なんと、足立区のキツキャラ、アダチンがAmazonに進出しておりましたっ!!
アダチン
私は、北千住の文具トラヤさんと、秋葉原まで行って買ったのにぃぃ〜っ!!!(爆)
ま、それは置いといて・・・
昨日は、定期検診があったので朝飯抜きで大変でした。
うーむ、世間的には「朝食抜きは健康に悪い」とかって食べる事を勧めてますが、私的には絶対食べるよ、だって昼まで持たないもんね〜。
で、検診項目がいろいろあって、待たされる事も多いので、こっそり文庫本を忍ばせて行きました。
で、読んでたのが・・・コレ。
死神の矢
横溝正史だよ〜ん(笑)
で、この本でも金田一耕助は、現場に最初からバリバリいるにもかかわらず、3人も殺されました^_^;;
あぁ、日本一頼りない名探偵・・・
で、金田一シリーズって犯人が女性というケースが多いような印象をうけた、と以前書きましたが、その理由がなんとなく分かったような気がするなぁ。
っていうのは、男性が犯人の場合、わりと動機とかが直接的でわかりやすいんだよね、そしてその殺人の主体っていうのか、そーいうのがあくまで「自身」にある。
それに対して、犯人が女性の場合って、自分のため、っていうのもあるにはあるんだけど、結構「誰かのために」っていうケースが多い、特に愛する男のために、とかっていうパターン。
彼を幸せにするために、とか、彼を犯人にしないために先手を売って、とか、また偽装するのも大体女(笑)
なので、動機とかが直接的っていうよりもワンクッションあるため、それが小説の味というか謎が深くなるのに関わってくるような気がします。
舞台は戦後まもなくからしばらく後、が多いからかもしれないけど、現代とは結構価値観が違ってるというか、女性の立場とか、そういうのが随分変わってるんだなぁ〜とも思いました。
今じゃ、これが動機にゃならんな〜というようなのが、自殺とか殺人を犯す立派な動機として成立してるんだからねぇ。
で、女性の立場がかなり弱い(社会的に)分、その犯罪に手を染めた理由もかなり同情できるというか、判るっていうところからもやはり犯人が女性という方が印象が深くなってるのかも。
こういうケースで殺される被害者の男の方って、大体、ヒデー最低なヤツだからさ、なんか読者としても「殺されて当然」レベルというか^_^;
で、この「死神の矢」を読んでいて、妙に気になったのは、お金持ちの一家が舞台なんだけど、「私、バスに入ってきますわ」とかっていうセリフがフツーに連呼されていて、なんか笑えた。
ホテルみたいな客間がいくつもあって、それぞれの部屋にシャワーとバスタブがついているから、なんだろうけど、「シャワー浴びてきます」なら違和感ないけど、「バスに入ってきます」って、なんか妙だなぁ〜と、本筋とはほとんど関連ないのに、そう思いました。
また、バレーってあって、バレーボール??と思ったら、踊りの方のバレーだそうで。
うーむ、今ならバレエだよねぇ。
令嬢はバレエとピアノが必須なんだねぇ、当時って。あと、テニス?
もう一編の短編「蝙蝠男と蛞蝓女」っていう話、「死神の矢」の話はすっかり読んでたはずなのに忘れてましたが、こっちの話はなんとなく覚えてました、こっちの方が面白かったからかなぁ?
もう一冊・・・
47都道府県女ひとりで行ってみよう
日本全国、47都道府県を旅行してみよう、と約4年くらいかけて実行してみた作者の旅行エッセイ&ちょこっと4コママンガ。
しかし、旅行本とか紀行本って結構あると思うが、こんだけ盛り上がらない本って初めて読みました(爆)
なんか、旅行本なのに、引きこもってるような感じでございました。
大体、作者自身があんまり旅行向きじゃない人っていうか・・・
「女が一人で旅行しているなんて・・・(寂しい、可哀想)」っていう思考は、現代はまぁあんまりないっていうか、あってもおおっぴらに言う方が、不躾っていうか非常識、という視点を浴びる方が普通かと思うのですが、この人はそれほど「昔」時期に旅行しているわけでもないのに、自分自身がその「女一人旅で寂しそう」というステレオタイプのイメージに自分で浸ってしまっているような気がしてなりませんでした、Mっ気があるのかなぁ?
