うう、今日からまた仕事で起きる時まだ真っ暗・・・
で、私が一番我が家で早起き状態にT^T
正月休みの間は、一番早いのは猫・メシよこせ!で、しぶしぶ人間が起きて、一番最後まで寝てるのは犬・・・
休み開けると、一番人間、二番猫、ラストはやはり犬になるのでありました・・・
でもって、昨日「逃げるは恥だが役に立つ」の原作を一気読みしました。
逃げるは恥だが役に立つ
TVドラマがヒットしてましたが、私はそっちは全然見ていません。
よく、ネットの広告バナーで出ていたので題名とかは知ってましたが。
で、1巻から9巻まで全部読んだ最初の印象は・・・
「川原泉に似てるなぁ~」でした。
似てるところは、とにかくセリフが多い、理屈っぽい、本音がバリバリっていうあたりかな?
絵面もちょっと似ている・・・
一言でいうと「塗り絵顔」って感じ。
絵的だけな面でみると、「巧い」って感じじゃなくて、どちらかというと表情とかワンパターンでのっぺりしてるというかキャラクターの描きわけなんかもかなり弱い。
でも、いいんですよ(笑)
マンガって特に日本の漫画って、絵がうまいだけじゃないから。
総合芸術的っていうか、この方々の場合は話の展開が上手いというか独自性が高いからそれでいいんですよ、はまる人にははまる!!って感じ。
川原泉が、主人公年代が高校生っていうのに対し、こちらの「逃げるは・・・」は20歳代の女性なので、そのあたりがTVドラマとしてもジャストの年代だったんだろうねぇ。
しかし、この路線が受ける世の中になったんだねぇ、しみじみ・・・と思ったりしてね。
川原泉は「哲学」って言われますが、こちらの「逃げ恥」は主人公が心理学で院まで出たっていうだけあって心理学的なモノが多い、けど「小ネタ」的でうざくはないです。
主人公は昔付き合ってた彼に、そういった心理学ネタを身近な体験と絡めて披露しているうちに「小賢しい」って言われて振られてトラウマになってるんだけどね。
で、院を出た後も就職先がなくて派遣やってたんだけど、それも派遣切りにあい失業・・・
したところに「家事代行」を親経由で紹介されて行った先の、30歳代独身男性宅でだんだん親しくなり・・・
でも、その親しさがいわゆる恋愛系のときめきっていうよりも、もっと「信頼」的な家族っていうか親友っていうか、そういうあたりから始まっていくところがいいねぇ、と思いました。
少年漫画でも少女漫画でも、いろんな各種の事情により、同年代男女同士が一つ屋根の下で暮らす事になってしまって・・・とかってラブコメの定番ですが、結構恋愛ネタバリバリで、私的には最初から「あー、もういいや」って感じのパターンの設定なんですが、この「逃げ恥」の場合はそれがなんつうか「理詰め」っていうのがいいよね。
家事代行から契約結婚、仮面夫婦となって・・・っていうの。
ラブコメ要素はあるんだけど、それだけではなくて「家事労働の対価・金銭化」とか、男性陣からすると「やってもらって当たり前」の世界に「対価」をしっかり描写しているところも今時に受け入れられたんだと思います。
まー、その後やっぱり二人の距離は近づいたりちょっと離れたり(大体片方の一方的な思い込み誤解によるんだがね)で男女的にも親しくなっていくんですが、まーこのあたりは「おまけ」的な印象でどうでもよい私(爆)
で、結局専業主婦に行くか?と思わせつつも、やはり「自分のやりたいこと」「自分にできること」を外で見つけるところも今時だよね~。
あと、経済面について現在の日本の状況「安いものを買って使い捨て」が結局自分たちに跳ね返ってくるところを考えてる主人公とかは良かったですね。
すいません、私Amazonでつい買い物しちゃってマス^_^;;
あ、あと途中で虫歯で治療をする場面があって、これがまさしく今の私とドンピシャ被ってました!!
神経抜いて薬詰めて治療した後にフタをする・・・んだけど、その蓋が保険が効くのが銀歯、効かないやつだと13万(だったか?)っていうの、いやぁ先日私が説明受けたそのまんま!!だよ(爆)
私は即答で「セラミックの自己負担で」って答えたけど、主人公は悩みに悩んで、結局身近な親族に借金・・・
いやぁ、恵まれてるんだね自分!!って思ったよ~。