ある奴隷少女に起こった出来事

本屋さんで偶然見かけて買い求めた本です。



「ある奴隷少女に起こった出来事」を読みました。

人間が人間を売り買いし私物として扱う…

人間は優位に立つと、ここまで残忍になれるのかと、改めて驚きました。

アメリカの黒人奴隷は、昔アフリカの人達をだまして白人の国へ連れて行き奴隷にされた人達です。

この本は１６０年前に、奴隷だった少女が綴ったノンフィクションです。

当時は、知的な文章から白人が書いたノンフィクションと思われていましたが、

近年、研究検証の結果実在した女性が書いたものと分かり、再び脚光を浴びた本です。

堀越ゆきさんが目にして「どうしても翻訳しなければ。」という強い思いから

忙しい仕事の合間を縫って翻訳されました。

肌の色が白いだけで優れていると思う人達は、その考え方だけで、自分が劣ってることを自覚すべきと思ってしまいます。