三重の伝統行事「上げ馬神事」 馬暴行で書類送検 5人疑い
猪名部神社の「上げ馬神事」
こちらの動画は、近くの別のところの同じような行事の動画なんだけど、これが一番、この「上げ馬神事」の雰囲気が判ると思います。
高校生の騎手が乗った馬に登り坂を疾走させて、そのまま2mくらいの土壁を乗り越えさせる、という行事です。
これで、今回、書類送検されたわけですが、ちょっとというかかなり誤解している人が多いみたいで。
以前、私が動物愛護関係の講演を聞きに行った時に、それを主催か共催していた愛護団体グループが、この行事の事をかなり問題視していました。
再三、現地で申し入れをしていたそうなんだけど、全然「伝統行事だから」と改善なくて。
馬に壁を駆け登る、というかよじ登らせる、という事で結構危険なんだけど、それを乗馬の経験も騎手の経験もそれまでロクにした事のない高校生に任せる(多分、体重の関係からだろうけど)
馬は、競馬等から「使えなくなった」馬を借り集めてくる、当然、「よじ登る」なんていう経験はない馬ばかり。
で、当然馬は怖がり、イヤがるわけですが、それを無理やりに殴る、蹴る、叩く、したりとか、鼻先に唐辛子等を押しつけたりして興奮状態にさせて登らせる、登りきる事に意義がある神事ですので。
愛護団体は、この「神事」そのものを否定しているわけじゃないのですが、どうも一般人はそうだと思っているようです(苦笑)
神事だから、伝統だから何をやってもよい、という一部の祭り関係者を今回、糾弾したわけで。
なので、特定の個人数名をしっかり特定して書類送検した、という事は、警察という第三者の目から見て、彼らの行為は「虐待」と判定されたわけです。
こういうニュースが出ると、すぐ「愛護団体は過剰だ」「肉食べるくせに」「闘牛はいいのか??」等々、かなり感情的に過剰な反応を出すのは、実は動物愛護関係者じゃなくて、一般ピープルの方なんだけどその自覚がないっていうところが面白いというか、愚かしいというか(爆)
「肉食べるくせに、動物虐待とかって言うな!!」という意見が多いですね、ホント。
あ、私は肉食べませんので、言う権利あり、っていう事でよいかな??(爆)
要するに、神事そのものではなく、神事のためという名の元に一部の人たちが虐待行為を行っていた、ため書類送検された、というのが今回の事件なんですね。
その後、祭りを実施する側も、坂の傾斜や高さを検討したり、獣医師を常駐させて馬の怪我にすぐ対応できるようにしたり、という改善策を行っているそうです。
人間は動物と共生して生きています。もちろん、人間側が一方的に動物を搾取するケースが圧倒的ではあります。
人間が生きていくためには仕方ない一面もあります、だが、それを過剰に解釈して「人間じゃない、だから何してもOK」にしてはいけないと思います。
そういう考え方をする人間は、いつか「(自分と同じ)●●国民じゃないから何してもOK」「(自分の)家族じゃないからOK」「自分じゃないからOK」と、どんどんとその「何をしても」の範囲を拡大解釈していく危険性があります。
自分たちの首を絞める前に、もうちょっと冷静に考えて欲しいものです。
猪名部神社の「上げ馬神事」
こちらの動画は、近くの別のところの同じような行事の動画なんだけど、これが一番、この「上げ馬神事」の雰囲気が判ると思います。
高校生の騎手が乗った馬に登り坂を疾走させて、そのまま2mくらいの土壁を乗り越えさせる、という行事です。
これで、今回、書類送検されたわけですが、ちょっとというかかなり誤解している人が多いみたいで。
以前、私が動物愛護関係の講演を聞きに行った時に、それを主催か共催していた愛護団体グループが、この行事の事をかなり問題視していました。
再三、現地で申し入れをしていたそうなんだけど、全然「伝統行事だから」と改善なくて。
馬に壁を駆け登る、というかよじ登らせる、という事で結構危険なんだけど、それを乗馬の経験も騎手の経験もそれまでロクにした事のない高校生に任せる(多分、体重の関係からだろうけど)
馬は、競馬等から「使えなくなった」馬を借り集めてくる、当然、「よじ登る」なんていう経験はない馬ばかり。
で、当然馬は怖がり、イヤがるわけですが、それを無理やりに殴る、蹴る、叩く、したりとか、鼻先に唐辛子等を押しつけたりして興奮状態にさせて登らせる、登りきる事に意義がある神事ですので。
愛護団体は、この「神事」そのものを否定しているわけじゃないのですが、どうも一般人はそうだと思っているようです(苦笑)
神事だから、伝統だから何をやってもよい、という一部の祭り関係者を今回、糾弾したわけで。
なので、特定の個人数名をしっかり特定して書類送検した、という事は、警察という第三者の目から見て、彼らの行為は「虐待」と判定されたわけです。
こういうニュースが出ると、すぐ「愛護団体は過剰だ」「肉食べるくせに」「闘牛はいいのか??」等々、かなり感情的に過剰な反応を出すのは、実は動物愛護関係者じゃなくて、一般ピープルの方なんだけどその自覚がないっていうところが面白いというか、愚かしいというか(爆)
「肉食べるくせに、動物虐待とかって言うな!!」という意見が多いですね、ホント。
あ、私は肉食べませんので、言う権利あり、っていう事でよいかな??(爆)
要するに、神事そのものではなく、神事のためという名の元に一部の人たちが虐待行為を行っていた、ため書類送検された、というのが今回の事件なんですね。
その後、祭りを実施する側も、坂の傾斜や高さを検討したり、獣医師を常駐させて馬の怪我にすぐ対応できるようにしたり、という改善策を行っているそうです。
人間は動物と共生して生きています。もちろん、人間側が一方的に動物を搾取するケースが圧倒的ではあります。
人間が生きていくためには仕方ない一面もあります、だが、それを過剰に解釈して「人間じゃない、だから何してもOK」にしてはいけないと思います。
そういう考え方をする人間は、いつか「(自分と同じ)●●国民じゃないから何してもOK」「(自分の)家族じゃないからOK」「自分じゃないからOK」と、どんどんとその「何をしても」の範囲を拡大解釈していく危険性があります。
自分たちの首を絞める前に、もうちょっと冷静に考えて欲しいものです。