ムクドリ
奈良駅ついたら、あちこちにこのポスターが貼ってあったのだな。
世界絵本原画展。
猫限定、ってわけでも無さそうだが。
会場は、奈良県立美術館。
駅から奈良公園に向かう途中というか、向かいというか、の便の良い美術館。
開催2日目!でしたが、会場直後の時間帯のせいかかなり余裕!
小学生以下は無料なんですが、子どもの姿は無し。
で、ブラティスラヴァって言うのは、スロヴァキアの首都で、そこで2年に一度、世界の絵本原画展が開催されているそうで、通称BIB。
日本からも15作品くらい出展しているそうな。
で、集まった作品の中からグランプリとか各種賞を選んでるそうだが・・
いやー、こりゃ大変だよ審査員^_^;;;
ほんと、いろんな手法、いろんな視点からの作品ばかりで、絵本つうとイコール小さい子の読む物、が一般的かもしれんが、ここのはわりとアート!ですな。
絵はもちろん、その1ページというか見開きページに文章と文字のレタリングや配置、読んだ時の音、と、絵との統合的なデザイン作品!つう感じだな。
もちろん、子どもが喜びそうなのもあるけど、グランプリの絵本なんかは完全に大人向けのグラフィックな詩の本、って感じ!
で、原画はスペースの関係で一部のみの展示ですが、ほとんどの絵本は印刷された実物の本も置かれていて、こちらは手にとって読めるのだ!
気になった作品は、じっくりページをめくりつ読めるんだが、各国の言語版なんで珍しい文字とかが載ってて文字だけでもデザイン・アート!って感じでしたわ。
絵本だからまあ大体わかるけど、日本語版でも読んでみたいなあー、と思うような絵本が多数。
アイデアスケッチとか、モデル猫写真とかも。
はあはあはあ・・
で、ネコヅメの夜、表紙は本屋で見たんだが読んだことは無くて、そしたらなんとこの会場で読める!ではありませんか!
で、読んだ・・
あー、ネコヅメってそー言う意味なのかっ!!!
私はてっきりネコの縄張り争いとか喧嘩とかの話だと思ってましたよ^_^;;;
このシーンのクリアファイルを買いましたー!
このネコ達、全て一匹一匹実物のモデル猫がいて、ちゃんとラフ画ではそれぞれ名前で書いてあるんだよ!!!
他の日本の作品もどれもユニークで凄い!!
これは、電気との関わりを描いた絵本の原画、だが布に描いてあるのだ!
谷川俊太郎文の絵本は、先に絵を描いてから谷川俊太郎氏が文をつけたとか。
奇っ怪な擬音語だらけ^_^;;;
いやー、絵本って総合アートだね、ほんと。
頭の体操というか、ストレッチになった感じでした。