静岡市美術館にて開催中のショパン展を観てきました。
ショパンといえば勿論作曲家であり、普通ショパンについてなら当然コンサートなり、になるわけかと思うが、そのショパンをあえて美術館で展示、美術館という箱でどうやってプログラムとして視覚的な展示にするのか?ってあたりをショパンそのものよりも楽しみ?に見に行きました。
ところで、ショパンってどこの国の人か知ってますか?
私は長らくフランス人あたりかと思っていたが、実はポーランド人。
でも20歳くらいでポーランドからパリに行って亡くなったのもパリだそうな。
で、ショパンと言えば音楽室なんかに飾ってある絵は大体↑ですよね。
これ描いたのはオランダの画家で、実際に彼を目のまえでモデルとして肖像画にしたわけだから、まあ大体こういうイメージなんだろう。
なんか繊細でナイーブ、夢想家、芸術家、って感じ。
だが、実際は周囲の強国に蹂躙されまくってた祖国ポーランドを憂いていた熱血活動家(まではいかんが)だったり、下ネタじゃだれ言ったりとかする、そこそこの普通な面もあったらしい。
彼の直筆手紙もありましたが、字が小さいー!インク薄い〜!読めんわ!
に反して、直筆楽譜は結構しっかり書いてました。
まあショパンの曲の楽譜だからほとんど16分音符がぎっちりみっちりだし、シャープさんやフラットさんもわんさかだから読む気にもならん楽譜です^_^;;
で、今回の展示はショパン自体を素材とした作品、今でもショパン肖像画コンクールみたいなのやってて、↑みたいな肖像画を元ネタにして現代風にショパンを描いた作品とか。
で、ショパンの彫像とかもありなんか誰かに似てる・・
あ、そうそう!スネイプ先生だっ!(byアラン・リックマン)
あとはちびまるこちゃんの花輪くんとか巨人の星の花形満とか、最近私がみたのだと47対戦の長野の兄貴のイメージじゃ!
あとはショパンが生きた当時のポーランドやパリの風景や光景を描いた絵画作品とか。
ショパンと言えばジョルジュ・サンドとの恋愛と破局が有名?だが、そのあたりは思ったよりもさらっと流してたなあ。
反対に、それかよ!って思ったのは、漫画の『ピアノの森』コーナー!
主人公たちが参加したのが5年に一度のショパン国際ピアノコンクールだそうだ。
あー、ピアノの森最初あたりは読んだと思うが全部読んでない〜。
基本、こういう音楽天才系漫画とか話ってあんまりなんだよなー。
なんか結局『天才だから、魂でわかる!』的うっちゃり的展開がなんかいまいち、というか。
でも『のだめカンタービレ』は面白かったと思う。
で、ショパン国際ピアノコンクール。
名前は聞いた事あるよーな。
日本人が入賞したりしてニュースになった事とかあったような?
で、あの中村紘子さんも入賞したんだってねー!
昔、ナマで聞きました。後半寝てましたが↑オイ
って感じで、美術館でも結構いろんなジャンルのクロスオーバー的展示ってできるもんなんだなあ、と改めて思ったり。
で、次回はなんと富野由悠季展!
富野由悠季って言えばガンダムシリーズとかですが、あくまで彼は監督・総監督的な人で絵を造る人ではない(確か)
どちらかとかいうと、作品論とか世界観みたいな文章で語る系になりそうなとこを美術館でどうやるのか?
ガンダム展とか宮崎駿展、みたいな切り口ならわかるが、富野由悠季展・・ですか。
うーむ・・どんなもんでしょうかねー??