で、文章が非常に簡潔、というか、悪くいえば単純で直接的。
てっきり、素人レベルの人のブログかなんかが人気が出て、まとめて本にした、という傾向だと思ったら、作者はプロで漫画とかエッセイストみたいな人っていうのでビックリしました、正直^_^;
いや、そのシロートっぽさがいいのかもしれませんが。
そして、何よりも「旅を楽しんでない」っていうのが行間から、文字の間から滲み出てるんだよね、特に最初の方。
普通、旅行本って読んでみて「あぁ、面白そう、こういう旅の仕方もあるのか、私も行ってみたいっ!!」と思わさえるケースが多いんだけど、この本は正直、「なんでこの人、旅行してるんだろう、こんなつまらなそうに・・・」って、読んでる方もかなり盛り下がるんだよね、特に前半の方とか。
多分、この人の旅は「都道府県全部に行く」っていう事が目的であって、別に「行った先で何をする、みる」とかっていうのが目的じゃないから、そういう展開になってしまうんだと思う。
そして、実際にやってる事をみると、どうもマスツーリズム的な旅行なんだよね〜(旗持ったガイドの後ろをゾロゾロ歩いて団体でまわるようなツアー)それを個人でやってるんだから、そりゃ〜、違和感だろう。
個人で行くなら、もっと目的を明確にある程度絞って行く方が楽しめる、と思うんだがねぇ。
さらに、この方はどうも好奇心とかあんまりナイし、雑学レベルというか、そーいう知識もあまり豊富ではない、というか興味がないらしい。
個人的先入観として、漫画家さんって、すごく雑学知識が豊富である(ネタになるから)もんだと思っていただけに、結構びっくりしましたねぇ、地理歴史に対する知識もちょいと大丈夫か?レベルだし、別にそれを克服したいとか、そーいう感じでもない。
自分のドジ話をネタにして、自虐的に笑う、っていう事なのかもしれないけど、どうも笑っていいもんかどうか、ビミョーっていう感じだなぁ〜。
普通、こういう旅行本とかブログとかで自分が行ったとことか、地元のことが書いてあったりするとちょっと嬉しくなったりするもんだが、この本ではその感覚も皆無・・・
浜松の楽器博物館のことが書いてあったんだけど「想像以上に見ごたえがあった」って褒めてはあるんだけど、その一言だけでねぇ・・・
どこが、どう良かったのか、行く前はどういうイメージだったのか?とかって少しは書かないのか?ページの都合なのか?それとも??
という感じで、参考にAmazonの読者レビュー見たけど、結構賛否両論っていうか否の方がやや強いかな?まぁ、判るけど。
時々、「旅行の話は、聞くよりも話す方が楽しいものなのだ」とか、「富山県はどうしてもなんだか「富士山」と関係があるような気がしてならない」とかって、時々ハッとさせるような思わぬ感性を感じるところもあるにはあるんだけどねぇ、
富山と富士山・・・言われてみれば、間に士って一文字あるだけ、なんだねぇ〜、全然思いもしなかったけど。
この人の、他のマンガ作品とかは結構評価も高いんだよねぇ、なんか絵柄は麻生ハルミンさんの線を細めにしたみたいな感じだけど。
まー、私の場合は自分で買ったわけでもなく、図書館で借りたからいいといえばいいんだけど、この本を読んで旅に出たくなるってことは確かにまずありえないし、この人の他の本を読んでみたくなった、とも正直思わないけど、あまりにもこの後ろ向きな姿勢が実は計算上での狙い?と疑いたくなったりもしました(爆)
あと、「無理して『その土地の名物』を食べよう、と意気込むは止めよう」っていう姿勢はまぁありかと思うけど、自分が魚介系苦手なのに、結構何回も「名物」って言われる海山物系料理を頼んで、「やっぱりダメだった」って食べ残す描写のところが一番嫌いでした^_^;
残すなら頼むなよ、しかも自分で判ってるくせに!!
