渋谷Bunkamuraで開催中の、トレチャコフ美術館展に行ってきましたー!
2009年にも開催されてまして、約10年ぶり!に、この方にまたお会いしてきました。
相変わらず、お美しい・・
ですが、この目つきがどこかリアル世界で見た覚えがあるよ、何処だったかー?と思い返したら、わかったわかった!
ロシアの入国管理のとこの係のおば様達の目つきだよ、これ!(爆)
ロシア美女が歳取るとこーなるよ、のどぅえーん!な体型なんだが、頭は小さい(笑)
プーチン大統領も、身長はそんなにないのにそれほど小さく感じないのは頭が小さいのに肩幅は広くてガタイがいいから、って言うのがあると思うが、彼女達もそう言う感じでありました。
で、パスポートと私の顔を何回も見直して、後ろの同僚の同じ感じの元ロシア美女と何ごとか言葉を交わした後、私に対しては全くの無言でバンバンとスタンプ押してパスポートを押し返してくる・・と、あー、またロシアに来たんだなあ自分!と、強く実感するわけですが(爆)
まあ、愛想無くても美女は美女(爆)
ですが、この絵が描かれた時代のロシア、帝政ロシア末期の社会から見ると・・
当時は女性は男に守られるべき存在、言い換えると男に従属する存在で自律した存在ではなかった。
この絵の彼女のように、単身で自らの身をまんまで晒すように馬車に乗ってる、というのはかなりスキャンダラスな行動であったらしい。
きっと彼女の姿を見た人々は、はしたない、ふしだらな、信じられない、的な好奇と侮蔑の視線を送っていたのだろう。
そんな視線に対する彼女の答えがこの視線なんだよね!
さらに馬車の上、高いとこからそー言う大衆を見下ろす・・ネコは高いとこにいる方が有利つうアレですな!
そして、この彼女は単にそう言う女性、つうだけでなくいろいろ伝統や権威に綻びが生じつつあり、新しく生まれつつある新たな潮流が古きものに立ち向かおうとする、挑戦であり戦いを挑んでいる、彼女はそう言う新しい時代、新しい人々の象徴なのかもしれません。
この絵の作者、クラムスコイの弟子がレーピンで、レーピンは従来のロシア美術アカデミーに反発して脱退して、移動派という新しいグループを作ったわけだから、まさしくそういう時代だったんだろうねー。
コスプレ・チェブ
そーいや、彼女が初来日したのは1970年代らしくて、当時のデパートの大看板の写真がありましたが、それに「レーピンの師、クラムスコイの『忘れえぬ人』公開!」みたいな煽り文句がありましたが、って事はレーピンの知名度はかなり高いって事なんだろうか、当時は??
他は、風景画と人物画が半々くらい、いや風景の方がやや多いかなー?
特定の画家というより、満遍なく沢山の画家の作品を持ってきた、つう感じかなー?
レーピンも2点くらいしか無かったし。
皆、リアル志向の油彩なんだが、音声解説聞いてると、風景画にしてもただ描くのではなく、一旦自らの中を通して再構成して描く、みたいな事言ってて、なるほどだからレーピンの描く肖像画も同じだねーと思ったりとか。
そこにロシア人としての魂、ロシアの魂が絵画に宿るのかもしれません。
そー言えは、日露戦争に従軍して戦死した画家の作品もありました(;_;)
アリョンカチョコとチェブチョコ。
そーいやシーシキンの松林の絵、これチョコだわ、ってまず思った私^ ^;;
渋谷は現在チェブとコラボ中らしい。