УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

発掘が語る地域交流

2024-03-03 17:57:55 | 土偶・縄文・考古学


ガンダムもあるだよー

今日から新しい戦隊モノ、ブンブンジャーが放映開始です。

なんかコスチュームがジャージ素材で、あの仮面だとどっちか言うと、悪の戦闘員に近いような印象だが視界悪そうで、スーツアクターさんは大変そうだのう。
私はスーパー戦隊真面目に見始めたのは遅くて、リュウソウジャーからなんだがなんか今回のはそのリュウソウジャーテイストに近いような。
キャラの性格や役割も色によりイメージ的に決まってて、って感じで。
でも、巻き込まれ方式の女性メンバーからの視点で物語が進むのはドンブラザーズみたいだし、車がキャラ化してるのはキラメイジャー的だし、いやそれよりゼンカイジャーか、あれ??
シリアス路線よりコメディ路線な印象でございます、今んとこ。

で、今日は県立美術館でやってる、発掘が語る地域交流、なる展示を見てきました。


これは毎年、静岡・山梨・長野・そして新潟の埋蔵文化財センター的な施設が共同で行ってる展示で、年に一回各県を巡りやってます。
この面子みるとわかるけど、みんなビミョーにどこ地域に属するかビミョーな立ち位置にいる県連合、って感じなんです^_^;;
しかし、この四県、実はフォッサマグナに連なってるんですねー、フォッサマグナ連合だ!
で、長野といえば黒曜石でここ産の黒曜石が全国に散らばったわけだが、今回の主役は黒曜石というよりも翡翠!でしたな。
翡翠、といえば新潟の糸魚川がメッカですが、


いやいや、ほんとこんな感じにあるわけ??
ヤラセじゃないか、これは??と、思うんだが、まあいつか実際に見に行ってみたいね、翡翠海岸。
会場にもでかい翡翠原石ありました。
で、各県が自県代表的な物を出してて、新潟はもちろんその翡翠とそして火炎型土器、長野は巨大な黒曜石、山梨は中期縄文土器、で、静岡は・・旧石器時代の穴開けられた石^_^;;;地味〜、まあしゃあないか。
山梨から土器の名品や土偶たくさんきてましたよ〜
写真撮ってもいいけど、個人使用に限るって事なんでブログにあげていいかビミョーなんで出せませんが・・
縄文は八ヶ岳王国の山梨長野、火焔型土器の新潟には全然及びませんが、弥生以降になると静岡の出番も増えてくるのでありました。


縄文ZINEあった〜
で、結構立派なパンフを無料でいただきました。
会場には小学生が結構きてましたが、学校の行事できたのではなく、そこそこ興味のある子供グループみたいでみんな静かに熱心にメモしながら見てました。
そのメモ帳が野帳だったよ!

ワシもこれ使ってます(笑)

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古代の稲作と実験考古学と芹沢銈介美術館

2024-03-02 15:08:15 | 土偶・縄文・考古学
うわー、もう3月だよー!
2月最終週は何故か忙しくて毎日毎日残業続きで、休みの本日は半日寝てました・・
しかし、さすがにそれは人間としてどうなんか??と、思い登呂遺跡に行きました。
ただ今の企画展は古代稲作と実験考古学。
稲作といえば弥生時代から始まり、弥生時代の遺跡といえば登呂遺跡!
・・と、言いたい静岡人ではあるが、最近は旗色悪いか?
って感じで、稲作道具ならたくさんある登呂遺跡だが、今回は岐阜県からの借用品が多かったです。
稲作に使う用具、完成品の一部みたいな鍬とか鋤とかはあるが、どうやら岐阜のはその『作りかけ』みたいな遺物が多いみたいで。


こちらはミカン割り材
ミカン割り?これをジューサーみたいに使ってたの??
と、思ったら別にミカンを絞る道具ではなく、木を切って材木にする過程でミカンを半分に割ったような状態にみえるから、らしい。


これなんか、材質こそ木材だがまんま鍬!だよね!
上記のミカン割からこういうふうに切り出し、別の棒をはめ込んで鍬にするわけで。


こういう鋤とかを

再現して作ってみたのがこれら!
実際に触れるが、持つだけなら結構軽い。
で、こういう道具で実際に田んぼで稲作ったりしてみるのが『実験考古学』らしい。
確かに登呂遺跡には今でも水田があり稲作ってますが、小学校とかの体験学習とか田んぼアートとか、田植え稲刈りイベントのためか、とか思ってましたが、一部では昔昔の当時の稲に近い種類のを育てて、当時の復元した道具を使ってやってみる、っていうのもやってるそうです。
全国の弥生遺跡を残した博物館的な場所では結構やってるとこが多いそうです。
で、育てるだけでなく、それを調理するのも当時の土器を複製したもので当時の調理法と推測される方法で行う。


お米を煮る時の土器、足付きのが多いがその台座部分は大体みんな6cmくらいなんだそうです。

確かに、器というか鍋部分は色々だが足はみんな同じくらいの高さだ!
これ、実際に焚き火に土器入れて調理するとこの高さが一番全体に効率的に熱が加わり、かつ上の縁部分は火を落とした後に冷めやすいそうなんですねー!
サーモシステムで温度測って調べたそうで。
弥生人は経験的にそれを知ってたんだろうねー!




登呂遺跡は石を使った生活用具的なのもあるが、石アプリで調べたら大体砂岩か玄武岩。
今の安倍川の石とそんなに変わらないねー、つうかよくあんなのを人力だけで加工できるもんだわ!


で、案内板が日本語、英語、韓国語で、普通だと日本語・英語・中国語で韓国語はあるかないか?って感じで中国語ないのに韓国語なんて珍しーなあ、と思ったら近々韓国の遺跡とのコラボイベントがあり、韓国の関係者が来日するそうなんでそのつながりなんだろう。
遺跡と考古学系博物館の調査研究や活用についてのシンポジウムらしい。
行けたら行ってみよう。


お隣の芹沢銈介美術館にも行きました。
彼の収集品コレクションで、ミニ民博状態で楽しい楽しい。
彼は学術的観点より芸術家観点でのコレクションなんで基本自分が気に入った物を買ってくるのだ。
で、土産物というよりそこで誰かが作って誰かが使ってた民藝要素の多い物がたくさんで。
アジアアフリカヨーロッパ、世界中のコレクションなんだが、なんかみんな根っこが同じというかなんか共通点がある、というか。
芹沢銈介の審美眼を通した物だから、っていうのと、民藝っていう地域性というのを超越した『人が大切に使う道具』って共通性があるんだろうなー、と思ったりとかね。













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