食べ物を、命を粗末にするなっ!!、ってこのあたりだけはキッパリ嫌いでした、この本。
アダチン
私は、北千住の文具トラヤさんと、秋葉原まで行って買ったのにぃぃ〜っ!!!(爆)
ま、それは置いといて・・・
昨日は、定期検診があったので朝飯抜きで大変でした。
うーむ、世間的には「朝食抜きは健康に悪い」とかって食べる事を勧めてますが、私的には絶対食べるよ、だって昼まで持たないもんね〜。
で、検診項目がいろいろあって、待たされる事も多いので、こっそり文庫本を忍ばせて行きました。
で、読んでたのが・・・コレ。
死神の矢
横溝正史だよ〜ん(笑)
で、この本でも金田一耕助は、現場に最初からバリバリいるにもかかわらず、3人も殺されました^_^;;
あぁ、日本一頼りない名探偵・・・
で、金田一シリーズって犯人が女性というケースが多いような印象をうけた、と以前書きましたが、その理由がなんとなく分かったような気がするなぁ。
っていうのは、男性が犯人の場合、わりと動機とかが直接的でわかりやすいんだよね、そしてその殺人の主体っていうのか、そーいうのがあくまで「自身」にある。
それに対して、犯人が女性の場合って、自分のため、っていうのもあるにはあるんだけど、結構「誰かのために」っていうケースが多い、特に愛する男のために、とかっていうパターン。
彼を幸せにするために、とか、彼を犯人にしないために先手を売って、とか、また偽装するのも大体女(笑)
なので、動機とかが直接的っていうよりもワンクッションあるため、それが小説の味というか謎が深くなるのに関わってくるような気がします。
舞台は戦後まもなくからしばらく後、が多いからかもしれないけど、現代とは結構価値観が違ってるというか、女性の立場とか、そういうのが随分変わってるんだなぁ〜とも思いました。
今じゃ、これが動機にゃならんな〜というようなのが、自殺とか殺人を犯す立派な動機として成立してるんだからねぇ。
で、女性の立場がかなり弱い(社会的に)分、その犯罪に手を染めた理由もかなり同情できるというか、判るっていうところからもやはり犯人が女性という方が印象が深くなってるのかも。
こういうケースで殺される被害者の男の方って、大体、ヒデー最低なヤツだからさ、なんか読者としても「殺されて当然」レベルというか^_^;
で、この「死神の矢」を読んでいて、妙に気になったのは、お金持ちの一家が舞台なんだけど、「私、バスに入ってきますわ」とかっていうセリフがフツーに連呼されていて、なんか笑えた。
ホテルみたいな客間がいくつもあって、それぞれの部屋にシャワーとバスタブがついているから、なんだろうけど、「シャワー浴びてきます」なら違和感ないけど、「バスに入ってきます」って、なんか妙だなぁ〜と、本筋とはほとんど関連ないのに、そう思いました。
また、バレーってあって、バレーボール??と思ったら、踊りの方のバレーだそうで。
うーむ、今ならバレエだよねぇ。
令嬢はバレエとピアノが必須なんだねぇ、当時って。あと、テニス?
もう一編の短編「蝙蝠男と蛞蝓女」っていう話、「死神の矢」の話はすっかり読んでたはずなのに忘れてましたが、こっちの話はなんとなく覚えてました、こっちの方が面白かったからかなぁ?
もう一冊・・・
47都道府県女ひとりで行ってみよう
日本全国、47都道府県を旅行してみよう、と約4年くらいかけて実行してみた作者の旅行エッセイ&ちょこっと4コママンガ。
しかし、旅行本とか紀行本って結構あると思うが、こんだけ盛り上がらない本って初めて読みました(爆)
なんか、旅行本なのに、引きこもってるような感じでございました。
大体、作者自身があんまり旅行向きじゃない人っていうか・・・
「女が一人で旅行しているなんて・・・(寂しい、可哀想)」っていう思考は、現代はまぁあんまりないっていうか、あってもおおっぴらに言う方が、不躾っていうか非常識、という視点を浴びる方が普通かと思うのですが、この人はそれほど「昔」時期に旅行しているわけでもないのに、自分自身がその「女一人旅で寂しそう」というステレオタイプのイメージに自分で浸ってしまっているような気がしてなりませんでした、Mっ気があるのかなぁ?
