
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき
と、百人一首にありますが、鹿の声って聞いた事ありますか?
なーんとなく私のイメージ的には、か細く高い声ケーンって感じの声かな?って思っておりましたが・・
秋って鹿の発情期のせいか、あちこちで鳴いてるわ鳴いてるわ、で一生分の鹿の声を聞いた気がしますわ。
で、実際の鹿の声(多分オス鹿)は、子どもの叫び声+ヤギのいななき+軋んだドアを開ける音÷3、って感じだな^_^;;;


という感じで、奈良と言えば鹿!鹿ですな。
奈良公園内はわんさかおります。
まるで鹿牧場みたいだか、この鹿達は野生の鹿なんですな〜。
元々は奈良公園にある春日神社、ここの神さまは鹿に乗ってやってきたから、鹿は神のお使いだから大切にしましょう、的な流れが昔々からあり、結果野生の鹿は人間を恐れなくなりました、という事だそうで。
しかし、野生動物ですから発情期はやはり血の気が多くなり、メスを巡ってオスは角をガツガツとぶつけ合って力比べをする、なんで人と鹿の共生のため角を先に切っちゃうんですなー。
なんで、私が見かけたのはほとんど角を切られたあとのオス鹿。


角がなくても角突き合わせております。

角がなくてもメスのお尻を追っかけてます。

角有り鹿もいましたが、圧倒的少数。
って感じで、ほとんどはすでに角無しなんですが、
奈良の秋の風物詩でこんなイベントが。


こんな感じで、特設スタンドと幕で囲まれた場所に角有り鹿が三頭。

かなり興奮してます。
で、旗を持った人が鹿が走る道を作ります。
外周をぐるぐる走らせて、竹で作った四角の枠+ロープの器具を角に引っかけて、鹿の足を止めます。

で、ロープを手繰り寄せて鹿を横に寝かせて、皆で枕付きお布団へ。

で、神主さん装束の方が角切りをします。

糸ノコみたいなんで切りますが、あっと言う間に切れます!

切られた鹿は裏手から退場。
という感じで、三頭の角切りを見ました。
で、この角切りイベントで全てのオス鹿の角を切るわけではなく、前後してこっそりどこかで角を切られていくそーで。
で、奈良には久々に来て、昔も奈良公園に来て鹿にも会ってるわけだが、なーんか昔の方が鹿が凶悪だったような気がするなあ。
鹿せんべい買おうもんなら、あっと言う間に鹿に取り囲まれてせんべい強奪されたイメージあったけど、今回は全然。
せんべい売りの売店近くにたむろしても無いし、三連休で観光客も多いせいか、鹿せんべいあげてもシカトしている鹿もいました!!
まあ、パンフ食べてる鹿もいたが。

そして、これ!
自販機に鹿募金が組み込まれてるんですよ!
面白いですねー。

もちろん鹿

子鹿もちょこちょこ

袋角〜


一般の最近日本では、鹿の増えすぎで山が荒れる、と駆除やその後の肉の利用、とかが鹿の話題になるんだが、奈良だけは別天地ですな。