪口を言っても根本的な解決にはならないが、そもそもモラハラでもパワハラでもセクハラでもない限り

根本的な解決をするのは難しい。

いや、それだって根本的な解決は難しいけど。

ただ、上司に本当に問題があるのなら一応、打つ手はあるのだ。

多分、多くの職場でイライラさせる上司は、法的に措置が取れるようなことでイライラさせているわけではないのだ。

上司に限らない。

例えば家族、恋人、同僚、ご近所。

厄介なのは、別に相手が間違っているわけでもないという場合だ。

相手が正しいことと、こちらがイライラすることとは全くの別問題なのに、

相手が正しくてもイライラするのは仕方ないのに、

イライラする自分が悪いのだ、イライラしてはいけないのだ・・・

と思えば、鬱々としてしまうが、それを避けようとして自分が正しいと思い込めば攻撃的になる。

全くやりきれない。

こういうときに家族や友人に愚痴るとすっきりする。

わたしもかつては姉や、友人に愚痴ったりしていた。

でも、そんな風に人をサンドバッグにしていいのだろうか。

聞かされた方は別に楽しくもなんともないだろう。

そこでわたしは、勤務先が契約している委託カウンセリングに電話をしてみたのだ。

テンションの低めな男性が出たのは、まあ分かる。

悩んでいる人に対して元気な声で、ハキハキと「どうしましたか!」と聞くのはよくない。

だが話していると「落ち着き」というよりは「覇気のなさ」とか「のれんに腕押し」みたいな感じ。

なんか眠そうな声なのだ。

そしてわたしに対してのアドバイスが

「だいぶストレスがたまっているようですので」

(うん、さっきストレスがたまってるって自分から言ったけどね)

「仕事から離れたときは、なるべく仕事のことは考えないようにして・・・」

(多分、考えないようにと持っても、頭の中がぐるぐるしてしまうから悩むんじゃないかしら)

そもそも、頭の切り替えがきっちり出来る人はあまり悩まないしカウンセリングに電話もかけない。

(この人バイトかしら)

まあこのカウンセラーも、こちらの職種も人間関係もよく知らないのだ。

はじめから的確なアドバイスは期待していない。

ちょっと愚痴ればすっきりするかと思ったのだ。

だが、愚痴を聞くにも技術が必要なのだとよく分かった。

「はあ。はい・・・。ええ。」の繰り返し。

そして何度も「だいぶストレスがたまっているようなので・・・」

それはもう分かってるっちゅうの。

その人に話しているうちに余計イライラしてきた。

これなら穴を掘って叫んだ方がましである。

会社がどれだけケチって適当なカウンセリングに委託してるかよく分かった。

こらー!

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