で、文章が非常に簡潔、というか、悪くいえば単純で直接的。
てっきり、素人レベルの人のブログかなんかが人気が出て、まとめて本にした、という傾向だと思ったら、作者はプロで漫画とかエッセイストみたいな人っていうのでビックリしました、正直^_^;
いや、そのシロートっぽさがいいのかもしれませんが。
そして、何よりも「旅を楽しんでない」っていうのが行間から、文字の間から滲み出てるんだよね、特に最初の方。
普通、旅行本って読んでみて「あぁ、面白そう、こういう旅の仕方もあるのか、私も行ってみたいっ!!」と思わさえるケースが多いんだけど、この本は正直、「なんでこの人、旅行してるんだろう、こんなつまらなそうに・・・」って、読んでる方もかなり盛り下がるんだよね、特に前半の方とか。
多分、この人の旅は「都道府県全部に行く」っていう事が目的であって、別に「行った先で何をする、みる」とかっていうのが目的じゃないから、そういう展開になってしまうんだと思う。
そして、実際にやってる事をみると、どうもマスツーリズム的な旅行なんだよね〜(旗持ったガイドの後ろをゾロゾロ歩いて団体でまわるようなツアー)それを個人でやってるんだから、そりゃ〜、違和感だろう。
個人で行くなら、もっと目的を明確にある程度絞って行く方が楽しめる、と思うんだがねぇ。
さらに、この方はどうも好奇心とかあんまりナイし、雑学レベルというか、そーいう知識もあまり豊富ではない、というか興味がないらしい。
個人的先入観として、漫画家さんって、すごく雑学知識が豊富である(ネタになるから)もんだと思っていただけに、結構びっくりしましたねぇ、地理歴史に対する知識もちょいと大丈夫か?レベルだし、別にそれを克服したいとか、そーいう感じでもない。
自分のドジ話をネタにして、自虐的に笑う、っていう事なのかもしれないけど、どうも笑っていいもんかどうか、ビミョーっていう感じだなぁ〜。
普通、こういう旅行本とかブログとかで自分が行ったとことか、地元のことが書いてあったりするとちょっと嬉しくなったりするもんだが、この本ではその感覚も皆無・・・
浜松の楽器博物館のことが書いてあったんだけど「想像以上に見ごたえがあった」って褒めてはあるんだけど、その一言だけでねぇ・・・
どこが、どう良かったのか、行く前はどういうイメージだったのか?とかって少しは書かないのか?ページの都合なのか?それとも??
という感じで、参考にAmazonの読者レビュー見たけど、結構賛否両論っていうか否の方がやや強いかな?まぁ、判るけど。
時々、「旅行の話は、聞くよりも話す方が楽しいものなのだ」とか、「富山県はどうしてもなんだか「富士山」と関係があるような気がしてならない」とかって、時々ハッとさせるような思わぬ感性を感じるところもあるにはあるんだけどねぇ、
富山と富士山・・・言われてみれば、間に士って一文字あるだけ、なんだねぇ〜、全然思いもしなかったけど。
この人の、他のマンガ作品とかは結構評価も高いんだよねぇ、なんか絵柄は麻生ハルミンさんの線を細めにしたみたいな感じだけど。
まー、私の場合は自分で買ったわけでもなく、図書館で借りたからいいといえばいいんだけど、この本を読んで旅に出たくなるってことは確かにまずありえないし、この人の他の本を読んでみたくなった、とも正直思わないけど、あまりにもこの後ろ向きな姿勢が実は計算上での狙い?と疑いたくなったりもしました(爆)
あと、「無理して『その土地の名物』を食べよう、と意気込むは止めよう」っていう姿勢はまぁありかと思うけど、自分が魚介系苦手なのに、結構何回も「名物」って言われる海山物系料理を頼んで、「やっぱりダメだった」って食べ残す描写のところが一番嫌いでした^_^;
残すなら頼むなよ、しかも自分で判ってるくせに!!
食べ物を、命を粗末にするなっ!!、ってこのあたりだけはキッパリ嫌いでした、この本。