УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『ミラベルと魔法だらけの家』

2021-11-28 20:36:00 | 映画
ジュビロ、J2優勝決まりましたぁ〜
いやー、J2でも優勝って遠ざかってたから嬉しいねー。
これでも昔は(苦笑)アントラーズと2強でJ1で優勝争いしてた時代もあったんだよ〜
あとはエスパルスが残留決めてくれたらめでたしめでたし、なんだけどね。
静岡としては。

で、今日はこれ見てきました。

ミラベルと魔法だらけの家

原題は『Encanto』
スペイン語で魅力、って意味らしい。
舞台はコロンビアで、魔法を持つ家で暮らす一族、それぞれが何かしらの魔法の力を持ち、それを家族一族と集落のために使っている。
家長で集落のリーダーは年配の女性。
彼女の孫に当たる主人公のミラベル、彼女だけは何故か魔法の力が無い。
魔法ができようができまいが、家族のため一族の役にたちたい、と健気に頑張るミラベルだがついつい裏目に出て反対に皆の邪魔をしてしまう。
ところが、家の魔法の力が急に失われ、と同時に皆の魔法の力も無くなっていく。
どうやらその原因はミラベルに??
って感じで。
ミュージカルシーンがかなり多くて、アナ雪路線の映画だから、アナ雪好きな人にはおすすめです。
アナ雪もそうなんだけど、この路線のディズニー映画って私的にはマーケティング戦略的に見ちゃうんだよね^_^;;
まず、主人公ですがヒスパニック系。
外見も今までのディズニーヒロイン系ではなく、どちらかと言えばヒロインの親友役ポジション的なキャラデザ。
可愛い、というより愛嬌があり親しみやすい感じで。
スプラッタホラーならラストの展開に入る直前に殺される的立ち位置^_^;;
まあ、それはともかく、南米舞台だもんで南米動物が出てくるんだよ、↑のカピバラ、チュウベイバク、アカハナグマ、オオハシ、ジャガーとか。
ナマケモノとかアリクイは出てこなかったが。
アルマジロなんか出したらいいと思うんだがねー。
カピバラは結構出番ありましたが、別に話の展開に絡むわけでもなく(一番動物で絡んでたのはネズミだな)後ろで我関せずって感じの存在感。
日本だとカピバラ知名度はここ数年でかなり高まってますが、海外ではどうなんでしょ?
動物、といえば予告でレッサーパンダに変身しちゃう女の子の話やってたが、日本人はみんな『あれ?おなかが黒くないよ!』と、ツッコミしたであろう(笑)
で、ミラベルに戻ると(ついアナベルと書きたくなるなー^_^;;)彼女の一族って母系大家族なんだよね。
基本、母から娘に財と家が受け継がれていく感じ。
息子は外に出されて別の母系家族に婿として入る感じ。
この家は祖母→娘・娘・息子、なんだけどその息子は『家出した』とされ、いない存在とされているわけだ。
娘が婿を家に迎えいれ、母世代と一緒に暮らしていく、って一族で。
現代の都市型、父系家族制の方がメインな欧米社会としてはかなり家族形態が異なる言ってみれば『古い型』の家族関係。
自分がどうだ、というよりも家族や一族にとってどういう役目を期待されてそれを担う事で円滑に社会が動くパターン。
そのパターンが意図せずとは言え、ミラベルにより破壊され、また再構築される物語であるような。
家族や一族としての役割に応えようとする故にそれが呪縛となり知らず知らずに自らにストレスを課しているミラベルの姉たち。
彼女たちの抱えるストレス・重圧とそこからの解放を描くと同時に、旧来の大家族の理想的な部分を組み入れる事で、やっぱり家族は大切だand自分も大切だ、を両立させる事を成功させるわけで。
このあたりはアナ雪と通じるとこがあるねー。
ミラベルと仲悪い姉、彼女はバラとかそーいう美しい花を生み出せる魔法を使えるんだが、実はほんとに生み出したいのはサボテンとか食中植物・・ってまるで、天地創造デザイン部の冥土ちゃんやんけ!
あ、そーいや短編アニメもついてたが、ディズニーにしては珍しいセル画タイプの昔ながらの2D的アニメでしたー。
で、ネタバレ。














よく思い返したら、実は家長である祖母も魔法使えないんだよね。
彼女は魔法を発見しそれを使い、皆をまとめる役目。
ミラベルが今度はその役目を受け継ぐわけで、それが彼女の真の魔法なんだろう。

コメント (4)
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