18号台風とMLB

18号台風は我が家を避けて通ってくれた：

6日の午前中は台風の為に某商社との約束を延期せざるを得ない事態で、家に閉じこもってMLBのアメリカン・リーグ優勝決定戦への出場が決まる試合を見ていた。結果的には青木宣親がいるKansas CityのRoyalsがLA Angelsを圧倒して勝ち上がった。この試合はKCRの本拠地で開催され、4万人を超える地元のご贔屓を熱狂させていた。アメリカでの地元の「贔屓の引き倒し」では済まないような応援の凄さは、実際に一度でもその場で経験してみないと解らないなと思って最後まで見ていた。

私にはRoyalsが羨ましいと思ったほどの地元の熱狂振りだった。そこで「待てよ」と思ったことがあった。それは、元々何の競技であれ、当方は地元のティームを応援するのではなく、何処まで行っても技術的な面から試合を見ているという醒めたファンなので、Kansasのファンには熱狂できる地元のティームがあって羨ましいなということなのだ。

即ち、プロ野球で最も好ましくないと思って嫌っているのが、今シーズンでリーグ三連覇という地元の読売の巨人であるし、Jリーグではさして評価していないFC東京なのだから、とても応援などする気になれないという不運（不幸？）な立場にあるのだ。

ところで試合の内容だが、解説のMLBの経験者でもある小宮山悟が「アメリカンリーグで最高のシーズン中の勝率だったLA Angelsがこれほど簡単に三連敗するとは」と言っていたが、その辺りに「アメリカ生まれの野球がmomentumの競技である」という点が良く現れていた。Royalsは次ぎにBaltimore OriolesとWorld Seriesの出場を賭けて戦う由だが、青木が折角そこまで行けたのだからもう一踏ん張りしてWシリーズを制覇させてやりたいなと思っている。

最後に触れては余談のようになるかも知れないが、先頃何処かで「自分は何時でも災害や天災を避けられる強運を持っていると信じて何もしない人がいるが、それは誤りだ」との批判的なコメントを読んだ気がする。実は、私は戦時中の空襲から今に至るまで「自分にはそういう何かの強運がある」と確信しているので、今回も18号台風がここまで襲ってくることはないと高を括って家に閉じ籠もっていた。結果としては僅かな雨の水滴が南向きのサッシのガラスに付着しただけに終わった。

何故新宿に多くの外国人が定着するのか

新宿が特例だと思っている訳ではない：

私はもう何年も毎月の新宿区の人口と外国人の変動を採り上げてきた。だからと言って、その人口の10％を外国人が占めている新宿区を特別だと主張したことは一度もない。池袋でも中華街を設けたいと言い出したほど多くの中国人が住んでいると聞いているし、関東地区にもブラジル人が多数を占める街があるとも承知している。大阪に行けば昔から鶴橋のような韓国人街がある。

私が言いたいことは、ここ新宿に見られるような低次元（と言いたいのだが）の国際化がこれほどに進んだことが、我が国で大袈裟ならば、新宿区と東京都にとって果たして歓迎すべきことなのかという疑問を提示しているのだ。私は何らかの法的規制を設けることが可能とは思えないが、現状のままに放置すれば「我が国のような良い国」に移り住もうとする外国人、就中、北東アジアの2ヶ国やインド周辺のイスラム教国から入ってくる者たちが増え続けるだろうと思って見ている。

我が国が悪い国だと長年書き続けた新聞もあるが、私は世界中に我が国ほど優れて良い国はないと信じている。即ち、インフラが美しく整備され、衣食住が整っており、治安が世界最高に維持され、世界に例が少ない性善説を信奉し、謝罪の文化を歴史的にも維持して「謝れば綺麗に水に流す広い心を持つ人たちの国」であれば、ほとんどの条件が我が国の正反対（最近は「真逆」等という奇妙な言葉が流行っているが）である諸国から、老いも若きも我が国を目指して流入してくるのは自然な流れかと思っている。

悪い言い方をすれば、我が国を食い物にする連中が多いのではないのか。これでは被害妄想の如くに聞こえるかも知れない。だが、それほど我が国が良い国であることは、一度でも良いから必ずしも我が国の対極にあるような国ではなく、西欧の諸国を旅してみれば自ずと見えてくるものだと言いたいのだ。そうであるからこそ、ここ百人町・大久保界隈に見られるように、中国や韓国の若者が何の警戒心も示さずに我が物顔で闊歩出来ているのではないか。

我が国では未だに国際化であるとか、国際親善だの友好だのと言った美しく且つ理想の世界を目指すかのような、空疎とでも形容したいお念仏を唱えている方々がおられる。私はそれが悪いとは言わない。だが、「全ての硬貨には裏面がある」のであり、その極端な例にここ百人町に一時はあれほど栄えたKoreatownがあったではないか。我が国を目指してきた国際的スリ団があったという極端な事例もあったではないか。

私はこの負の意味での国際化（私の造語だが、KoreanizationやAsianizationも含めて）を阻止する方法も知らないし、それを公の場で否定してかかる立場にもない。故に、このような状況がこれ以上進行することが我が国にとって歓迎するべきことか否かを、この場で問うているのだ。恐らく新宿区長が管轄する事項ではあるまいと思う。それ以前に、国政を担う方々が新宿とそれ以外の市や町で進行する国際化の現状をとくとご覧になって頂きたいと願っている。