新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月20日 その2 巣鴨の変貌

2016-04-20 07:51:11 | コラム
巣鴨の17号線沿いにAPA HOTELが:

18日に家内の退院を機に1週間遅れで、桜も散ってしまった後の巣鴨の染井霊園に亡母の墓参りに行った。染井まではJR巣鴨駅から10分以上は歩くが、既に主治医の許可を得ていた。幸いに好天に恵まれて17号線沿いに歩いて行くと、確かとバスの営業所があった場所の大きな建物が建築中になっていた。何事かと掲示板を見れば「14階建てのAPA HOTEL」だった。

そのまま巨大な戸田記念講堂のところで右折するとAPAの偉容が良く見えたのだった。以前の都バスの営業所がどういう形になっていたかの記憶は定かではないが、そのAPAの裏側になる場所にこぢんまりと縮小し移転?していた。記憶にある限りでは巣鴨信金があった以外はビジネスとは縁遠い場所にホテルが出来るとは、巣鴨も変わったものだと思わずにはいられなかった。と言うのは、そこには17号線を挟んでかの地蔵通りがあるのだから。

因みに、APAはここから見える歌舞伎町にも新築したし、職安通りと明治通りが交差する辺りにも大分以前から開業している。如何に大都市のホテル不足が取り沙汰されていても、あのような調子で連続的に新規に開業しても経営上に問題を生じないのかと、他人の疝気を気に病んでいる次第だ。

折角ここまで来たのだからと、墓参りを済ませた後で少しだけ地蔵通りを歩いてみたが、そこには「これまで何故なかったのか」と思っていた回転寿司店も出ていた。確か昨年末に亡父の墓参に一人で来た時にはそんなものがなかったと思わずにはいられなかった、地蔵通りの小さな変化だった。それも兎も角、家内が思い切って手術を受けたお陰でそこまで歩けるようになっていたのは誠に結構なことで、両親も草葉の陰で喜んでくれているだろうと陳腐なことを思いつつ、巣鴨駅から高田馬場駅に向かった。

何故高田馬場駅かと言えば、未だ階段の昇降を禁じられている家内の為には、エレベータもエスカレータもない新大久保駅は使えないのだから。しかも、高田馬場駅前から1時間に1本だけの我が家の前で止まるバスがあるのだ。シルバーパス保持者としては利用しない手はないのだ。

熊本大地震が与える政治的影響

2016-04-20 07:01:37 | コラム
会期末解散・同日選挙は事実上不可能に:

これは「頂門の一針」3993号で杉浦正章氏が事実上の不可能さを政治的に解説された指摘された記事の題名である。仰せの通りだと思って拝読した。私には高度な政治的要因などを語る知識も資格も何もないが、あの大地震で熊本県や大分県の一部が被った災害から見れば、あの被災地では参議院選挙ですら物理的に不可能になってしまったのではないかと思っていた。即ち、市役所の建物が半壊のような状態になれば選挙人名簿などは取り出しようがないだろうし、選管委員会など動きようもないのではと思わせる。

それだけではない、学校のような公共の建物が避難所になっているようでは、投票所の設営もままならないだろうと見ていた。そこにその日の衣食住の心配をされている避難民の前で選挙演説などしている場合かなどと、マスコミに批判されかねないだろう。片山虎之助の「良いタイミング」発言は余りにも軽率だが、悪い意味では何となく当たってしまったような気さえもする。

私は今回の大災害が安倍政権下で起きたことは、3.11の時の菅直人政権の何物にも例えようもない不手際を思う時、我が国にとっては本当に良かったと思っている。杉浦氏が指摘されたように国内外で安倍政権に与えられた緊急の課題が多過ぎるが、この場を慌てず騒がず、野党とマスコミの雑音に惑わされることなく、じっくりと取り組んで後世に悔いを残さぬように善処されることを心から期待している。